毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

お気に入りの場所

2024年04月22日 10時27分08秒 | 観光

姿を消したと思ったら必ず舞い戻ってくる。カエルもサボテンも、なんか両者とも愛らしい。

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花見の受け渡し

2024年04月15日 01時25分00秒 | 観光


人間の花見が終わったら、今度は鯉のお花見。

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お花見サイクリング

2024年04月14日 09時52分35秒 | 観光

近所に桜の名所があるおかげで今年はたっぷりお花見を楽しむことができました。ラクーアで買ったお惣菜で昼酒を楽しみます。桜が言い訳になるので昼酒に罪悪感なし。

 

そんな楽しいお花見時期も過ぎ、川には花筏。でも、もうちょっと桜を楽しみたい。そんなわけで桜を求めて自転車にまたがったのでありました。調子良く荒川を北上していたところ、なんとパンク。

 

パンク修理中、外したヘルメットにお客さんが。何年か前、北岳から間ノ岳に向かっている途中ずっとてんとう虫がシャツにへばりついてたことがあって、どうやらてんとう虫に好かれる癖があるようです。

 

桜の咲く頃、このあたりの人たちはパトカーの収穫で忙しいそうです。

 
吉見手前の菜の花ロード(勝手にそう呼んでる)。両方の菜の花を観客と見立てて気分はツール・ド・フランス。「Allez! Allez!」と空耳も。
 
そして吉見さくら堤公園へ。ここはまだ散りはじめ。
 
桜吹雪の舞う中を自転車を走らせます。最高の気分!
 
吉見の桜を堪能して家に帰ります。シャワーを浴び、洗濯をして、食事をとって、地元の桜へお別れの挨拶。楽しませてくれてありがとう。また来年!
 
 
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鶏ハム

2024年03月12日 20時35分15秒 | 食べ物

歳を重ねても、いえ、歳を重ねたが故にタンパク質の摂取に関して意識的にならないといけません。とはいえ、脂が多いものは体にとってあまり好ましくない。ということで重宝するのが鶏の胸肉。タンパク質豊富で脂肪分が少ない。

ところがふつうに蒸したり茹でたりすると、ちょっとパサパサで食べにくかったりするのです。ここが難点。で、最近知って重宝している料理法がブライン液に一晩漬けるという方法。

200mlの水に、塩10g、砂糖10g溶かしてそこに胸肉を一晩漬けます。翌日、鍋に水を張り、そこに漬けておいた胸肉を入れて煮ます。沸騰したら火をとめて、そのまま放置。冷めたら適当な厚さに切れば、立派な鶏ハムのできあがり。

これがしっとりしていて、全然パサつかずおいしい。毎日でも食べられるくらい。ワサビ醤油でも食べるラー油をかけてもだいたい美味しいです。ぜひ、一度お試しください。

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キヤノンギャラリー50周年企画展 奇想 民俗博物館「まつりと」森羅万象に宿る神々

2024年01月25日 12時06分05秒 | 観光

キャノンが全国の伝統的な祭事をサポートしていることを初めて知りました。「まつりと」というプロジェクトです。

まつりと、とは。「全国各地の伝統行事等や民俗芸能はコロナ禍で開催が困難になり大きな打撃を受けました。キヤノンマーケティングジャパンは文化庁からの委託を受けて、映像制作や写真撮影、オンラインによる情報発信、現地での運営サポートなどで伝統行事等をサポートします。本ウェブサイト「まつりと」では「日本の祭りを探検する」をテーマに、祭りや伝統行事等の魅力を多角的に発信していきます」ということです。

ウェブサイトはこちら。 https://matsurito.jp/about/index.html

今回、秋田の人形道祖神プロジェクトからのメールで「まつりと」を知り、それで伺ったわけです。

こちらは5年前に秋田で見た鹿島様。初めて見たときは思わず声を上げてしまいました。秋田の各地に祭られ、大きいものは4mを超えます。

JR品川駅港南口からペデストリアンデッキを経て品川のキヤノンギャラリーへ。すごい都会です。

実はわたくし、学生時代、日本民俗学研究会というサークルに属しておりまして、フィールドワークを行ったり、祭りを見学に行ったりしていました。今でも民俗学の本を読んだり、祭りを見に行くことが大好きなのです。

こちらは先程の鹿島様の家庭版、地域の穢れを担って川に流されたり、燃やされたりします。

ほかにも、大変興味深い展示がてんこ盛り。さらにYouTubeの「まつりとチャンネル」で各地の祭りを撮影した動画がアップされているので、貴重な映像に触れることができます。キヤノンえらいです。

サイトはこちら。 https://www.youtube.com/@user-mn1zf1rc5r

キヤノンギャラリーで3/4まで。日曜・祝日がお休みなので要注意です。

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高山不動

2023年05月10日 15時11分29秒 | 観光

掃除に明け暮れ、ほとんどインドアで過ごしたGW(おかげでようやく人類が暮らせる最低限の部屋になりました)。唯一出かけたのが野生のつつじを愛でに出かけた高山不動。どうやらシャニダール遺跡のネアンデルタール人なみの感性が身についたようです、このホモサピエンスにも。

西吾野駅で降りてハイキングコースを登って行けば、左右に広がるつつじたち。オレ ハナ スキ。

立派なお不動さんにお参りします。祈りは古代から続く人類のなりわいであります。

つつじのトンネルをくぐって、関八州見晴台へ。そこでお昼ご飯を作って食べます。

調理油は便利な検尿スピッツに入れて持参します。大丈夫です、まだ2回しか使っていませんから(うそです)。

肉野菜炒めを食べながら赤ワインをたしなんだりします。われわれが狩猟採集民であった何百万年もの間、こうやって外で食べ、飲んでいたのでありました。たかだか1万年ちょっとの農耕生活がわれわれの身体を変えることはできないのでありました。だから、だいたい外で飲み食いするとおいしいし、楽しい。

予約していた帰りのラビューまで時間があったので、下山して長瀞の岩畳へ。なんだか人生ゲームの乗り物みあふれるボートを眺めながらビールを飲みます。川のほとりの飲食も最高でした。

 

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山田者にも春が来た②

2023年04月06日 20時51分13秒 | 観光
(前回までのあらすじ)
献金と小児虐待を迫る悪の宗教組織から逃れ、匿われて過ごしていた日々。そんな暗い日々を過ごしていた私の前に訪れた一人の女性。春の妖精のような彼女に誘われて恐る恐る外に出てみたら、そこは一面咲き誇る菜の花が。そうか、もう季節は春になったのだなと感慨ひとしおの私に予期せぬ出来事が………。
 
  そんなわけで武蔵水路。利根川と荒川を結び街の中を流れて行く途中、いくつかの川とぶつかります。そんなとき、互いの独立を保つため、このような形式で互いをやり過ごすことになります。その名もサイフォン。
 女将さん、古風と言って笑っておくんなさいな、今でもおいらはサイフォンじゃなくて伏越って呼んでるんですよ。ええ、懐かしい友人たちを忘れないようにね、などと吹雪舞う北の酒場の渡世人を気取りつつ、利根川に向かいます。要は川の立体交差です。
 
そうこうしている間に本日2軒めの山田うどん食堂へ。ここでチョイスしたのが野菜たっぷり味噌ラーメン。野菜シャキシャキで実に美味しいのでありました。いいぞ、山田!
 
 利根川到着。普段お町で暮らしてるとですね、こういう広い景色に出会うことは滅多にありません。この広さの中に身体を置くことが大事なんです、ぼくの場合。身体というのは時間と空間に縛られているので、その身体をいつどこに置くという選択が人生の選択そのものだったりします。山に登るのも、こういう景色の中に身を置くのも、アートに接するのもぼくには全部同じ身体性の問題なのでした。
 
 無事前橋到着。ここからは自転車の前輪・後輪はずして袋に入れて電車で帰ります。シーズン最初のサイクリング、堪能いたしました。楽しかった! 自転車、超楽しい! 感想が小学生みたいだけれど。
 
 寝たら平塚。グリーン券も念のため。
 今度はどこ行こうかな、今日は楽しかったな、などと一日を振り返りつつ帰ります。
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山田者にも春が来た①

