長田ラバー

長田は怖いところ


関西に最初来た時にそう教えられた。
長田の駅では降りてはいけない、とか色々。
みんなが口を揃えて、そしてなぜかヒソヒソ声で教えてくれた。
それらの言葉が同和問題からきていたなんて、あの頃は全然知らなかった。
ていうか宮崎を出たばっかりの俺はって言葉さえも知らんかった。

あれからずっと長田に行ってなかったけど、今回ついに足を踏み入れた！

だって、

長田は、

日本屈指の粉もん天国なんだー！！


長田の町に入った瞬間、一気に昭和にタイムスリップ。
うわー、こりゃすっごいアーケード。
トタン屋根だよ。
大きなアーケードから蜘蛛の巣みたいに細い路地がのび、すぐ迷子になりそうだ。
ワクワクする！

そしてさっきから鼻をくすぐっている、匂い。
そう、ソースの匂い。
ソースの匂いが通りを包んでいる。
お好み焼き屋さんの数が異常。


そんな無数にあるお店の中から、今回選んだのは、青森というお店。
なんのヘンテツもない、裏通りの小さなボロい店。
中に入るとオッサンオバサンがヘラでお好み焼きつつきながらビール飲んでる。平日の昼間。

青森っていったら実はすごく有名なお店。今や全国区のB級グルメ、そばめし発祥のお店なのだ。
もちろん、そばめしを注文。
焼きそばに冷やご飯ぶち込んだだけ。
美味い！なんだこのソース。甘みとコクが全然違う。さすがソース王国、長田。
お好み焼きも美味しかった。ソースがめちゃ美味しいからマヨネーズなんて必要なし。

そして何よりこの値段。
道頓堀の千房は全然美味しくないのに豚玉が１２００円くらいした記憶があるけど、ここは豚玉４２０円。他も全部そんな値段。
やっぱお好み焼きは下町の味。こういうとこで食べるのが一番美味しい。



あー、もっと早く長田来てればよかったな。
他にもいい店いっぱいあるんだろうな。


これで関西ともバイバイ。
今から岡山県。
ばあちゃんとこ行って、木曜に尾道だ！

桜吹雪が思い出のように

清水寺はすでに葉桜になっていた。
新緑のもみじが鮮やかに踊る。
９年ぶりの桜の京都。

２１だもんな。あのころ。
気合い入ってたよなぁ。この清水の舞台で欄干に座って作務衣で明珍火箸を打ち鳴らしていた茶髪だった俺。
ずっと旅してんだよなぁ。
思い出が桜吹雪と舞っている。

清水寺、ちょこっと改修工事をやっていた。
うわー、残念、と思ったけど、これがなかなか。
足場が全部丸太で組んである。
足場鳶やってたからつい目をみはった。
現在の足場はすべて鉄やアルミ、または板で組むんだけど、昔は丸太で組んでいた。
田舎に行くとたまに丸太足場を見かけるんだけど、固定を針金でやってるもんだから鉄で組むことしか知らない俺はこんなんで大丈夫なのか？って思ってしまう。
しかし、昔の人に言わせると、キチッと組んだ丸太足場はとても頑丈で安全なんだそうだ。
さすがは日本を代表する名刹、清水寺。
改修中でも楽しませてくれるんだもんな。


職人の技ってやっぱすごいよなぁって思いながら清水坂を歩いて帰っていたら、清水建設の工事現場があって、清水寺は清水建設かなんてちょっと嬉しがっていたら救急車とまってて横たわった職人が心臓マッサージされてた。

(´Д` )ヤバスギル

先日の祇園暴走事件もだけど、京都怖い。


円山公園は今夜も大にぎわい。
大学生のバカ騒ぎが山にこだまする。
夜空にそびえる枝垂れ桜はずいぶんと痩せこけていた。
９年前、この桜の前で歌っていたころはもっともっとふくよかで、完璧な美しさだったのにな。
しかしこの老衰していきながらも無数の花を咲かせる姿がなんとも胸をしめつけた。
あのころの俺には輝く若さがあったよな。老いゆく姿美しくありたい。



さて、思い出の桜にも出会えたし今年の桜はこれでよしとするか。
帰りは静まり返った祇園の裏通りを歩いた。

あー、この白川の橋で俺の身体ベタベタ触ってきた北新地のママ、元気にしてるかなー。

現在地表示マップ

あ、ちなみに神座です。
最初に食べたのは心斎橋だったなぁ。
ホストのキャッチの合間に食べに行ってたこの神座。
あのころはまだ小さいお店だったのに、今じゃ関西でも指折りの大店舗だ。

さっぱりしてるのもいいんだが、味濃い目ってのも無理言えばやってくれるからお勧めですよ。




ゆうべは尼崎の武庫之荘っていう住宅地に行ってました。
武庫之荘バルってイベントで田中孝治が歌うってもんで。

最近よく町の活性化を目的とした飲食店フリーパスイベントを見ますね。
３０００円くらいのパスチケットを購入して町の中の加盟店を巡るという企画。
ゆうべの武庫之荘バルってイベントもそうで、３０００円のチケットで加盟店８０店舗の中、５店舗で１フード１ドリンクを楽しめるってもの。
普段は静かな住宅地なんだろうけど、ゆうべはたくさんの人が町に溢れていました。

アコースティックギター片手に歌い手が加盟店を回っていくって余興もやっていて、田中孝治もその中の１人。１０店舗回るって言ってたけど、どうせ後半泥酔してるんだろな。



そんなこんなで駅前にあるLOVINEってオシャレな立ち飲み屋さんで田中孝治のライブを見ました。
相変わらずもがいてる感じ。でもだいぶ場慣れしてきてるなぁ。楽しんでもらおうという気持ちが感じられて、あー孝治も頑張ってんだなって思った。

「金丸さんも歌ってくださいよー！！あ、この人日本中歌い歩いてるすごい人なんスよ！！ほら～！！つまんね！！金丸さんつまんね！！オレの先輩そんなダサい人じゃあらへん！！」

酒癖の悪さはぜってーかわんねーな、こいつ。
LOVINEのマスター、バーテンのお兄さん、ありがとうございました。





さて、世界一周に向けてのホームページ作り。
頭の中でイメージはけっこうできつつある。

ページの目玉コンテンツである現在地表示マップなんだけど、練習で今回のラスト日本一周の足跡を載せてみた。

うーん・・・難しい。

難しいってのは操作じゃなく、いかに見る人にわかりやすく表示するかってとこ。
順番とか。

あと、今回の日本一周はほんとに限られたところしか周ってないから、なんか寂しい。
これまでの日本放浪の写真も載せまくってやろうかな。
日本地図をピンが埋めつくすくらいに。


もうちょいしたら宮崎に帰ります。
そしたらすぐにホームページをリニューアルしよう。
ブログもこれまでのgooブログから、アメブロに変わります。

いやー、アメブロのスマホアプリめちゃいいね。
投稿や管理がものすごく簡単。
これならブログの更新回数も増えそうだ。




あー、早く爛漫のチキン南蛮が食べたい・・・・・

おだまきの釜揚げうどんが食べたい。。。。

世界一周の準備 ホームページ

大阪の四ツ橋にやってきた。
俺がこんな都会のオフィス街に何の用があるのか。

「おー、帰ってきたねー。入って入って。」

訪れたのはデザイン会社の「デザインスープレックス」。
社長の木村さんと再会。

世界一周にあたって準備すべきことは山ほどあるんだけど、その中の一つにホームページのリニューアルがある。
現行のやつは五年前に自分でちゃちゃっと作ったんだけど、せっかく世界一周なんてことをやるんだから、どうせならもうちょっとカッコいいものにしたい。見てくれる方達に少しでも楽しんでもらいたいし。

コンサルタントやプロデュースの達人である木村さん。
パソコンのスペシャリストの北山さん。
このなんとも心強いお二人に相談に乗っていただきながら、より簡潔で、より面白く、なおかつ管理が楽なホームページの構想を練った。


そんな中で浮かび上がってきたもの。


まずトップページ。
ドンとGoogleマップを埋め込み、ピンでリアルタイムな足跡をつけていく。
こうすることで道順や進んだキロ数が把握できる。
さらにピンにリンクを貼り、その場所で撮った写真が出てくると面白い。
Googleマップなら拡大、縮小が自在なので、リアルな町の様子まで分かる。
これはいい。

コンテンツはあまりやたらめったら貼りまくらず、世界ブログ、過去の日本ブログ、プロフィール、映像、コンタクト、くらいにする。
ブログは今までのgooブログだと編集機能がショボいので、アプリがしっかりしているアメブロあたりにかえよう。
映像とはYouTubeの金丸文武チャンネル。
撮った動画をそこに放り込んでいけば、各国の動画が見られる。
コンタクトに関しては、メールや通話はシャットアウトするので、Facebookからにしてくれと案内する。


木村さんの核心を射抜くアドバイス、北山さんの神業パソコン操作でどんどん進んだ。
iPhoneで出来る範囲での環境構築。
デザインスープレックス、すごい会社だー！

まだまだこれから自分で細かいところを詰めて、簡単なやり方を探っていかなければいけない。
でも今回の打ち合わせはかなりの収穫になったな。
木村さん、北村さん、いいもの作ります！
ありがとうございました！



写真は打ち合わせ後に木村さんに連れてってもらった生野のお好み焼き屋さん「ひよこ」。
ママさん面白すぎ。てかお客さんたちも面白すぎ。
ずっと漫才やってるような会話。ソースが飛び散る！

「ほなママ、また金拾うたら来るわー。」

ラーメンブログ！和歌山！

日本各地に無数に点在するラーメン。
しかし本当に美味しいラーメンはなかなかないもの。
まるでトレジャーハンターのような気分でこの国に散らばる秘宝を探す旅。
男のロマン！
西に美味しいラーメンあれば食べに行き、東に美味しいラーメンあれば食べに行き、うんたらかんたら、
ソウイウモノニワタシハナリタイ


さて今回は和歌山。
和歌山ラーメンっていったら、まぁたいがい井出商店か丸高だよね。
和歌山城のアコースティックフェスティバルの出演者があまりにも退屈だからラーメンハンティングにでかけた。

やってきたのは京橋幸太郎。
初めて和歌山に来た時、飲み屋街で路上をやっていたらある割烹屋さんのご主人が呼んでくださり、試作品みたいなラーメンを食べさせてくれた。知らない町で豪快な大将が作ってくれた思い出のラーメン。
あれから数年、思い出のラーメンは和歌山市内に何店舗も店を構える有名店となっていた。

懐かしさを胸にやってきた京橋の幸太郎。偶然訪れたその京橋店に、なんと大将がいた。

「大将！うわー！お久しぶりです！」

「ん？えー……あー……」

「あの、昔お店の前でギター弾いて歌ってたものです！お久しぶりです！」

「ん、お、おう、まぁ座りよし！」

完全に忘れてやがる。
まあいいか。
大好きな豚骨しょうゆ。ネギとチャーシュー。あっさりとこってりがあって、こってり好きにはたまらない味でした。大将、またこっそり来ますね。お元気で。


さてさて、fool 8のステージを観に和歌山城に戻り、さんざん笑わせてもらった。
その次に出てきた和歌山のアイドル、シノさんのライブがすごかった。
あれなんて言うんやったっけ？
アイドルの曲で信じられんくらいの盛り上げ方をする親衛隊のこと。
もうすごい。体が引きちぎれるんじゃないかってくらいの動きで手拍子をしている。
面白かった。


イベントが終わり、アロチの飲み屋街へ。
そこにやってきたのは、あの！あの男！
久しぶりの再会！

ノブさん。
歩き日本一周の旅人。
土臭い歌唄い。

二人で居酒屋へ。
名古屋を数年前に出発したノブさん。
関西を回り中国地方をくだり、山口県の上関町に入ってからは、原発の建設予定地で反対活動に燃えていた。
そこまでは知っていたんだけど、あれからどうなったのかな？って思ってたら、なんとノブさん、和歌山の女性との間に子供ができて結婚。
日本一周終了。
うおーい！まだ日本の１０分の１も回ってねえやん！って最初は思ったけど、日本を全部回る！っていう命題じゃなく、何かを見つけるための旅だったのならば、これ以上のゴールはないよな。
ノブさん、旅に乾杯！

その後、歌い手である松っちゃんと合流し、シメのラーメンを食べに。
連れて行ってくれたのは和歌山の地元の人が行く正統派のお店。
ここ！
ぶらくり丁にある「味」！

あっさりしたシンプルなスープ！美味い！


さんざん音楽の話で盛り上がり、店を出て、みんなと別れた。

静まり返った町。
ぶらくり丁はシャッターストリート。
潰れた映画館。
川沿いの夜桜は知らんぷり。
生活は慌ただしすぎるから。
こんばんは、お月さん。

「おーい！金ヤン！まだ飲んでたんや！」

向こうから歩いてきたのはfool 8のagoさん。
だいぶ飲んでるなー。

いい夜でした。