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日常

妙義神社

2012-05-27 13:26:18 | 生活
いろいろな御縁から群馬県の妙義神社の方とお知り合いになり、色々な場所を見学させていただきました。


頂いたパンフレットには創建537年とのこと。
聖徳太子などが活躍した飛鳥時代が崇峻天皇5年(592年)から和銅3年(710年)なので、その前の古墳時代!

妙義神社の空間は、清浄な気に満ち満ちているのを強く感じました。皮膚の細胞が呼吸しているような感触。
やはり自然や木の力はすごい。
そして、それを損なわないように保ち続け、自然と共生されている神職の方々の力もすごいと感じました。


本堂の参道から鳥居への階段、そして高崎市街へと吹き抜ける流れを感じました。自然現象としては風の動きしても感知できる「流れ」のようなもの。


円空の珍しい木彫りの彫刻や曼荼羅図も素晴らしかった。
(神社なのに密教の曼荼羅図があるのは、神道、仏教、密教、陰陽道、修験道・・・色々なものが習合しているからです。日本の神仏習合の原型に近い生のものを感じました)。

素敵なお庭も、神職の素敵なアーティストの素敵な芸術作品も見せて頂きました。



9年前の2003年の11月。紅葉が少し終わったころ。
自分が学生時代に妙義山を登った写真があって、その写真をお見せしたらとても喜んでいただけた。とてもうれしかった。
9年前もここですれ違っていたんだと思うと。

こうして物事は9年後に交差することがある。
こういうことは、現実的に色んな場面で起きているんだと思います。
今、熱心に愛情や情熱込めてやっていることは、すぐには反応としては現れないことの方が多い。むしろ、人間時間では10年や20年の時空を超えて訪れてくることの方が多いのかもしれない。
この精妙な森羅万象の世界は、僕ら人間に都合がいいようなせせこましい時空間の単位ではきっと動いていないだろうから。



当時も、参道を通りぬけた時にいい「気」に満ちていたのをすごく覚えていた。妙義山は岩場も道もとても面白かった。鮮烈な記憶としていまだに残っている。
そんな場所にこうして別の形で行けることがとてもうれしい。
神社の方々にもとても親切にしていただき、すごく感謝しています。ほんとうに有難うございます。


そのあと見た護国神社で偶然行われていた雅楽や舞いも、とてもすごいものだった。日本の奥深さを改めて確認。言葉にできない奥深さ。不立文字。


いろいろ知ること学ぶこと感じること、たくさんありますね。
日常のせせこましい仕事でもたくさんありますが、それ以上に世界は広大で深遠で。
無知の知を日々自覚しています。

狭く浅くでもなく、狭く深くでもなく、広く浅くでもなく。
色々なことを広く深く知りたい。日々そう思います。
まずは自分が住んでいる日本からはじめて、少しずつ世界や宇宙や森羅万象に広げていきたい。
(とか言いつつ、2週間後には仕事の発表で初のベルリンなのです。)



改めて、妙義神社のとっても親切でとっても素敵な神職の皆さま方、本当に有難うございました。また遊びに行きたいと思います。今度は登山も。



2003年の学生時代の写真を見てたらあまりにも懐かしくなってきました。
参考までに2003/11/16の表妙義の写真をお見せいたします。
自分が学生時代。懐かしい。もっと山にも登りたい!


表妙義