未来を信じ、未来に生きる。

今に流されず、正論を認識し、社会貢献していく人生を切り拓くブログ道。

日本国民の平和運動である「9条の会」ー自公政府は自衛隊を海外で武力行使する軍隊へ変えるなー

2009-03-14 20:26:01 | 国内政治
ソマリア沖派兵へ
政府、海自に出動命令
「海賊対策」名目 新法案も閣議決定

--------------------------------------------------------------------------------

 「海賊対策」を名目にアフリカ東部・ソマリア沖アデン湾へ自衛隊を派兵するため、政府は十三日の安全保障会議と閣議で、現行の自衛隊法に基づく海上警備行動の発令を決めました。同時に、船舶の保護対象や武器使用の範囲を拡大する「海賊対処」派兵新法案も閣議決定し、同日衆院に提出しました。

--------------------------------------------------------------------------------

2艦きょう出航
 「復興支援」などを目的に掲げたこれまでの自衛隊の海外派兵とは大きく異なり、危害を加える海賊の撃退を任務に含み、銃撃戦に直面する可能性は大きく拡大することになります。

 閣議決定を受けて浜田靖一防衛相が海警行動を発令。十四日に海上自衛隊呉基地(広島県呉市)から海自護衛艦二隻が出航します。派遣される護衛艦は「さざなみ」と「さみだれ」で、乗員は約四百人です。司法警察業務の遂行のためとして、海上保安庁の海上保安官八人も同乗します。

 海警行動の発令は、一九九九年三月の能登半島沖不審船事件、二〇〇四年十一月の中国原子力潜水艦領海侵犯事件に次いで三回目。日本の周辺海域以外への発令は初めてです。浜田防衛相は閣議後の記者会見で、活動終了の期日について「六カ月をめどに安保会議を開いて検討していく」と述べています。

 同時に閣議決定した「海賊対処」派兵新法(海賊行為の処罰及び海賊行為への対処に関する法律)案は、「海賊対策」を名目に世界中の公海への自衛隊の派兵を恒久的に可能にすることを狙ったものです。

 また、海警行動では対処できない、米艦船も含む外国船舶の護衛や、民間船舶に接近し停船命令に応じない海賊船を停船させるための武器使用(危害射撃)が認められることになります。

 政府は同法案を早期に成立、施行させ、ソマリア沖への派兵を海警行動から同法に基づく活動に切り替えることを狙っています。

憲法踏みにじる暴挙
ソマリア沖派兵 こくた国対委員長が批判

--------------------------------------------------------------------------------

 日本共産党の、こくた恵二国対委員長は十三日、国会内で会見し、政府が「海賊対策」として自衛隊をソマリア沖へ派兵する命令を出したことについて、「海外派兵ありきの憲法じゅうりんの暴挙だ」と厳しく批判しました。

 こくた氏は、「こういうやり方が通るのなら、世界中のどこにでも自衛隊を送ることができる」と指摘。「『海賊問題』が自衛隊をいかにして外に出すかという口実に利用されている」と強調しました。

 また、こくた氏は、日本政府がソマリア周辺海域で海賊が生まれる背景・原因について、現地の実情をほとんど掌握していないと指摘。内戦状態のソマリアの治安回復などの根本的な解決が大事だと述べ、「海賊行為は国際犯罪であって、国際的な連携や、周辺国が一体となって行う警察活動によって取り締まるべきものだ。日本は、そのための財政的、技術的援助や、ソマリアの内戦と貧困の解決に向けた外交努力をするべきだ」と主張しました。

(出所:日本共産党HP 2009年3月14日(土)「しんぶん赤旗」)

益川さん 平和語る
九条科学者の会が4周年
憲法の立場で国際貢献

--------------------------------------------------------------------------------

 九条科学者の会(「九条の会」のアピールを広げる科学者・研究者の会)は八日、東京都千代田区の明治大学で発足四周年記念の集いを開きました。四百人が参加し、会場に入りきれないほどでした。