2023年03月15日 12時02分01秒 | 観光

 その奇祭に参加したのはもうかれこれ10年も前。全国から選りすぐりの山田者が埼玉に集い、山田を寿ぐ、その名も山田うどん祭。

 山田うどんの存在は補給場所が乏しいサイクリングロード周辺において、荒川ローディーにとってまさに命綱。命の恩人。そんな山田うどんも進化を遂げ、もはやうどんにとどまらない全方位的なメニュー展開を繰り広げるようになり、店名も山田うどんから山田うどん食堂へと発展。山田者としてこれを寿がずにいられようか。否、断じて否。春めいた季節、自転車シーズンの幕開けにぴったりじゃありませんか、山田うどん。行くぞ、山田、この想い、受け止めて! 山田からすれば過剰な感情は迷惑でしかないかも。

 まあ、そんなわけで自転車で出かけるわけですが、ぼく一般道あんまり好きじゃないやい、というサイクリングロードお坊ちゃまのわたくし。甘やかされて育ちました。そんなお坊ちゃまは自転車を袋に詰めて有楽町線和光市駅へ。20km足らずの一般道すらイヤイヤ期。和光市駅で自転車を組み立てて、5分ほどで山田うどん食堂和光北インター店へ。

  おいしい朝食でおなかを満たすと、お店から数分で勝手知ったるわたしの荒川へ。荒川と出会わなかったら人生違ってました。自転車にも乗っていなかったし、体型も今とは全然違ったものになっていたと思います。荒川も山田も宝物(割と入手容易な宝物なので幸せの閾値結構低めで生きています)。さて、どんどん荒川をさかのぼり、やがて鴻巣あたりで分岐する武蔵水路へ。武蔵水路は父利根川、母荒川を両親に持つ、いわば水路界のサラブレッド、御曹司。この武蔵水路沿いが大変走りやすいので、かつては熊谷から一般道を通って利根川にいたっていたルートに代わり、すっかりこちらがおなじみさん。水路近くにはさきたま古墳群、古代蓮の里など見どころも多い中、本日はこちら、石田堤。

 映画「のぼうの城」などでおなじみ、水攻めするために作られた堤ですな。自然堤防を利用したりなど地形的にも興味深いものであります。途中そんな寄り道もしつつ、わたしと愛車は武蔵水路から利根川を目指すのでありました。

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大きな景色とぬぐいがたき愚かさ②

2022年11月08日 10時33分48秒 | 観光

前回までのあらすじ。

 悪の怪人から地球を守るヒーローたち。必死の努力で怪人から地球を守っていたが、バイトの時間がやってきて、全員がラクーアのステージで超人ショーに出演している間にまんまと地球が征服されてしまう。時給が前のバイトより200円高かったのがいけなかったか、それとも、日本が貧しくなっている状況がいけなかったか、今となっては誰もわからない。

 しかし、これはまだ、地球が征服される前の2022年のある朝のこと(あからさまに出だしから嘘を書いてしまった……)。ふて寝をしていたものの、8時くらいになったら雨もやみ、そろそろ出かけないとほんと拷問にかけられるかもしれない、しぶしぶベッドから出たものの、5時に出発しての100km超のコースはもう行く気がありません。なわけで、取手まで電車で行ってそこから自転車の旅。

 そもそも今回の旅路は、江戸川~利根運河~利根川、途中、道の駅 発酵の里こうざきでお昼ごはんを食べて、それから本日のお宿ルートイン香取までの100km超コース。それが雨のせいで大幅に短縮、取手~道の駅こうざき~ルートイン香取までおよそ60km。まあ、そんな日もあります。

