■アンゲロプロス「霧の中の風景」
早稲田松竹でテオ・アンゲロプロス監督の<霧の中の風景>を見た。(1988年)
映画好きには有名な監督みたいだけど、それほど映画に詳しくない自分は、この監督の映画は初めて見た。
予備知識なく見たけど、かなり幻想的で美しい映画だった。
でも、同時にテーマは暗く重い気もした。
テーマが重いからこそ、幻想的な表現がちょうどいいのかもしれない。
いろんな衝撃的な場 . . . 本文を読む
■無縁社会
NHKスペシャルにて、「無縁社会~“無縁死” 3万2千人の衝撃~」(2010年1月31日放送)に続き、「消えた高齢者 “無縁社会”の闇」(2010年9月5日放送)というのもあったので、録画されたのを見た。
最初の放送も衝撃だった。
今回の放送も衝撃だった。
NHKで「キャンペーン 無縁社会」というのをやってるくらいで、多くの人にとっても衝撃的な内容だったんだろう。
■孤立と阻害 . . . 本文を読む
映画『インセプション』観ましたか?
すごく面白い!!
頭をすごく使うし、集中して見ないといかんけど、またDVDで観たくなる。
すごくいい映画。
これこそ、映像でしか表現できない世界観だと思う。
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原題:Inception
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
ストーリー:
「ダークナイト」のクリストファー・ノーラン監督が、オリジナル脚本で描くSFアクション大作 . . . 本文を読む
恵比寿の東京都写真美術館に行ってきた。
■写真
まずは写真から。
地下1階の「世界報道写真展2010」。
世界に散在する暴力的なもののすさまじさを見る。
集団の暴力、紛争、戦争・・・人類の巨大な影のようなものだ。
かたちのない「暴力的なもの」が、人を乗り物にして移動しているみたいに見えた。
「暴力的なもの」がかたちになると暴力とか殺人とかになる。
だから、「暴力的な」ヒトも、きっと元 . . . 本文を読む
■「ヤノマミ」=「人間」
「ヤノマミ 奥アマゾン 原初の森に生きる」というDVDを購入した。
この番組は、2009年4月にNHKスペシャルで放映されたもので、反響が大きくて劇場公開もされ、それをDVDにしたもの。
当時のNHKスペシャルで見た時、自分がめくれるほどの衝撃を受けた。
「ヤノマミ族」とは、アマゾン最深部に1万年以上も独自の文化・風習を守り続けている部族のこと。
広大なジャング . . . 本文を読む
映画「クロッシング」を観た。
ここ数年で一番衝撃を受けた映画かもしれない。
観終わったあと、しばし呆然とした。
この映画「クロッシング」は北朝鮮の脱北者の話。
政治的なことはあまり知識がなく分からない。
自分なりに少しずつ勉強してみないといけない。
でも、そういう政治的なプロパガンダやドキュメンタリーの告発映画というよりも、人間の深い孤独や、深い絶望、先行きが見えない未来や日々・・ . . . 本文を読む
最近は夜中まで病院にいたので、なかなか趣味の時間がとれなかった。
今日は久々に時間が取れたので、ふと思い「 Life Is Beautiful」(La vita è bella)を観てみることにした。
「Life Is Beautiful」は1997年のイタリア映画。当時見て、すごく感動した覚えがあった。
「すごく感動した」感覚だけは覚えてても、何にどう感動したのか、内容をスッキ . . . 本文を読む
日曜の23時はTBSの情熱大陸。
昔はダウンタウンのガキの使いと時間がずれていたので、二つ見れたけど、今は時間帯がかぶってしまっているので、泣く泣く涙をのんで選択。
結局、情熱大陸を録画している。
いろんなテレビがあるけど、「一人の人間」を追ったシンプルな番組って意外に少ない。
似た番組だと、NHKのプロフェッショナル、トップランナー、TBSの夢の扉とか。
そんなシンプルな番組の中でも、情 . . . 本文を読む
いまさらですが、「カールじいさんの空飛ぶ家」(原題は「Up」)を観た。
映画はそろそろ終わっちゃうんだけど、シネマート六本木っていう、六本木に住んでいたときでさえ知らなかった映画館があって、そこで上映されていた。
かなり空いていて、お客さんが10人くらいしかいなくて、普通に驚く。
ピカデリー新宿に行ったときは満員で入れなかったのにー。
シネマート六本木は、確かに場所柄がよくない。
朝行ったら . . . 本文を読む
■映画「おとうと」
山田洋次監督の「おとうと」を見てきた。
本当は、「カールじいさんの空飛ぶ家」の前売り券を買っていたので、それを見ようと新宿ピカデリーに行ったら、祝日だからか恐るべき人の洪水。しかも満席で見れず。
それで、空いていて観たかった「おとうと」を観てきたのです。
「アバター」なんかも、どんなもんか、少し人が少なくなってきたら観てみたいー。
ということで、山田洋次監督の「おと . . . 本文を読む
当直中の時間あるときにブログを書く習慣がついてしまった。
昨日、雨上がり決死隊の「アメトーク」3時間SPを見た。
あの番組は、バラエティの中でダントツに面白い。数年前の黎明期から毎週欠かさず、録画して見ている。
まあ当然のように大笑いしながら見たわけですが、その中で「俺達のゴールデンプロレス」という、プロレスのコーナーもあった。
わしは、実は大のプロレス好きなのです。
プロレスに多くの . . . 本文を読む
早稲田松竹で、ビクトル・エリセ監督の『ミツバチのささやき』と『エル・スール』が2本立てでやっていたので観てきた。
10年に1本程度しか作らない監督みたい。
その分、重厚で確かに素晴らしい映画だった。
wikipediaで見てみたら、
『1964年、兵役についたのち、溝口健二の『山椒大夫』を見て大きな感銘を受け、除隊後は映画一筋に生きる道を決意する。』
ってあって、驚いた。ミゾグチに影響を受けて . . . 本文を読む
マイケルの映画「This is it」を観てきた。
最高!最高!いやー最高!
感動!感動!
マイケルが憑依してきたー。
神降臨!
これが結論。
あとは蛇足デス。
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我が母親は昔からマイケルの大ファンで、実家に帰るときは飛行場から実家までの車の中でマイケルがかかっていたりする(ただ、ここ1年はサラ・ブライトマンにはまっていた。超蛇足)。
ということで、わしはマイケルはかな . . . 本文を読む
「ヴィヨンの妻」 の映画を見た。まだ原作は読んでいない。
大学生協で、買って読んでみようかと思っている。
原作は、新潮文庫で380円という安さである。
ちなみに、青空文庫のおかげでネット上で無料でも読める(→「ヴィヨンの妻」太宰治)。
この小説は、太宰が自殺する2年前に書かれた短編らしい。
破滅的へと向かう自分を客観視しつつ、そんな自分を受け入れて肯定しようとしている揺らぎが伝わってくる。
. . . 本文を読む
映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をDVDで久しぶりに見た。
(→予告編の動画はこんな感じです。)
大学生のときに映画館で見た記憶がある。
2000年度のカンヌ映画祭でパルムドールも受賞している。
当時見た時、最後の衝撃的なシーンに引きづられ「こんな辛い表現で終わらせる必要があるのだろうか。ハッピーエンドにはならなかったのか」と自分に都合よく解釈してしまい、映画全体が包む内容をよく把握できな . . . 本文を読む