urt's nest

ミステリとかロックとかお笑いとかサッカーのこと。

日本×ベナン つづき

2005年06月16日 | soccer
昨日は多少激昂し過ぎました。
今では反省している。

さて、冷静に多少補足しておきましょうか。

怒りはやや静まったとはいえ、やはり大熊監督の選手起用には疑問が残る。怪我あがりで満足にプレイできない選手を先発で使い、結局短い時間で交代させる、という「愚」を二回続けたのは用兵(陽平だけに)ミスであったと言う以外にないでしょう。氷川透も梶山使えって言ってたけど(この文章分かるのって「ミステリ好きのサッカー好き」という稀有な条件だな。自分の周りには結構多いけど)…。一回素晴らしいサイドチェンジがあったし、得意のミドルも完全に目を醒まされた迫力あるものだったけど、やはり梶山はまだ無理が大きかった。二週間前まで練習もできなかった選手にいきなりのスタメンは酷かと。
前回も絶対のエース坂田をベンチに残して阿部、茂木というアレな2トップに固執したりとか、小林大悟というチーム№1のテクニシャンを冷遇したりとか疑問な采配が見られました。まあ茂木はJで結果出し始めてるし、阿部に至ってはモンテでスタメン張ってるのであまり言いたくないのですが、当時は間違いなく最低の選択でした。結果ベンチに、坂田、谷澤、平山というジョーカーばっかり揃えてしまい、チームのポテンシャルを生かしきれない始末。
今回の本田の扱いも大悟を思い出してしまいます。中盤は前回より絶対にクオリティの高い選手が揃っている(特に左サイド)ので、もっと中盤からゲームを作っていく展開を望みたいところ。
とはいえこのチーム、戦術のアレさを別にして、選手個々の問題に還元すれば最大の問題が中盤、つまりボランチにあることも事実。期待していた小林祐三の出来を目にするにつけ、今野という選手がいかに偉大だったかを再認識させられてしまいます。伊野波は結局なんなんだ? 吉弘は使えないのか? …開幕前とまったく違うこと言ってるのは自覚してます(笑)。

選手たちのコメントを見ててもあまりいい雰囲気ではありません。ほんのりと監督批判のニオイもします。
前回大会では不遇にキレた坂田の怒りのパワーが神を降ろしました。そして今回も、ベンチで不遇をかこっているストライカーが一人。そうだお前だ前田俊介! 今回はお前が神となれ! 

…また激昂してしまいました。
別にキレて神を降ろすまではしなくてもいいです。ただ選手たちが、より自主的に、この大舞台で自分たちを伸ばしていって欲しいです。