 ネットで調べると右岸は一般道か未舗装ということで、利根川サイクリングロード左岸を走ります。しかし道の駅は右岸、なるべく近い橋を使おうと地図を見ると、国道468号線新利根川橋が道の駅こうざきに一番近い橋のようです。さあ新利根川橋い近づいてまいりました。「あれれぇ、おじさん」ここはコナンの声でどうぞ。「自転車で渡る橋にハイウェイラジオの看板があるよお」「大丈夫です」ここは一休さんの声でどうぞ。「端じゃなくて真ん中を渡ればいいんですよ」うるせえな、おれの頭の中のこまっしゃくれたガキども。空腹がわたしの思考を粗暴にします。そんなわけで、一番近い橋は渡れず、近所の飲食店を探すもののなぜか全部準備中。空腹に涙を流しながら一本先の橋を渡り、そこから引き返して道の駅へ。今回の愚か者ポイント1です。

 しかし、道の駅発酵の里こうざきで食べた豚肉の味噌麴定食は箸がとまらぬほどのおいしさ。帰ったらさっそくお昼のお弁当の参考にしようと思いました。

 自転車じゃなかったら買って帰りたいものがわんさか、と。サイクリングの途中道の駅って結構寄るのですが、荷物が持てないところが悲しいところです。

 お腹もふくれてニコニコと佐原に到着。伊能忠敬で知られる町ですが、その雰囲気もよく、この町目当ての観光に来ても楽しいのではないか、と。

 香取神宮一の鳥居。まるで川の向こうからの何かを待ち受けているかのような鳥居です。ホテルにチェックインすると、なんと宿泊料金が割引のほか、1000円のクーポン券がもらえました。宿泊の今日・明日限定、また千葉県での使用のみですが、明日まで自転車旅を続けるわたしの旅程に問題なし。まあ、愚か者ポイント1で済んでまずはめでたし、めでたしの1日目でありました。

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大きな景色とぬぐいがたき愚かさ①

2022年10月22日 12時27分27秒 | 観光

 お久しぶりです。これからは頻繁に更新するなどと言った舌の根も乾かぬうちに2か月も経ってしまいました。前回銚子に行った次の週、コロナ陽性となり療養。症状自体はそれほど重くなかったのですが、いろいろあって鬱が発症。食欲はなくなる、不眠になる、なかなか辛い日々でした。

 そんな症状も徐々におさまったものの、今度は転倒して肋骨にひびが入る始末。HK(踏んだり、蹴ったり)状態。しかも週末、三連休はいずれも台風や雨の悪天候。ようやく次の土日に雨が降らない予報を見たときに、ついとっさにホテルを予約してしまいました。一泊二日で霞ヶ浦を自転車で回ろう、と。そして土曜日はウキウキ朝5時起き。遮光カーテンをシャッと開けたら、信じられない、雨降ってる………。え、なにこれ? 弊社聞いておりませんが。

 とはいえ、ホテルは予約済。当日キャンセルなんかしたら死に至る拷問とかされるんでしょ、きっと。少なくとも爪は全部はがされること必至。ねえ、きみ知ってる? 爪を剥がす拷問の素敵なところ。それはね、爪は10枚だから10回我慢すればいいと思ってるでしょ? でもね、爪はまた生えるんだよ、永遠に痛みを与え続けることができるのだよ。素敵だと思わないかい?とか言われながら爪をはがされるんでしょ? ホテルさえ、ホテルさえ予約しなければこんな目に合わずに済んだのに。

 なわけでキャンセルもできず、かと言って雨の中自転車で行く気も起きず、世の中のいろんなことを呪いながらとりあえずふて寝します。ベッドの中で、ふと爪を見て、「爪は お前の爪はまだあるか」などと呟きます。爪まだあります。そうだ、爪のある内に起きてホテルに行かなくては。ぼくはぼくの爪を守るんだ。せっかくの週末、楽しむためではなく、ぼくは自分の爪を守るために自転車で旅に出るのでした。

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1泊2日自転車旅行 2日目

2022年08月15日 22時32分22秒 | 観光

 銚子から九十九里浜へ降りるとそこには素敵なサイクリングロードが待っていました。ここから九十九里浜を南へ下って行きます。

 最高じゃないすか? 自転車専用道路で東側が海。どこまでも続いていく(続いてほしい)サイクリングロード。

 なんでしょう、かつてのコカ・コーラCMのような風景。さわやかテイスティです。I feel cokeです。いつかはあのCMのようなおしゃれな生活が待っているのではないか、という淡い期待はすべて裏切られましたが、この歳になってひとりコカ・コーラ。

