東京都知事選で、「日本の台所」築地市場(中央区)の移転問題が争点に浮上している。石原慎太郎知事(74)は12年度に江東区豊洲地区へ移転させる方針だが、予定地の土壌汚染が判明し反発は根強い。吉田万三・元足立区長(59)は計画撤回を主張、建築家の黒川紀章氏(72)も移転反対デモに参加。浅野史郎前宮城県知事(59)は10日、現地視察し移転に慎重な姿勢を示した。
築地市場は手狭なうえ老朽化し、都は01年に東京ガスの工場跡地への移転を決定した。しかし、予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある。
浅野氏は10日、築地市場を初めて訪れた。移転反対派の仲卸業者らでつくる「市場を考える会」の案内で場内を歩いた。同会の「安全安心な生鮮食品を提供できなくなる」との訴えに耳を傾けながら視察。これまで移転問題に言及しなかったが、「毒だと言われる土地に移転したら風評被害が発生する。今すぐ是非は言えないが、科学的データを広く知らせて議論すべきだ」と語った。
一方、石原氏は「築地は古くて清潔でない。都民や消費者の利益を考えれば、市場を維持するわけにはいかない。ほかに適地はない」と強調する。築地の跡地は招致を目指す16年五輪のメディアセンターとする考えだ。【鈴木梢、北村和巳】
(出所:毎日新聞 2007年3月10日 20時57分)
動く:’07東京決戦 豊洲が土壌汚染、「築地」移転も争点に 浅野氏「議論が必要」
◇吉田・黒川両氏は反対
東京都知事選で、「日本の台所」築地市場(中央区)の移転問題が争点に浮上している。石原慎太郎知事(74)は12年度に江東区豊洲地区へ移転させる方針だが、予定地の土壌汚染が判明し反発は根強い。吉田万三・元足立区長(59)は計画撤回を主張、建築家の黒川紀章氏(72)も移転反対デモに参加。浅野史郎前宮城県知事(59)は10日、現地視察し移転に慎重な姿勢を示した。
築地市場は手狭なうえ老朽化し、都は01年に東京ガスの工場跡地への移転を決定した。しかし、予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある。
浅野氏は10日、築地市場を初めて訪れた。移転反対派の仲卸業者らでつくる「市場を考える会」の案内で場内を歩いた。同会の「安全安心な生鮮食品を提供できなくなる」との訴えに耳を傾けながら視察。これまで移転問題に言及しなかったが、「毒だと言われる土地に移転したら風評被害が発生する。今すぐ是非は言えないが、科学的データを広く知らせて議論すべきだ」と語った。
一方、石原氏は「築地は古くて清潔でない。都民や消費者の利益を考えれば、市場を維持するわけにはいかない。ほかに適地はない」と強調する。築地の跡地は招致を目指す16年五輪のメディアセンターとする考えだ。【鈴木梢、北村和巳】
(出所:毎日新聞 2007年3月11日 東京朝刊)
築地市場は手狭なうえ老朽化し、都は01年に東京ガスの工場跡地への移転を決定した。しかし、予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある。
浅野氏は10日、築地市場を初めて訪れた。移転反対派の仲卸業者らでつくる「市場を考える会」の案内で場内を歩いた。同会の「安全安心な生鮮食品を提供できなくなる」との訴えに耳を傾けながら視察。これまで移転問題に言及しなかったが、「毒だと言われる土地に移転したら風評被害が発生する。今すぐ是非は言えないが、科学的データを広く知らせて議論すべきだ」と語った。
一方、石原氏は「築地は古くて清潔でない。都民や消費者の利益を考えれば、市場を維持するわけにはいかない。ほかに適地はない」と強調する。築地の跡地は招致を目指す16年五輪のメディアセンターとする考えだ。【鈴木梢、北村和巳】
(出所:毎日新聞 2007年3月10日 20時57分)
動く:’07東京決戦 豊洲が土壌汚染、「築地」移転も争点に 浅野氏「議論が必要」
◇吉田・黒川両氏は反対
東京都知事選で、「日本の台所」築地市場(中央区)の移転問題が争点に浮上している。石原慎太郎知事(74)は12年度に江東区豊洲地区へ移転させる方針だが、予定地の土壌汚染が判明し反発は根強い。吉田万三・元足立区長(59)は計画撤回を主張、建築家の黒川紀章氏(72)も移転反対デモに参加。浅野史郎前宮城県知事(59)は10日、現地視察し移転に慎重な姿勢を示した。
築地市場は手狭なうえ老朽化し、都は01年に東京ガスの工場跡地への移転を決定した。しかし、予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある。
浅野氏は10日、築地市場を初めて訪れた。移転反対派の仲卸業者らでつくる「市場を考える会」の案内で場内を歩いた。同会の「安全安心な生鮮食品を提供できなくなる」との訴えに耳を傾けながら視察。これまで移転問題に言及しなかったが、「毒だと言われる土地に移転したら風評被害が発生する。今すぐ是非は言えないが、科学的データを広く知らせて議論すべきだ」と語った。
一方、石原氏は「築地は古くて清潔でない。都民や消費者の利益を考えれば、市場を維持するわけにはいかない。ほかに適地はない」と強調する。築地の跡地は招致を目指す16年五輪のメディアセンターとする考えだ。【鈴木梢、北村和巳】
(出所:毎日新聞 2007年3月11日 東京朝刊)
2.「予定地で環境基準を超える鉛やヒ素、シアンなどが検出された。土壌を入れ替え、アスファルトで被覆する都の対策では不十分との指摘がある」って、今日のサンプロでも、田中前長野県知事が一覧表で示していた。桜井さんでさえ、問題視していた!でも浅野氏ははっきり言えない。吉田・黒川氏は反対をはっきり言っている!
3.こういう見解を冷静に検証していかないと、メディアの劇場型選挙と政治に騙されてしまうよね。国民が賢くならんと、イカン!誰を支持しようがね。さもないと憲法改正国民投票の時にやられるよ!
やはり、浅野支持者の方の多くは、石原打倒、福祉環境と都民の合意を経ながら進める民主政治を「期待」しております。ゆえに、世論としては正常なわけです。反石原が行きすぎるあまりに、日本共産党への見下しがあるとしても、それは誤解に基づくわけです。反石原、反自公で団結しようではないか、と間断なく議論していく必要があるのであり、民主党支持者、浅野支持者とは、反石原、反自公では一貫して共闘し、有権者の選択肢から石原、自公を消去させる共闘を組織してまいりましょう。
もちろん、民主、社民、浅野陣営は当選を目指して、自らを打ち出していく。共産、吉田陣営も同じです。政策と実績が異なるわけです。それぞれでよいでしょう。しかし、反石原、反自公では共闘なのです。この共闘の関係を忘れ、自らを打ち出しすぎるところに、民主、共産双方に問題を生じさせるのだと考えます。
まずは、現政権を共に批判して、有権者が自公を支持しあたり、棄権したりして事実上、自公を維持することを回避することが最優先ではないでしょうか?
その上で、僕も日本共産党を激増させることが一番よいと考えますが、最悪は石原三選、自公過半数維持です。ゆえに、常日頃は日本共産党の支持拡大で一貫して、徹底することが必要ですが、土壇場の投票行動では、自公に勝てる候補者への投票も必要なことだと思います。