乱鳥の書きなぐり

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『古今和歌集』6 「巻第四 秋歌下」68〜81頁  「御屏風に竜田川に紅葉ながれたるかたをかりける」 角川文庫

2022年12月19日 | 和歌、短歌

『古今和歌集』6 「巻第四 秋歌下」68〜81頁   角川文庫

 

秋歌下には、竜田川にもみぢ葉が流れる歌が多い。

業平の有名な歌も選ばれている。  

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

        唐紅に 水くくるとは

の、あの歌である。

『古今和歌集 秋歌下』に、この業平の歌は、竜田川のほとりで詠んだのではなく、屏風を見て詠んだことが明確に記されている。

 

秋歌下から三首

 

  二条の后の春宮(とうぐう)のみやす所と申しける時に、御屏

  風に竜田川に紅葉ながれたるかたをかりける

  題にて読める

 

              そせい

もみぢばの ながれてとまる みなとには

        紅深き 波や立つらむ

 

             在原業平

ちはやぶる 神代もきかず 竜田川

        唐紅に 水くくるとは

 

 

                           

 

 

   たつた川のほとりにてよめる  坂上これより

もみぢばの ながれざりせば 竜田川

      水の秋をば たれかしらまし          

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第四 秋歌下」68〜81頁

 

 

 2022年 竜田川と もみぢば

 

 

 

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