新居浜市内のカメラのキタムラのお若い店員さんに誘われて、隣町の花火大会に行ってみました。
翠波高原に向かう道路の途中の撮影スポット、たくさんのカメラマンや見物客がおりました。ご家族連れと一緒に楽しく撮りました。有名な花火のようです。
当初ソニーフルサイズカメラα7Ⅱで撮る予定でしたが、リモコンの調子が悪く、サブで持っていったキャノン80Dで撮る羽目になりました。やはり予備機は必要でございます。80Dは使い慣れていますので暗いところでもばっちり操作できます。
使用した三脚は GITZO GT3532 雲台はハスキー #1504 3Dヘッド
オギサク(荻窪のサクラヤ)でゲットしたものです。私の機材の主な供給元です。
イタリア製と日本製の組み合わせ。カメラ本体よりの高い三脚と雲台のセット、アホみたいですが夜景では必要な機材、ぶれを極力避けるためには、三脚と雲台にお金をかけるしかありません。三脚だけはプロ並み?
花火撮りに必要な機材(カメラ&レンズ以外)
がっちりした三脚、リモコン(有線)、NDフィルター、黒く塗ったうちわ
カメラの設定
ISO感度100暗くなると200
シャッタースピードはB(バルブ)
絞りは8または11(今回は周りが暗いので8で適正)
テンポよく撮るためにノイズリダクションは「切」
ホワイトバランス
西洋花火は4400K(ケルビン)筒形花火
日本花火は5500K 球型花火
最近は西洋花火系が半々と多いのでこの日は4400K
撮影法
ライブビューとします。キャノンはライブビューのピント合わせが速いのでらくちんです。
ニコンはライブビューで花火はまず撮れません、難しいです。ライブビューでのAFスピードが遅いからです。
最初の花火はピント合わせに使います。
AFで撮りピントを合わせ、その後MFにしてピント固定とします。
ズームを回すとピントもずれるので、その時は再度ピントを合わせます。
1発だけの花火ではさみしいので、2個または3個の花火を重ねます。カメラには多重露出の機能もありますが、いちいちセットするのは面倒だし融通がきかないので、うちわでシャッターの代わりをさせます。
すなわち花火が上がったら、リモコンON、花火が終わる、リモコンONのままうちわでレンズの前にうちわをかざし余分な光を遮断、2発目の花火が発射、うちわを外す、2発目の花火が終わる、リモコンOFF。
これで2発分の花火が同時に写しこまれゴージャスになります。
たくさん入れすぎると白飛びするので、慣れないうちは3個までがいいでしょう。
ナイヤガラや明るい花火はNDフィルターをつけ光量を減らします。
そうすることで露出オーバーを防げますし、光の放物線を長く写しこむことができます。
今回は、そこまでする必要はなく絞りを8から11にするだけでOKでした。
ポイントは、リモコンでどのくらいの長さシャッターを開いているのか、うちわをかざすタイミングです。こればかりは、経験で会得するしかありません。
このほか、露光間ズーム回しなど色々テクニックはありますがまたの機会に。
花火は最初の位置取りですべてが決します、後ろから風が吹くと理想的、煙が花火の向こう側に逃げてゆくからです。自分の方に煙が来ると煙越しの花火となり汚くなります。
(追加)
写真家・工藤智道(EOS学園講師)の設定は次のとおりです。
CANON iMAGE GATEWAY からの引用です。
絞りの設定が私とは少し違います、都会の明るい場所の花火を撮影するケースだと思われます。田舎は真っ暗闇なので…お好みでしょうか…
〈モードダイヤル〉はB:長時間露光(バルブ)モード
〈絞り〉はF11~F22(絞りで写真の明るさを調整)
〈ISO感度〉は低感度のISO100
〈ホワイトバランス〉はオートホワイトバランス(AWB)
〈ピクチャースタイル〉は「スタンダード」もしくは「風景」
持ち物
① カメラボディ
② レンズ(標準ズームレンズ、望遠ズームレンズ)
③ 三脚(がっちりと安定感があるものをチョイス)
④ リモートスイッチ(バルブ撮影の必需品)
⑤ ペンライト(必ず持参しましょう)
⑥ うちわ(花火撮影のマストアイテムです!)