 会の呼びかけ人の一人で、二〇〇八年度のノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都産業大学教授が記念講演しました。

 益川さんは名古屋大学の学生のころに学んだ“憲法九条は条文だけではいくらでも解釈できるが、周辺法をみることで本体の条文の意味がはっきりする”との言葉を紹介。憲法九条の「改正」がなぜ問題になるのかを考えることが大事だと語りました。

 また名古屋空襲で、自宅の屋根を焼い弾が突き抜けて転がっていたという子どもの時の記憶などを語り、「私の家は不発弾で燃えませんでした。後で怖くなった。子や孫にあんな思いはさせたくない」とのべました。

 また自衛隊のソマリア沖派兵問題にも言及し、「専守防衛といっている自衛隊をなぜソマリア沖まで持っていくのか。憲法が戦争をおこさないと宣言した立場で、国際協力の道を発展させる方がどれだけ国際貢献につながるか」と力説しました。

 集いでは、各地の大学などでの九条の会の活動を交流。一万人を目標に「九条の会」アピールへの賛同署名に取り組むなど活動方針を確認し、ソマリア沖への自衛隊派兵に反対する集会アピールを採択しました。

列島だより
9条の会が劇団
僧侶・保育士…「きゅう」旗揚げ
初体験者でも、思いは熱く
来月初出張「君が代」問題描く
大阪市西区

--------------------------------------------------------------------------------

 全国に広がっている「9条の会」は憲法9条を守ろうの一点で力を合わせ活動しています。講演会や学習会はもとより、会員の創意を生かした取り組みもみられます。静岡県の「九条の会掛川」では会員の趣味の野鳥観察を通し平和を考え、9条を実現しようと、野鳥観察会を実施しています。ユニークなものには劇団をもっている「会」もあります。大阪市の「憲法9条の会・西区」です。同「会」の文化活動を紹介します。

--------------------------------------------------------------------------------

 大阪市の「憲法9条の会・西区」の会員でつくる劇団「きゅう」。一月末の旗揚げ公演は四回とも満員御礼。早くも決まった四月の初出張公演に向けて、練習で汗だくです。

 演目は永井愛の「歌わせたい男たち」。都立高校卒業式で「君が代」を歌わせようとする校長らと、自らの意思を貫く社会科教師を描くものです。

 出演者を奮い立たせるのは観劇者の半数にも及ぶ人たちからのアンケートでした。

 観劇した中学校現役国語教師(56)は「おもしろい劇なのにやがて怖い。その中に笑ってられへん部分がいっぱいある。職場の人を誘って行ったんですが、『いつも先生が職員会議で言うてることが、このことだったんですね』と言ってくれた」と話します。

 出張公演にかける思いを、練習の汗をぬぐいながら劇団員は語ります。座長で保育士の川崎洋子さん(53)は「戦争の話になった時、父の初めての涙を見た。ついこの前のことです。戦争に行った人は、六十年たっても傷を引きずっていると思うと、戦争を知らない私たちこそ、思い切り強く声を上げなければ」と力を込めます。

 僧侶で舞台監督の佐野彰義さん(61)は「ここは大阪大空襲の地。寺は全焼したが父はかろうじて助かった。八回も大空襲にあい一万人を超える死者を出した被災地であるからこそ、平和を求める発信地にしたい」と話します。

 同「会」事務局長の泉田忠義さん(65)は「戦争をする人間に変えるためにはどこを抑えたらいいかを考えて、権力者は一番自由であるべき教育の現場に焦点を当てている。憲法九条を守る、戦争をさせないと西区で頑張っているが、全くマッチする中身の劇、それを今度も見てもらいたい」と言います。

■ □

 「憲法9条の会・西区」の誕生は二〇〇五年。同「会」文化部長の清水賢造さん(58)は「七千ある九条の会といえど、文化部がある会は、そうはないはず」と誇ります。文化フェスタを開き、平和ツアーやうたごえの会など多彩に企画してきました。

