金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

九州入り

2008-11-03 20:07:38 | Weblog
久しぶりの九州。今回の出発は5月だったので半年ぶりか。
関門海峡トンネルが工事で通行止めになってて焦りました。


門司に入り、知り合いのミュージシャンと再会。僕のお父さんくらいの歳のダディ津田さん。彼も全国のライブハウスを回っているツアーミュージシャン。群馬のライブハウスで出会い、その数年後大阪のライブバーで偶然再会。そして今回だ。

ダディさんの音楽仲間が近くでライブをしているようなので遊びに行くことに。
門司は港町。昔からの古めかしい市場のアーケードが迷路みたいに町中に入り組んでいる。その奥にある小さなカフェへ。

そこでお会いしたのは美和けんじさんというフォークシンガー。10人くらいしか入れない小さなカフェで生音のライブ。

これがめちゃめちゃよかった。
かすかな息遣いまで聞こえるような静寂の中に素朴なギターの音。
コンビになる前のチャゲと飛鳥がそれぞれ博多を中心にライブをやっていたころ、よくライブハウスで彼らと一緒にやっていたという美和さん。
正統派フォークで、ラグタイムブルースやカントリー調の曲をシンプルに奏でる。もう‥‥‥カッコよすぎ。

ライブの後、ダディさんの家に行き色んな音楽の話を聞き、それから車で美和さんにギターを教えてもらった。関西フォーク特有のハネるスリーフィンガー、ベースランニング‥‥‥

「本当はこんなの教えんとぞ。飯の種やかいな。」

そう言う美和さん。このスリーフィンガーをマスターしたらもっと曲層に幅が出る。なんていいものを教えてもらったんだろう。

美和さんが帰っていった後、何も考えられなくなるくらいスリーフィンガーの練習に没頭していたら、いつの間にか朝になっていた。

きっとまた何かが変わる。
出会いは必ず何かをもたらしてくれる。

そして九州の空気はやはり肌が合う。

ジャーラスタファーライ

2008-11-03 17:26:01 | Weblog
山口県岩国市のライブハウス、
「ロックカントリー」
で行われましたアコースティックライブ、
「Join-A.side」
に出演しました土曜日。とても楽しい夜でした。

前日に岩国の路上で歌っていたのですが、その時話しかけてきた笑顔のステキなお兄さん。○○教会という宗教というかなんというか、日本古来の神道の教えを布教している団体に以前救ってもらったことがあるらしく、相談は無料で本当に真摯にお話して下さるんですよ!!と語ってくれた。
とてもいい笑顔だった。

そして土曜日のライブにもそんな笑顔の方がいたんです。

1番手
「智弘」さん
ミスチルが好きなんだろうなぁという感じの優しい歌でした。仕事帰りでスーツで歌われていたので、どうせなら「雨のち晴れ」とか聴きたかったな。

2番手
「虫毛羅ブラザーズ」さん
「どうでもいいや。全員死ねっていう曲やります。」
っていうわりにはかなり真面目に熱い歌でした。

3番手
「ドミノ」
岩国のジョニミッチェル。チョーさん。とはいっても男なんだけどね。普段はオープンコードと独特な歌声でオリエンタルな雰囲気で包んでくれる曲なんだが、今回はポップに仕上げていてとても親しみやすい内容だった。カッコイイ。

4番手
「JUN」さん
レゲエ、サーフ、そんな雰囲気。完成度が高くとても聴きやすかった。

5番手
「スキャティ」さん
若干22歳のラスタマン。頭は椰子の木みたいなドレッド。
「今ここにあることを神に感謝します。ジャーラスタファーライ、スキャティリハーサル始めます。」
そんな感じでリハーサルを始める筋がね入りのラスタマン。
お客さんは僕のを聴きに来てくれた方達と、スキャティさんを聴きに来たアジアンな恰好のラスタカラーの若者たち。
ライブではひたすらジャーに感謝、周りの人々に感謝、自然に感謝、ていった感じ。
「ジャ!!ラスタファ~ライ!!」
って何回言ってたかな?こんなにディープなレゲエのライブを観たのは初めてだった。晴れやかな笑顔が前日に見たお兄さんのそれにそっくりだった。

6番手
「金丸文武」
ジャマイカンな雰囲気から一気に般若心経で日本へ。


こんな感じでとても濃い個性の混じり合う夜でした。
主催のあいらさん、スタッフのみなさん、来ていただいたお客さん、本当にありがとうございました!!