⑦ 敷物(明るい色のレジャーシートがおすすめ)
⑧ 飲み物(夏場は水分補給をお忘れなく)
花火のピント合わせは、AF(オートフォーカス)で行います。一度上がった花火に対してピントを合わせます。花火撮影では、長時間露光で何発もの花火を重ねて撮ります。露光中に誤ってAFが作動し、ピント位置が動くのは避けたいところ。最初に合わせたピント位置が変わらないようにするには、レンズのフォーカスモードスイッチを「MF」に切り替えます。いわゆる「置きピン」で撮ります。
応用テクニック 「ピント位置をずらさないカスタマイズ設定」
(いわゆる「親指AF」と言われるのものです。私もそのようにしています。)
シャッターボタンやリモートスイッチを半押ししても、一度合わせたピントが動かないようにするには、ピント合わせをEOSの任意のボタン(「AF-ON」ボタンなど)で行うように操作ボタンをカスタマイズします。シャッターボタンやリモートスイッチではAFが作動しなくなるので、快適な撮影ができます。
うちわ使い方(私とほぼ同じ)
① B(バルブ)でシャッターを開ける前にレンズの前にうちわをかざし、シャッターを開けます。
② 花火が打ち上がり、開く直前でうちわをレンズの前からはずし、花火が開ききるまで露光します。
① ② の動作を繰り返し、いくつかの花火を写し込んだらうちわをかざすか、シャッターを閉じます。
撮影ポジションは「風上」が鉄則(これも私と同じ)
撮影する場所は、花火が見える場所であればどこでもいいように思えますが、ひとつだけ注意すべきことがあります。花火は打ち上がると煙が出るため、場所や風向きによっては、花火が煙で見えなくなってしまうのです。できるだけ風上側に撮影場所を確保しましょう。
夜空に花火を重ねて描くように撮ろう(これも私と同じ)
花火の写真は、1コマにいくつかの花火を重ねて写すと、美しい作品に仕上がります。ただし、あまり欲張りすぎて花火が重なりすぎてしまうと、その部分が露出オーバーで真っ白になってしまいます。花火の開く場所をよく観察し、バランスよく配置する意識で撮影しましょう。
このほか露光間ピントずらしについて書かれていました。花火をソフトクリームみたいに撮る方法です、きれいに撮るにはけっこう難しいです。花火が開いたらピントを無限大から近くに、あるいは逆に近くから無限大にずらします、それぞれテイストが違います。
花火に関しては、写真教室「EOS学園」で、写真を学ぶ必要はないようです(笑)。
カメラ:CANON EOS 80D
レンズ:CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM & CANON EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM
翠波高原に向かう道路の途中の撮影スポット、たくさんのカメラマンや見物客がおりました。ご家族連れと一緒に楽しく撮りました。有名な花火のようです。
当初ソニーフルサイズカメラα7Ⅱで撮る予定でしたが、リモコンの調子が悪く、サブで持っていったキャノン80Dで撮る羽目になりました。やはり予備機は必要でございます。80Dは使い慣れていますので暗いところでもばっちり操作できます。
使用した三脚は GITZO GT3532 雲台はハスキー #1504 3Dヘッド
オギサク(荻窪のサクラヤ)でゲットしたものです。私の機材の主な供給元です。
イタリア製と日本製の組み合わせ。カメラ本体よりの高い三脚と雲台のセット、アホみたいですが夜景では必要な機材、ぶれを極力避けるためには、三脚と雲台にお金をかけるしかありません。三脚だけはプロ並み?