 同「会」会長の宮本福夫さん(81)は昨年六月、文化部が劇団を結成したことを「えらいこと始めた、しまったと思ったもんな。けいこを見たら中学校の学芸会みたいやった。大丈夫かいな、後から苦情来んければいいが」と心配していました。

 宮本さんはスタッフとして初公演は受付を担当しました。その時の驚きを「ワーッとホールから笑い声が聞こえてハッとした。信じられへん思いやった。途中から抜けて行く人もいない。出てきたと心配したらトイレ、やれやれと思った」と話します。

 平和への思いは人一倍でも、演劇はやはり素人。福祉ボランティアの本田睦子さん(65)は初体験を「とにかく間違えないでやることでいっぱい。セリフがなかなか出てこなかった」と明かします。

 同じく初体験で元市職員の泉田さんは「感情移入が難しく行動もついていかない。役所勤めでしたが、人生でこんなにぼろくそに言われたのは初めて。しかし公演最後で涙が出た。これが感情移入いうものなのかなとわかった」と劇団員としての成長を語ります。

■ □

 会場は狭くて立派な装置も組めず観客席まで手づくりだった前回。それでも「よくまあ、あの観客席をつくりましたね」と評判を呼んだ苦心作です。今回は京都府精華町の二百人収容のホールです。

 年齢も職業もさまざまです。「けいこに来れなくなったり、公演直前にも仕事でやむをえず出演できない人も出て、急きょ、役柄を女性バージョンにしてほかの女性に演じてもらった」と川崎座長は劇団員を気遣います。

 演出をした立場から佐保田章さん(63)は「なんぼ、ぼろくそに言われても役者はじっとがまんせなあかんのですけれど、何でそこまでいわれなあかんねんとなってしまう」と語ります。

 しかし「そこを、みんなが乗り越えてがんばった。初々しいとは言えへんけど、素人でもこの問題を訴えるためにここまで頑張るのかと、その心意気が伝わった。伝わったことがまたみんなの心を励まして、こうしてがんばってけいこしている」と力を込めます。

 劇団員の思いは一つです。九条の会呼びかけ人・澤地久枝さんの「小さな人間は小さな力しかないが、集まれば大きな力を持つ相手を変えることができる」の言葉です。大阪市の西区でも小さな力を育て、それで憲法九条を守る、の強い意思です。

 けいこの合間、大森輝夫さん(65)は笑いながらしかしはっきりと、言い切りました。

 「われら、怖いもの知らずの憲法九条の会です」(小林信治)

ゆうPress
高校生も9条の会
「Peace Party 9」
交流集会(21日)に行こう

--------------------------------------------------------------------------------

 今月21日、東京の高校生が憲法9条について考える交流集会「Peace Party 9(ピース・パーティー・ナイン)」を開きます。都内の各学園、地域に草の根で「高校生9条の会」をつくるステップにしようと、実行委員は準備を進めています。(平井真帆)

--------------------------------------------------------------------------------

 集会まであと半月余りに迫った3月のある日、都内で実行委員会が開かれました。

 「4人いれば宣伝できるよね。ちょこちょこ草の根でやっていこう」と、意見を出し合いました。メールやインターネットの掲示板もフル活用します。

 集会当日に向けて、小金井市と足立区では高校生9条の会のプレ企画も開かれます。

 当日は、100人分のピースメッセージをスライドショーで流す予定。メッセージを集めるため、実行委員は東京・原宿で宣伝を行ってきました。

 はじめは「無視されるかな」と緊張しましたが、多くの高校生が足を止めてくれました。

まずはイベント
 「高校生で9条の会をつくりたいね」。そんな話が本格的に動きだしたのは昨年6月。「まずは9条を知らせるためにイベントをやろう」と決めたものの、みんな大きなイベントを準備するのは初めて。「どんな集会になるのかまったく想像できない」手探り状態からの出発でした。

