ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

忘却。

2011-02-12 | Weblog
ようやく見舞いに行って参りました。


すっかりワタクシメのことは忘れ去られておりましたBooじーちゃ。


「誰だかわかる?」と訊くと、こっくり頷くので。


「誰?名前言ってみ」と言うと。


あねうえどのの名前を呼びなさいますBooじーちゃ。


「違うよ」とたたみかけると。


今度はおかんさまの名前で呼びなさいます。


……いやいいけどね。そのくらい想定の範疇内。


とはいえ。


そろそろ時間だというので、「また明日来るからね」というおかんさまに。


Booじーちゃ。「おらも帰る」


おいおい。


どこへだよ。


おかんさまにもそう突っ込まれると、実家のある場所をお答えになりますBooじーちゃ。


おかんさま「Booじーちゃ。足の骨折ってるんだからね。痛いうちは帰れないんだよ」


なんとかなだめすかそうとするおかんさまの努力もどこへやら。


Booじーちゃ。「痛ない」


……まただよ、大正男の意地っぱり。


とはいえ。


言葉だけでなく、実際に膝を立ててみたところで。
Booじーちゃ。「痛い」
ぷっしゅんと威勢の良さは萎んでいったりする。





……しおしおのぱー(何)。
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コメント (2)
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