花火撮りに必要な機材(カメラ&レンズ以外)
がっちりした三脚、リモコン(有線)、NDフィルター、黒く塗ったうちわ
カメラの設定
ISO感度100暗くなると200
シャッタースピードはB(バルブ)
絞りは8または11(今回は周りが暗いので8で適正)
テンポよく撮るためにノイズリダクションは「切」
ホワイトバランス
西洋花火は4400K(ケルビン)筒形花火
日本花火は5500K 球型花火
最近は西洋花火系が半々と多いのでこの日は4400K
撮影法
ライブビューとします。キャノンはライブビューのピント合わせが速いのでらくちんです。
ニコンはライブビューで花火はまず撮れません、難しいです。ライブビューでのAFスピードが遅いからです。
最初の花火はピント合わせに使います。
AFで撮りピントを合わせ、その後MFにしてピント固定とします。
ズームを回すとピントもずれるので、その時は再度ピントを合わせます。
1発だけの花火ではさみしいので、2個または3個の花火を重ねます。カメラには多重露出の機能もありますが、いちいちセットするのは面倒だし融通がきかないので、うちわでシャッターの代わりをさせます。
すなわち花火が上がったら、リモコンON、花火が終わる、リモコンONのままうちわでレンズの前にうちわをかざし余分な光を遮断、2発目の花火が発射、うちわを外す、2発目の花火が終わる、リモコンOFF。
これで2発分の花火が同時に写しこまれゴージャスになります。
たくさん入れすぎると白飛びするので、慣れないうちは3個までがいいでしょう。
ナイヤガラや明るい花火はNDフィルターをつけ光量を減らします。
そうすることで露出オーバーを防げますし、光の放物線を長く写しこむことができます。
今回は、そこまでする必要はなく絞りを8から11にするだけでOKでした。
ポイントは、リモコンでどのくらいの長さシャッターを開いているのか、うちわをかざすタイミングです。こればかりは、経験で会得するしかありません。
このほか、露光間ズーム回しなど色々テクニックはありますがまたの機会に。
花火は最初の位置取りですべてが決します、後ろから風が吹くと理想的、煙が花火の向こう側に逃げてゆくからです。自分の方に煙が来ると煙越しの花火となり汚くなります。
(追加)
写真家・工藤智道(EOS学園講師)の設定は次のとおりです。
CANON iMAGE GATEWAY からの引用です。
絞りの設定が私とは少し違います、都会の明るい場所の花火を撮影するケースだと思われます。田舎は真っ暗闇なので…お好みでしょうか…
〈モードダイヤル〉はB:長時間露光(バルブ)モード
〈絞り〉はF11~F22(絞りで写真の明るさを調整)
〈ISO感度〉は低感度のISO100
〈ホワイトバランス〉はオートホワイトバランス(AWB)
〈ピクチャースタイル〉は「スタンダード」もしくは「風景」
持ち物
① カメラボディ
② レンズ(標準ズームレンズ、望遠ズームレンズ)
③ 三脚(がっちりと安定感があるものをチョイス)
④ リモートスイッチ(バルブ撮影の必需品)
⑤ ペンライト(必ず持参しましょう)
⑥ うちわ(花火撮影のマストアイテムです!)
⑦ 敷物(明るい色のレジャーシートがおすすめ)
⑧ 飲み物(夏場は水分補給をお忘れなく)
花火のピント合わせは、AF(オートフォーカス)で行います。一度上がった花火に対してピントを合わせます。花火撮影では、長時間露光で何発もの花火を重ねて撮ります。露光中に誤ってAFが作動し、ピント位置が動くのは避けたいところ。最初に合わせたピント位置が変わらないようにするには、レンズのフォーカスモードスイッチを「MF」に切り替えます。いわゆる「置きピン」で撮ります。
応用テクニック 「ピント位置をずらさないカスタマイズ設定」
(いわゆる「親指AF」と言われるのものです。私もそのようにしています。)
シャッターボタンやリモートスイッチを半押ししても、一度合わせたピントが動かないようにするには、ピント合わせをEOSの任意のボタン(「AF-ON」ボタンなど)で行うように操作ボタンをカスタマイズします。シャッターボタンやリモートスイッチではAFが作動しなくなるので、快適な撮影ができます。
うちわ使い方(私とほぼ同じ)
① B(バルブ)でシャッターを開ける前にレンズの前にうちわをかざし、シャッターを開けます。
② 花火が打ち上がり、開く直前でうちわをレンズの前からはずし、花火が開ききるまで露光します。
① ② の動作を繰り返し、いくつかの花火を写し込んだらうちわをかざすか、シャッターを閉じます。
撮影ポジションは「風上」が鉄則(これも私と同じ)
撮影する場所は、花火が見える場所であればどこでもいいように思えますが、ひとつだけ注意すべきことがあります。花火は打ち上がると煙が出るため、場所や風向きによっては、花火が煙で見えなくなってしまうのです。できるだけ風上側に撮影場所を確保しましょう。
夜空に花火を重ねて描くように撮ろう(これも私と同じ)
花火の写真は、1コマにいくつかの花火を重ねて写すと、美しい作品に仕上がります。ただし、あまり欲張りすぎて花火が重なりすぎてしまうと、その部分が露出オーバーで真っ白になってしまいます。花火の開く場所をよく観察し、バランスよく配置する意識で撮影しましょう。
このほか露光間ピントずらしについて書かれていました。花火をソフトクリームみたいに撮る方法です、きれいに撮るにはけっこう難しいです。花火が開いたらピントを無限大から近くに、あるいは逆に近くから無限大にずらします、それぞれテイストが違います。
花火に関しては、写真教室「EOS学園」で、写真を学ぶ必要はないようです(笑)。
カメラ:CANON EOS 80D
レンズ:CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM & CANON EF-S55-250mm F4-5.6 IS STM