 企画の名前でこだわったのは、楽しい感じで、とっつきやすい名称にすること。話し合う中で「パーティーっていいんじゃない?」と意見が一致して、「Peace Party 9」と決まりました。

 賛同者を募るためのアピール文書(別項)は「なんにも知らない高校生が読んでもわかるように」と、2カ月半かけて練りました。

 毎回の実行委員会は学習を中心に進めています。会を重ねるにつれ憲法についての認識も深まり、メンバーも増えていきました。

 実行委員会は、「おとなの参加も大歓迎ですが、できればお子さんやお孫さんといっしょに来てください」と、呼びかけています。

--------------------------------------------------------------------------------

「Peace Party 9」アピール(案)から
想像してください

大切な人が人を殺す姿を

想像してください

私たちの家や学校にたくさんの爆弾が落ちてくることを

私たちは、誰も殺したくないし、誰にも殺されたくない

もしも、9条が変わって戦争が始まったら、その戦争に巻き込まれるのは私たち高校生や、一般市民です

9条があるからこそ、私たちの今の人生が守られています

だから憲法9条を守りたい!

そして世界から戦争をなくしたい!

--------------------------------------------------------------------------------

 ★3月21日(土)

 ★午後1時 オープン

 ★1時半  スタート

 ★会場 平和と労働センター(全労連会館)

 ★映画「パッチギ! LOVE&PEACE」上映

 ★井筒和幸監督と高校生9条の会の「愛、平和、パッチギ!トーク」

 ★入場無料

 ★問い合わせメール
  peace.party.nine@gmail.com

(出所:日本共産党HP  2009年3月9日(月)「しんぶん赤旗」)

九条の会にはどうしたら入れるの

--------------------------------------------------------------------------------

 〈問い〉 九条の会が盛んで何よりです。ところで九条の会への入会はどうなっていますか。有名人だけですか。入会金はとるのですか。会費はいるのですか。(東京・一読者)

 〈答え〉 「9条の会」は、日本国憲法9条「改正」の動きが強まるなかで、04年6月10日に結成されました。呼びかけ人は、井上ひさし、梅原猛、大江健三郎、奥平康弘、小田実、加藤周一、澤地久枝、鶴見俊輔、三木睦子の9氏で、改憲のくわだてを阻むために一人ひとりの努力をよびかけた「9条の会アピール」を発足時に発表しています。

 「アピール」をうけて、賛同する草の根の「会」やグループが、全国の自治体、学校区単位などの地域や会社・職場、大学・学校、分野に次々につくられ、1月5日現在、4079に達し、いまも増えつづけています。

 「9条の会」は、運動をどうすすめるかについての「訴え」をだしています。

 それは「各地、各界に9条を支持する広範な人びとの参加する『会』をつくり、相互に情報や経験を交流するネットワークを築く。9条の意味を学び、一人ひとりがバッジやシール、署名、意見広告、マスコミなどへの投書によって、9条改憲に反対する意思を表明する」(「9条の会」のリーフレット『憲法九条、未来をひらく』から)というものです。

 この「訴え」にこたえ、「9条の会アピール」に接した人びとが、それぞれ自発的に仲間を誘い合い、創意と工夫をこらし、ひろく入会をよびかけあって、名称も運営・会則・活動方法などもさまざまに「会」を結成して運動がすすめられているのが特徴です。

 同会のニュースでは、多様な「会」の活動や賛同者が広がっている様子が紹介され、入会希望者に近くの「会」を案内した経験も掲載されています。

 同会事務局の連絡先は、電話03(3221)5075、ファクス03(3221)5076、ホームページhttp://www.9-jo.jp/です。

 日本共産党は、「立場の違いをこえてこの運動が広く、発展するように、その一翼をになって積極的役割をはた」(「第24回党大会決議」)したいと考えています。(本)

(出所:日本共産党HP 2006年2月15日(水)「しんぶん赤旗」)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« インターネット動画サイト「... | トップ | 自公政府がソマリア海賊対策... »

コメントを投稿

国内政治」カテゴリの最新記事