urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

FREENOTE/東京60WATTS/ストレンジヌードカルト/albatross

2005年06月17日 | live
2005.6.16 名古屋ell.FITS ALL

就活で封印していたライヴ参戦を再開。
東京60WATTSを見に、ellでのイベントに行ってきました。

丸の内まで原付で向かい、県立図書館で文献を漁った後そのまま大須へ。
歩道に原付を止めると、周りにやたらとその筋の、しかも年季の入った方々がたむろしています。こりゃ下はヴィジュアル系だな…と思って(この建物は一階にエレクトリックレディランド(大)、三階にell(小)と二つのハコがあるのです)ポスターを見に行くと…

machine

でした。HAKUEIとかって超懐かしいんですけど。
やたら黒い服装のお姉さま方を尻目に階段を昇り、懐かしいellへ。
今回は一人だったので開演まで暇でしたが、そう押すこともなく開演。
セットにキーボードがあったので、いきなりワッツかっ、と心配したのですが出て来たのは見知らぬアフロの人でした。
以下は出演順にレポート。

①albatross
この時点で客入りは約五十人。
キーボード含む5ピース。レゲエが濃いミクスチャー系。
結構かっこよかったし、盛り上げ上手だった(いい客だっただけか?)。アフロのキーボーディストというベタなキャラがいるのも好印象。
しかし最大の驚きは、ギタリストが近所のビデオ屋の店員だったこと。名古屋は狭い。

②東京60WATTS
客は増えて八十人ぐらい。やはりこのバンド目当ての人が多いのだと思う。
知らない方のために簡単に説明すると、ピアノ含む5ピースで、ファンクやジャズの要素、フォークや歌謡曲の要素を織り込んだ、実に個性的なロックを鳴らすバンドです。「外は寒いから」はカラオケの十八番なのだが、ライヴは初。
腰を振ったり変なステップを踏んだり、ステージ上の大川たけしは実に楽しそうで、つられてこちらも笑顔になってしまう、実に微笑ましいステージングだった。だが歌声には非常に引き込まれるし、演奏も鉄板。実力派ライヴバンド、という印象。いい。
MCも面白かった。「みんなこんなところにいていいの? 下でマシーンがやってるよ? 5500円で」(この日のチケ代は2500円)。その後も何度かマシーンをいじってた。パフォーマンスとMCで客をガッチリ掴み、最初はいまいち挙がらなかった、左掌と右人差し指での「6」マークも、ラストでは多くの人が掲げていました。勿論僕も、つづく「WATS」(つまりYMCA)までしっかりとやってきました。
圧巻だったのは「昇天」。僕は「外は寒いから」を筆頭に、このバンドのフォークロック的な側面を強く愛しているのですが、ライヴでの真価はこのバンドのジャズ的な側面にあると感じました。とにかくピアノとそれに絡みつく楽器陣の演奏がハンパなくかっこいい。ジャズの感動ってのはこういうものなんだろうな、と思います。笑い泣けてきました。それだけで充分ライヴのハイライトたり得ると感じましたが、さらにはそこに大川の唄。《僕の体液を君の顔にかけて見上げれば/ほらね真っ白な雪の夜だね》。こんなエロスとタナトスで混沌とした詞を早口で歌い上げる大川には、それまでとは一味違った凄みがありました。この一曲のためだけにでもライヴに行く価値があります。
さすがに季節柄「外は寒いから」は聴けませんでしたが、次は秋ごろにワンマンで見てみたいです。いいライヴでした。

セットリスト
①東京60WATTSのテーマ②サマータイムブルース③目白通りいつも通り④月夜にムーンウォーク⑤ダンサブル№9⑥昇天⑦東京60WATTSのテーマ

③ストレンジヌードカルト
3ピース。
いいメロを書くバンドだと聞いていたので期待していたのだが、あまり引っ掛かる曲がなかった(唯一「サヨナラとレイン」はまあまあかな)。歌詞に耳をすませてみても、ヌルい、と感じることが多く、後で路上出身と知ってさもありなんと思ってしまった。
真面目で誠実そうな人柄には好感が持てたが、華はないバンドだな…。あまりに馬鹿正直なギターロックバンドといったかんじ。あとセットにミディアム曲が多過ぎる。そのせいで早い「サヨナラとレイン」が良かったのかも。
ワッツが終わると客も一気にひいてしまい、多分四十人くらいだった。

④FREENOTE
4ピース。ギターとベース、ドラムに、ボーカルが曲によってキーボードとギター、ハンドマイクを使い分ける構成。
この女性ボーカリストが実にかわいい。キレイな顔立ちで、ちっさくて細くて白い。MCなんかもかわいらしかったなあ。曲終わりの「アリガト」とか。
以前視聴したことがあるのだが、音はひねくれたギターポップといった感じで、きれいなメロと、演奏面でもいろいろ面白いフックがあって、なかなか良かった。それにボーカルの少女声が乗る。
ライヴも良かったのでCD買おうと思った。しかし心配なのは変なファンがついてしまうのではないかということ。よし、心配だからおじさんがライヴに通ってあげよう。うん。
まあ戯言はさておいて、話題になるだけのことはあると思った。若いし、伸びそうなバンド。
客は引き続き四十人くらい。このバンドがアンコール一曲やって終了。

久しぶりのライヴで四つも見ると結構疲れた。
それぞれ個性的なバンドで、目当てのバンド以外も楽しめたいいイベントでした。

その後、高岳「ぎんの蔵」に寄って黒こしょうバターラーメンを食らう。
800円でしたが、やはりおいしいラーメンって素晴らしいと思いました。
さすが僕が名古屋で最も愛するラーメン屋です。

原付フルスロットルで帰宅。さすがに半袖だと肌寒いです。

2 コメント

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Unknown (ツキタ)
2005-06-17 04:29:39
突然だけどmusical batonが回ってきた。きみに渡します。よかったら書いて下さい。
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Unknown (Urt)
2005-06-18 00:21:37
おお。

受け取りました。

そのうち書きますわ。



君んとこみたいな音源の表示いいね。どうやんだろ。HTMLの知識がカケラもない俺。
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