金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

生まれたときからどんぶりめし

2012-02-24 16:24:53 | Weblog


半田屋の看板大好き。
この子かわいいよね。
今頃どんな大人になっているんだろう。




さて、苫小牧からフェリーに乗り込む。
あれやね、最近のフェリーには銭湯がついちょりやる。自衛隊の人たちに混じって湯船につかった。

八戸港に到着してバスで八戸インターまでやってきた。
ここから高速ヒッチ。目的地は仙台の近くの石巻。
ヒッチ始めようとしたらまた吹雪。もうヤメテクレ!
道路の脇でギターの裏にガムテープを貼る。
あー、どんどん雪が積もっていくよー。
早く早く!
うおっしゃー!完成!親指を立てる!
止まれー!止まってくれー!
頭に雪が積もっていく!
あー!
………あっ!止まった!

「仙台までだよー。」


(´Д` )あなた神ですか?


というわけで一撃で仙台までゲット。
ドコモの電波塔を建てる仕事をしているという神様に乗せてもらい、楽しいドライブ。

「これ見てみな。わぁの宝物だ。」

と言って見せてくれたのはケータイのメールボックス。
なんだ?これの何が宝物?
開いてみた。

「連絡くれ!こっちは無事」
「連絡してくれ!」
「津波が来てる!名取が流されてる!逃げろ」
「たのむから反応してくれ」

そこには10分おきくらいで連続でそんなメールが入っていた。日付は3月11日。
東京で暮らす息子からのメールだった。
当時ケータイは電波のパンクで送受信できない状態だったし、さらに停電で充電ができなかったためこのメールを見たのは数日後だったらしい。
おじさんだけではなく、こういった状況になった家族はたくさんいた。
家族の絆がなによりも強くなっただろうな。


というわけであっという間に石巻到着。
といっても結構歩いて、結構疲れた。
迎えに来てくれたヒデ君と晩ご飯をたべる。
話は盛り上がり、なぜか差別の話題に。

文武
「あのさ、あんまり大きい声じゃ言えないけど、あの……ってあるの?」

ヒデ君
「え?なにそれ?」

文武
「え!……役所にいるのに差別知らないの?」

ヒデ君
「あー、それは知ってるよ。カッコいいよね。」

差別がカッコいい?
こいつ一体何を言ってるんだ?

文武
「石巻ではどうなの?」

ヒデ君
「うーん、あんまり知っでる人さいないんでないが?俺もそんなによぐ知らねぇし。」

話がどうも噛み合わないなと思っていたら、どうやら差別がブラックサバスに聞こえていたようだ。

ヒデ君
「いや、ビックリしだよぉー。役所なのにブラックサバス知らねぇのがとか言われても困るがら。」

ヒデ君、最高だよあんた。



そしてゆうべ二週間ぶりに車に戻ってきた。
雄勝の町は二週間前に比べるとずいぶん片付いていた。
しかしやっぱりきつい。
二週間離れただけなのに、戻ってくるとこの惨状が新鮮に胸をえぐる。



次は福島。
一体どんな状況なんだろう。
そして人々の心境は。

下りの旅始まりだ。

ライブがんがんやるぞー!
次は3月9日の火曜。
前橋きしん!
出演……小林進、新太郎、TOMIO、金丸文武
オープン……19:00
スタート……20:00
チケット……1000円(ワンドリ付き)

遊びに来て下さいー!