電話

「もしもし　　＃＋＠＊～X－＃＆～？」

　　　　（日本語なのにききとれない！？）

　　　　「電波が悪いようですが、、どちらさまでしょうか？」

「あのぅ～　　＃％＆’＝～X＊＋～・・。」

　　　　　わ、わからない！？

「鹿屋の＆％＄～　いげなぐて・・・ごめんなさい」

　　　　　「すずちゃん！ですか？」

「そうそう！」


　

鹿屋滞在中の私御用達のコインランドリーで出会ったご婦人、すずちゃん。

あの日はお天気悪くて、ランドリーは空きがない。
止まっていても主はおらず、困っていたところ・・・
主がいなければ添え付けのバスケットに出してもよいルールになっているけれど、他人の洗濯物だしなかなか出来ない。

「あ～・・・」

一人の御婦人がひとつの乾燥機をカラにして下さった。

「ここ使いな、ほら。」

ここに慣れている感じ。

これがご縁で、ホテルのショップで珈琲をごちそうになりハンカチをプレゼントしていただいた。

御礼をするとしたら私なのに。

ショップの方ともお知り合いのよう。

オーナーが珈琲を入れながら「あなたいい人に出会ったわね」と言われた。

どなただろう、この御婦人は・・・。


ここに滞在している事情を話し、翌日のコンサートのちらしをお渡しした。
「んじゃぁ・・・いぐからねぇ」


コンサートの前日に交通事故にあってしまい体は無事だけれど車がだめになってしまったらしい。
で、今日やっと電話をしてみようと思ってくれたそうです。

「コンサートにいがれなくてぇ、ごめんなさい」

わざわざありがとう。
どうやら鹿屋でまた、素敵な方に出会えたようです。
次回の鹿屋行きがとても楽しみです。