ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

男の意地?

2011-02-11 | Weblog
二日続けて元チビ団子に遭遇。


昨日はエアコンの室外機の下。
今日は、喫茶店の看板(中に蛍光灯が入ってる、厚みのあるやつ)の下。
看板がこけないように、ぐるりとプランターに囲まれているところへちんまりとお座り。
風が当たらないところをうまいこと選んでるなぁ、と。ちょっと感心。


さて、本日の様子はどうでしょうかBooじーちゃ。


一般病棟に移って、そろそろリハビリにも入ろうかという頃合い、なのはいいんだが。


Booじーちゃ。「痛ぁあああ~い」


こんなことを言うのは、珍しい。
痛みを訴えることの少ないBooじーちゃ。
認知症患者には、「尿便意を感じることができなくなり失禁してしまう」とか。
「痛みを感じることができず、動き回って状態を悪化させてしまう」といった、認知力の低下。
「語彙が少なくなり自分の状態について正しく伝達することができなくなる」という、意思疎通の困難さが見られることがある。
ご多分に漏れませぬBooじーちゃ。
それでも、ちゃんと「痛い」と訴えられたのなら。


おかんさま「先生に言わないといかんね。」


そして、回診の時間。
看護師さんたちを引き連れた、主治医のせんせーが。


「痛いところはありませんか?」


Booじーちゃ。「ありません!」(超即答キッパリ)


…………。
あんだけおかんさまには「痛い」と訴えておいて、それかいっ。
ひょっとして。


孫より若い看護師さんたちには「痛い」だなんて弱音は吐けないのか?





大正男の意地っ張り。認知症状と紙一重むしろ同一化。
人気ブログランキングへ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする