日常

心の栄養 星野裕也さんの写真展

2016-07-11 19:49:05 | 芸術
熊本の松村篤史さんからの御依頼で、文章を添えました。
故郷熊本にてシリーズ「アートを買おう、芸術家を応援しよう」を展開されます。


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体を維持するためには毎日食事が必要ですが、日々休みなく働いている心にも栄養が必要です。
心の栄養は美や芸術です。
わたしたちは、日々の暮らしを営む生活空間からも影響を受けます。
心と住まいの栄養として、美術作品を自宅に飾り、暮らしを美しく聖なる空間にしましょう。
体の栄養も大切にして、心の栄養も大切にしましょう。
自分の体と心に投資することは、食の生産者を支えることと同じで、美の生産者としての芸術家や芸術を応援し育むことにもつながっているのです。
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震災後であり写真展示の企画など、悩んだようです。
確かに、つらいときにはまず食事ができて、雨露がしのげて、安眠できて、安全にトイレに行ける場所など、ライフラインの確立が大事です。
ただ、その後、体にも頃にも疲労は蓄積します、
体の栄養としての食事と、心の栄養としての芸術がバランスよく必要だと思います。
どちらも、長い時間をかけてジワジワと効いてくるもの。
だからこそ、芸術や美しいもの、というのは環境に必要だと自分は思います。



シリーズ「アートを買おう、芸術家を応援しよう」の第1弾は星野裕也さんの写真展。
星野裕也さんの写真は職人さんの手、雰囲気・・・職人さんが長い時間をかけて育んできた人間そのものの存在感を表現されている方です。日本の職人さん、チベットの職人さん、ウイグル地区の職人さんなどを撮られています。
HPで写真を見ていると、被写体の深い精神性を写し取っているかのように、美しいです。

場所は手取神社参道にあるHair salon tetorigardenさんのギャラリースペース(熊本市上通町3-20 ヨシナガビル1&2階)。熊本上通り入口近く(熊本パルコやホテル日航近く)。
7/26火曜-7/31日曜(10-19時)までです。熊本の方々、是非お立ち寄りくださいませませ。

星野裕也さん

tetorigarden