ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

佇立。

2009-04-25 | Weblog
Booじーちゃ。の、徘徊が悪化しつつある。


最近は、夕方も7時を回ると。
「おやすみぃ!」と言い捨てて自室にひきこもってしまうようになった。
その後を追っかけていって、おかんさまが世話を焼く。
のは、いいのだが。


9時頃にもっぺん起きてきて、「TVを見せてくれんかね」とリビングへ入ってくるのはどうしたものか。
「みんな、もう寝るとこだがね」と言いくるめて、ベッドへ送還。


午前4時前。
ノックをしてリビングへ入っていくBooじーちゃ。
当然、誰も起きちゃいない。
自分ではTVのコンセントすら入れられないBooじーちゃ。は。
何をするわけでもなく、ぼーっとつったっているんだとか。

そして、起きてきたおかんさまにより、ベッドへと送還。


午前5時前。
えんえんと水の音がするので、起きてきたおかんさま。
着ていたパジャマをわざわざ別のパジャマに着替え。
ひたすら洗面台に向かい手を洗っているBooじーちゃ。
おかんさまの形相に恐れをなしたのか。ベッドへ自主退却。

なぜに徘徊スイッチが入ってしまうのか。
なぜに手を洗うのか。
全ては千古の謎である。

わかっていることはただひとつ。
寝不足になると、おかんさまの怒鳴り声のボリュームがハゲシク増大するということであったり。





ふるぱわーであたっく。されたかない人は。
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弁当。

2009-04-24 | Weblog
朝の食卓は戦場である。
Booじーちゃ。の世話を焼き。
合間に朝食を詰め込みつつ弁当を詰めていく。
朝食と弁当の中身がほぼ同じになってしまうのはしかたのないことだ。
極力、おひたしのような弁当にできないものを摂るようにはしているのだが。

あねうえどのの方が、ワタクシメよりも一本早い列車で出る。
そろそろワタクシメも準備をせねばとダイニングに行く。

あのー。
ワタクシメの弁当がないのはなぜでせうか。
きちんと包んでおいたのに。


おかんさまが言うには。
自分の弁当を用意していなかったあねうえどの。
すっかり忘れていたのに時間ギリギリになるまで気がつかなかったのだとか。
そして。さっさかと持って行ったのはワタクシメの弁当箱。
ヤなあねうえどのである。





うぉのれぇ……。
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宝くじ。

2009-04-23 | Weblog
ワタクシメはあまりクジ運がよろしくない方である。
ので、ロト系はやらない。
ジャンボをたまさか一枚二枚と買ってみるだけだ。


春のグリーンジャンボをあまり期待しないで換金してみたら。
200円だけ当たっていた。
ゲンを担いでもう一枚、その当たり金で買ってみることに。


二枚しかバラがない。


「どっちがいいですか」
店の人がばばぬきのようにほい、と差し出すので。

「あたりそうな方をください」
と言ってみた(笑)





当たったらいいやねー。
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花冷え。

2009-04-22 | Weblog
小雨が降っていた。
そのせいで、一時期3月中旬に戻ったような寒さが戻ってきた。
近所の桜も盛りを過ぎたがまだまだふんばっている。
陽当たりのいいところから綺麗な萌黄色の葉桜になっていくのも、またそれはそれでいいものであるが。

手が冷たいと毛皮に目がいくようになった。
通勤に使っているのが住宅街をつっきっていくコースなので、わんこたちのお散歩時間とぶつかることが多く、楽しいことこのうえない。

すれ違いに、黒ラブと白ラブがごあいさつをしていたり。

俵に耳尻尾体型なコーギーが一生懸命に御主人さまの後をおっかけて全力疾走していたり。
(でも、もちろんそんなに早くはない)

満面の笑顔の柴わんこがてってっとペースを保って歩いていたり。


見ているだけで、実に心が和むもんである。
ミニチュアダックスをだっこして歩いて行く男性を見ると、それは本当にわんこにとって散歩になっているのかとつっこみたくもなるが。




飼い主の上腕二頭筋は鍛えられてると思う人も思わない人も。
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気力。

2009-04-21 | Weblog
早朝に電話が鳴った。
おばが人工呼吸器をつけたという知らせだった。

おばと言い慣れているが、Booじーちゃ。のきょうだいなので、ワタクシメにとっては大叔母にあたる人である。
肺炎を起こして血圧が低下したという知らせから、覚悟はしていたものの。


なんともいたたまれないものである。


先週、Booじーちゃ。と、おとんさま、おかんさまの三人で、おかんさまの実家に帰っていた。
おかんさまがぎっくり腰を再発したり。
おとんさまが台所をとりしきったり。
なにやらいろいろあったようだが、その時に、おばの見舞いにも行ってきたそうな。
別のおば(これもワタクシメにとっては大叔母だ)と、おかんさまとBooじーちゃ。で。

重い空気を紛らわすためか。
病院でお茶をしたのだそう。

やたらと熱いお茶で、おかんさまとおばが手こずっているのを尻目に。
ぐぐいっと飲んでしまうBooじーちゃ。

おば「おまん、よう飲んだねぇ。あつなかったかね」
Booじーちゃ。「気力で飲んだ」

……。





飲むな。そんなもんで。
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