英教員 40万人スト
“教育保障できない” 賃上げ要求
全国規模21年ぶり
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【ロンドン=岡崎衆史】「教員の生活と子どもの将来を守れ」―英国で教員など約四十万人が二十四日、インフレ率を上回る賃上げを求めてストを行いました。教員の全国ストは二十一年ぶり。
主催した全国教員組合(NUT)は、政府が三年連続でインフレ率を下回る賃上げ率を押し付け、さらに今後三年にわたり同様の賃上げ率に押さえ込もうとしていると批判。「教員ストは安易には決断できない。我慢の限界だ」と国民に理解を求めました。
ストで完全または部分閉鎖となった学校は、イングランドとウェールズの三分の一に当たる約九千五百校に達しました。
ロンドンでは約一万人が一時間かけて国会議事堂近くまで行進。参加した教員からは「年収二万ポンド(約四百十万円)の半分は家賃に消える」「三十一歳にもなって親元で暮らさざるを得ない」「賃上げ率はインフレ率を下回っているのに、インフレ率を上回る4・8%の利子の学費ローンをいまだに支払っている」など、深刻な訴えが相次ぎました。
初めてストに参加したジェニー・ブラウンさん(24)は二年前にロンドンの中等学校(中学校と高校に相当)の教員になったばかり。「子どもの未来を変えられる教育で自分の力を発揮したいと考えてきました。でも、食料や家賃高で生活が苦しい。生活できなければまともな教育を保障できません」と話しました。
NUTのブローワー書記長代行は、インフレ率4・1%を下回る2・45%の政府賃上げ提案を「事実上の賃下げだ」と批判。「教員になろうという学生が減り、子どもたちの将来への影響を懸念する」と述べ、教員の成り手を確保し、子どもに良質の教育を確保するためにも賃上げが必要だと訴えました。
(出所:日本共産党HP 2008年4月26日(土)「しんぶん赤旗」)
“教育保障できない” 賃上げ要求
全国規模21年ぶり
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【ロンドン=岡崎衆史】「教員の生活と子どもの将来を守れ」―英国で教員など約四十万人が二十四日、インフレ率を上回る賃上げを求めてストを行いました。教員の全国ストは二十一年ぶり。
主催した全国教員組合(NUT)は、政府が三年連続でインフレ率を下回る賃上げ率を押し付け、さらに今後三年にわたり同様の賃上げ率に押さえ込もうとしていると批判。「教員ストは安易には決断できない。我慢の限界だ」と国民に理解を求めました。
ストで完全または部分閉鎖となった学校は、イングランドとウェールズの三分の一に当たる約九千五百校に達しました。
ロンドンでは約一万人が一時間かけて国会議事堂近くまで行進。参加した教員からは「年収二万ポンド(約四百十万円)の半分は家賃に消える」「三十一歳にもなって親元で暮らさざるを得ない」「賃上げ率はインフレ率を下回っているのに、インフレ率を上回る4・8%の利子の学費ローンをいまだに支払っている」など、深刻な訴えが相次ぎました。
初めてストに参加したジェニー・ブラウンさん(24)は二年前にロンドンの中等学校(中学校と高校に相当)の教員になったばかり。「子どもの未来を変えられる教育で自分の力を発揮したいと考えてきました。でも、食料や家賃高で生活が苦しい。生活できなければまともな教育を保障できません」と話しました。
NUTのブローワー書記長代行は、インフレ率4・1%を下回る2・45%の政府賃上げ提案を「事実上の賃下げだ」と批判。「教員になろうという学生が減り、子どもたちの将来への影響を懸念する」と述べ、教員の成り手を確保し、子どもに良質の教育を確保するためにも賃上げが必要だと訴えました。
(出所:日本共産党HP 2008年4月26日(土)「しんぶん赤旗」)
ストライキは事実上の、労働者の経営決定権だと自覚してほしいものです。
よりよい教育の実現のためにはよりよい労働条件が必要なのはいうまでもないことですね。過労状態で誰がいい仕事ができるというのでしょうか?人間を抑圧している条件を無くし、人間の力を引き出していく条件、社会環境を整備する必要があります。