 ところがこの最高なサイクリングロードも20km程度で終了。本日の目的地上総一ノ宮までまだ何十キロもあります。やれやれ、と一般道を走っていると、外房特有の古式ゆかしき暴走族のみなさん。ぼんぼんぼぼぼんぼぼぼぼんぼぼん。などと走って行きます。さらに、ヤンキー御用達の黒いワンボックスが右側を抜きざまに「じゃま!」とわざわざ窓を開けて怒鳴る状況。もう、最高なサイクリングロードと最悪なヤンキー、それが外房。

 うんざりして上総一ノ宮まで行くのは諦め、成東から電車で帰ろうと。

 広い空、広い大地、本当に素敵な場所なのに、最悪なヤンキー。

 自転車のタイヤを外し、特急乗って輪行で帰ります。景色も状況も最高。

 おうちに帰って来て、ちゃんと塗った日焼け止めも全然無効だったと思い知らされました。ここには写真を載せませんが(気持ち悪いってきっと怒られちゃうから)、腕にびっしりと塩の結晶が浮かび上がっていたので、なんだか顕微鏡とか買ってきたくなりました。そんな一泊二日自転車旅、2日で200km自転車で走る元気なわたしを待ち受けていた落とし穴が!

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1泊2日自転車旅行 1日目

2022年08月14日 11時48分27秒 | 観光

  最後に自転車の記事をブログにあげたのがなんと4年前。その間も自転車には乗ってました。乗ってはいたんだけれど、ブログはおさぼり、そんなわけで久しぶりの自転車です。

 今回のコースは江戸川から利根運河を経て利根川へ、利根川サイクリングロードを辿って銚子までのおよそ150kmの行程。銚子着いたら何食べよう、やっぱりおいしい海鮮かな、何気ない食堂のお刺身とかがおいしいんだよなあ、などと前日ニッコニコで布団に入り、いざ出発。

 江戸川に着くや、すぐに後輪がパンク。もうこのあたりからこの行程に暗雲の兆しが漂い始めます。

  江戸川を北上して利根運河へ。素晴らしい景色=何もない風景。普段であればこの何もないことがストレス解消になるんです。自転車のいいところは、頭をからっぽに、都会とは違う広くて何もない景色の中を走って行けるところ。ところがこのことがぼくを苦しめます。

 利根川に入ります。この段階で銚子まであと93km。広くて何もない景色。コンビニはおろか自動販売機すらありません。

 この日の最高気温は37℃。日陰一つない炎天下を50km以上漕いで来て、持参の水分はゼロ。体内の水分もほぼ汗となって出てしまいます。SF小説「三体」に出てくる乱期の三体人のようです。本当に何もない。乾きと暑さで身体が発火するんじゃないかと。ボッ。

 今回は利根川の茨城側を走ってきたので最終地点で銚子大橋を渡ります。ふらっふらになりながらようやくゴール。ホテルに自転車と荷物を置いて近くのコンビニへ! 

 アルコールは水分補給にはならないなんて百も承知ですが、買わずにいられない、飲まずにいられない。そして、一口すすれば、今までの苦労がすべて喜びへと昇華されるのでありました。ところがここまで来て、身体は限界。前夜の思惑と違って海鮮食べに街に行くなど不可能でありました。コンビニでお弁当を買ってホテルでひとりのんびり食べました。海鮮は残念だったけれど、でも、走りきった充実感で幸せな一晩を過ごしました。つづく。

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ACAO OPEN RESIDENCE

2022年07月22日 20時37分58秒 | 観光
前回の投稿と同じになってしまうけれど、今回もホテルAKAOから。
7月9日、10日で開催されたACAO OPEN RESIDENCEに。
ホテルという非日常空間で繰り広げられるアートとの出会い。前もってどんな作品があるのか敢えて調べず行くことによって、事故的に作品と出会いたい、事故的に出会った新鮮な驚きを味わいたい、いわば、自分の知らず及ばないところからパンチください、みたいなマゾヒスティックな希望。日常を払拭させてくれるような出会いを期待して熱海に参りました。
 
