金丸文武の日本放浪ブログ

放浪の詩うたい 金丸文武の日本放浪での出来事

夜、雨の駐車場

2010-02-12 12:26:24 | Weblog
淡々と過ぎ去る日常。
変化するのは天候くらい。
おとといも雨が降っていた。

仕事を終えて帰る途中、あまりにも土砂降りだったのでズン子を迎えに行ってあげる。

『マルショク(スーパー)の駐車場にいるから。』

夜の宮崎市内。ネオンがフロントガラスの雨垂れに弾ける。
アーケードでは和太鼓のイベント。
いつものようにマルショクの屋上駐車場へ。

店内入口にズン子の姿を見つけた。

小走りに助手席に乗り込むズン子。

さて帰るかとギアを‥‥‥



コンコン



誰かが窓を叩いた。

ん?





坂井さん‥‥‥?



あれ?



目の錯覚かな?



警備員さんかな。





あれ?





三重の坂井さん?




あれ?




土砂降り雨の中、どのネオンよりも輝く坂井さんの笑顔。




「‥‥‥何やってるんですか?」

「ん?ちょっと晩御飯の食材を買いに。エヘヘ♪」



頭がフリーズする。



フリーズしたままズン子の部屋へ。

「すき焼きしましょう♪」

バッグから出てきたのは最高級松阪牛。

「これもどうぞ。」

野菜。

「これも要るでしょ♪」

餅。

「これが一番重かったんです。」

鍋。


なぜ鍋?


最高に美味しいすき焼きを食べ、それからBARへ。
大塚愛のさくらんぼや小泉今日子の学園天国を熱唱する坂井さん。

店内大合唱。
盛り上がりまくり。


そしてズン子の部屋で三人で寝て、次の朝、仕事に出かける途中で坂井さんを宮崎駅に送っていく。

「それじゃ♪」


駅の中に走っていく坂井さんの後ろ姿。

俺は仕事へ。



あれ?





坂井さん‥‥‥?



まだ頭がフリーズしている。