乱鳥の書きなぐり

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2024年 興福寺 北円堂特別開扉 木造 無著・世親立像(むじゃく・せしんりゅうぞう)について   4月20日(土)~5月6日(月・祝)まで(会期中無休)

2024-04-27 | 美術・文様・展示物

2024年 興福寺 北円堂特別開扉 

木造 無著・世親立像(むじゃく・せしんりゅうぞう)について   

4月20日(土)~5月6日(月・祝)まで(会期中無休)

 2024年 興福寺 北円堂特別開扉に行く。

 今年は春のみで、秋はない。

 本尊弥勒如来坐像の修理のためだそうだ。

 

 北円堂では、

   木造弥勒如来坐像(みろくにょらいざぞう)

   木造無著・世親立像(むじゃく・せしんりゅうぞう)

   木心乾漆四天王立像(北円堂所在)(してんのうりゅうぞう)

を拝むことができる。

 

 青の中でもこの度私が一番注目したのは、

   木造 無著・世親立像(むじゃく・せしんりゅうぞう)

であった。

 

 無著と世親は正式には、無著菩薩と世親菩薩という。

 無著と世親はインドの僧で、兄弟だという。

 無著は兄、世親は弟とのことだ。

 いずれも運慶の策だったと伺っているが、自信はない。

 

 無著は大乗仏教だったかを熱心に信心して得を積んでいたとのこと。

 世親はそれほどでもなく、他の仏教を信心していたらしいが、兄の無著が弟の世親を大乗仏教だったかの世界に引き込んで、世親もその道に入ったと聞いたような気がする。

 

 実際に北円堂の無著と世親を観ていると、熱心に仏教を学びその道を進んだ兄の無著は、その徳が顔の表情に表れている。

 悟りを開き穏やかで、見ているとこち他の心までもがあらわれるような気がするのが不思議である。

 比べて弟の世親は鼻が高く鷲鼻で、表情が荒々しい。

 兄に比べると弟は仏教の修業が少ないことを仏師は表したかったのかもしれない。

 

 このようなことを教えられ実際に仏像を見ると、なんだかわかったような気がしてくるから不思議である。

 なんとまぁ!私は幸せな人だなぁとしみじみと思う、、、

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 令和6年 北円堂特別開扉

 令和6年 4月20日(土)~5月6日(月・祝)まで(会期中無休)   

 ※本年(2024年)の特別開扉は春のみの実施です。

 5月以降、0に入りますので、秋の公開は実施いたしません。

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