これからはなるべく頻繁に更新したいと思います。
呆れずにどうぞよろしくお願いします。
 
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特別キュレーション展「Standing Ovation 四肢の向かう先」

2022年02月02日 23時13分26秒 | 観光

 閉館したニューアカオを舞台に開かれたARTイベント、特別キュレーション展「Standing Ovation 四肢の向かう先」。  ホテルに降り積もった幸せな記憶や過去、幻影、ストーリーの中、配布されたパンフレットが命じるまま、どこへ向かうともわからないエレベーターで上り下りしつつ、作品をめぐっていく。

 

 前々回のあいちトリエンナーレのキュレーターが民族学者の湊千尋さんであったり、前からわかっていたことだけれど、人類学や民俗学(民族学)がアートにとって非常に重要な意味を持つことが如実に実感されてきた。

 

 

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007 NO TIME TO DIE

2021年10月11日 23時25分01秒 | 映画
 
池袋グランドシネマサンシャインで「007 ノー・タイム・トウ・ダイ」を見てきました。なぜその映画館かというとディジタルでフル規格のIMAX上映が見られるのは、日本ではここと大阪の109シネマズ大阪エキスポシティの2館のみなので。
 今回の007新作を見て、アメリカはさまざまな問題を抱えながらも、文化においては先に進もうとしているのが如実に感じられました。1960年代から白人男性のある種こうあったらいいな的な理想像であった007(風光明媚な出張先で素敵な彼女ができて、仕事がうまくいって、最後洒落た捨て台詞で幕を閉じる)、前作『スペクター』で現役を引退した彼からその007という番号を引き継いだのは黒人女性。「ええ、単なる番号ですから」とクールに言う彼女。時代の変化を感じます。
 思えばアメリカ映画は時代の変化に伴って映画の中の価値観を変えてきたと思います。たとえばクリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』。あの映画で古き良きアメリカの象徴であったバカでかいアメ車を相続するのは中国系移民の男の子でした。ディズニー映画も女性の幸せが王子様と結婚することではないって方に舵を切ってきました。あるいは『トイ・ストーリー3』。アメリカのフロンティアスピリットを象徴するカウボーイと宇宙飛行士の人形を中心とするおもちゃを継承するのは黒人の女の子でした。カウボーイはまさにゴーウエスト、フロンティア精神の象徴であり、宇宙飛行士はケネディ大統領提唱のスペースフロンティアの象徴でありました。つまりアメリカの拡大のシンボル。
 しかし、無尽蔵の拡大はやがて環境その他に多大な負荷がかかることがわかります。そこで言われ始めたのがサスティナブルな成長。それまでの古き良き無尽蔵に成長するアメリカの価値観を担っていた白人男性に変わって、移民や黒人女性たちがそれらを軟着陸させる役割を担っている、007の新作にもそんな時代の変化を感じました。また、登場人物Qがゲイであったりする描写も、今までの白人男性がヘテロセクシュアルな世界の中でブイブイいわせてきた007シリーズとは一線を画しているのではないかと思いました。
 一線を画すと言えば、ネタバレになるので言えませんが最大の変化がこの映画にはあります。たとえば寅さんとかシリーズものの映画ってどこか安心していません? さざえさんとかちびまる子ちゃんとかクレヨンしんちゃんとかでも。え、嘘でしょ? と、最後は落涙でした。
 フクナガ監督のアクションシーン、とくにラスト近くでの階段でのアクションはすばらしかった。そこでライフルの銃腔みたいな建造物で振り返り、それまで使っていた自動小銃ではなく、拳銃で一発撃つところ、まるで初代から今作まで使われてきた振り返って銃を撃つオープニングシーンみたいで、ああ、これで007シリーズの円環が閉じたんだと落涙しました。
 前作『スペクター』の続きのような話なので(『シン・エヴァンゲリオン』が『序・破・Q』の続きのように)、『スペクター』未見の方はまずはそれを見てからの鑑賞がおすすめです(Amazon Primeにもあります)。
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