KAGOSHIMA SALT FAMILY soul diary
我等海一族、狙うはショアからの巨魚。 CONTACT : unkoking@goo.jp




2006年05月





18:00  今回の釣行での、最後の夕食を頂く。。。

いつも通りたらふく食って、お茶を飲みながらおばちゃんと話していると、おっちゃんが帰ってきた。

帰ってきて自分の顔を見るなり・・・
「なにしとるんや! もうトビウオ入っとるぞ!! 早よ堤防行け!」っときたもんだ。。。

「ウソォ! まだ明るいよ!?」と驚いていると。
「今日は早いぞ! もう網に大量に掛かっとるがな」


速攻でタックルを軽トラに積み込み港へ急ぐ!


18:40  港に到着。

軽トラを降りて半信半疑で網を覗くと確かに大量のトビウオが入っている。。。

「やべ・・・ マジだ。 こりゃデカイのも入ってくるぞ」と堤防へ向かうべく軽トラに乗り込んだ瞬間・・・

ドッバ~ン!!

ウォッ! 出やがった!!

軽トラに乗ると同時だったので魚体は見えなかったが、捕食音と波紋の大きさからかなりデカイ魚だと判った。

この場でルアーを投げてやろうかと思ったが、掛けた魚が網に突撃すると多大な迷惑が掛かるのでグッと堪えて堤防へ移動。


まだ誰も居ない堤防でタモを出してドラグ設定などの準備をを一通り終わらせて、とりあえずヒゲ~ル氏に電話。
「ヒゲさ~ん、もうトビウオ入ってますよ~。 港の網の辺りでは親がドッカンドッカンしてますよ~」



とりあえずヒゲ~ル氏が来るまでに1本獲っとこ。
ってことでS-POP110をキャスト。


ん~~~ あちこち痛い。。。連日のファイトで疲労が溜まっている模様・・・年かな。。。


ブツブツ言いながら巻いていると・・・ゴン!!
ゲゲッ! もうキタ!! 慌ててアワセを入れると・・・あれ?軽い???

スカ・・・ですか・・・


まぁ今のは小さかったな・・・と自分に言い聞かせながらキャストを繰り返すが反応は無くなってしまった。。。



そうこうしているウチに日が暮れてきて、ヒゲ~ル氏Hさん Uさんが次々とやってきた。

ランタンに灯を燈し、思い思いの方向へキャストを始める。


トビウオは相変わらず入ってきているようで、トビウオ漁の船が堤防のすぐ先まで出てきて水中ライトを沈めている。
時折、バッシャーン!!とデカイ魚の捕食音がする。

しかしこの捕食音は間違いなくサメ


「あぁ~ぁ 今夜もサメ釣りか~?」
とか4人で言いながらキャスト繰り返すもサメすらアタックしてこない・・・


疲れたんでUさんと2人で座り込んで話をしていると・・・


暗闇から
ビィィィーーーーーーーーーーー!! ビィィーーーーーーーーーーーーーーーー!!

突然のドラグの音に反射的に振り返った自分たちに、Hさんは「サメ サメ!」と言いながら合わせを入れて『綱引きファイト』スタート。
夕べと同様、またもや全員で「エンヤー トットォ! エンヤー トットォ!」と声を合わせる。


「ランディングどうする~?」
「タモはもう無理っしょ・・・ラインが一番短くなったトコでカットやなぁ。。。ヨロシク頼むでぇ~」
と言葉を交わしながら
相変わらず華麗な『綱引きファイト』で確実に魚を寄せてくる。


ようやく寄ってきた魚をライトで照らすと・・・「・・・・・・・ン?」


「これサメっすか? なんか平べったくないっすか?」

「これサメじゃ無いっすよ。GTっすよ!」

「うそ! マジで!?」っと
一番驚いていたのは言うまでもなくHさん


自分たちはラインカットしようと持っていたプライヤーを速攻で仕舞って慌ててタモを取りにダッシュ。

なんとか無事にランディング。
 Hさん。 31㎏(実測)のナイスサイズ真っ黒GT!!
クリックするとデカくなるよ(o^∇^o)ノ


この魚で全員ヤル気満タン、気合のフルキャスト開始。

が後が続かない・・・


自分に至っては「ポッピング・・・だるぅ。 ペンシルに換えよ・・・」ってな有様である。

ところがこの手抜きが吉とでた!


アゴペン120g 2フックモデルをフルキャストしてダラダラ巻いていると・・・

ボシュッ!!    おおっ!
ルアーにはカスリもしなかったが、自分のルアーに出たのは間違いない。


軽くストップを入れながらそのまま巻いてくると・・・

ボシュッ!!  おおおっ!
またカスリもしねぇ・・・

そしてようやく・・・

ボシュッ!!  オオー!
カスッたーーー! ってダメじゃん。


ルアーを回収してもう一度同じ方向へキャスト。
すると自分の様子を見ていたUさんが自分のすぐ隣に入ってきてシレッとキャストしている!!
しかも自分の真似してちゃっかりペンシル投げてる!

「コイツは自分のGTっすよ。 獲っちゃダメっすよぉ~」

とか言いながら焦り気味で巻いていると・・・

ボシュッ!!! ビィーーーーーーーーーーー!!

キタアアアアアアァァァーーーー!!!  横取り阻止!凸(`Д´メ)FUCK YOU!!

ヒットと同時にアワセを3発叩き込みファイトスタート!

例に漏れずコイツもリーフへ向かって一直線に走っていく。

スピード・パワー共に先日のモンスターには程遠いが、なかなかの走りを見せている。

20m程ラインを出された所でスプールを握り、魚を止めにいく。
ヒットラインが40m前後だったので、これ以上ラインを出されると回収が厄介になる。
ポッピングがダルくてペンシル投げてたくらいなんで、できるだけ回収ラインは短い方が良い。

この1回のハンドドラグで魚は止まり、ラインを回収すべくポンピングにはいる。
意外とすんなり寄ってくるので、「こりゃ意外と小さいな・・・」と思っていた。
が、甘かった・・・残り30mを切った頃、突然ドラグが悲鳴をあげて再びラインが出ていく。
ここから魚体が見えるまでの攻防で自分は体力をかなり消耗してしまった。。。

そして魚体を見せたGTは、物凄いパワーでヒラを打ちながら堤防の角を目指して抵抗する。

ヘタレ状態でGTに着いて行けない自分にHさんから激が跳ぶ・・・「サップ! 付いて行け!!」

「ハァ ハァ ハァ ・・・・ ハィ ・・・」 返事もやっとである・・・

内側の角をかわすと、次はUターンして今度は外側の角へ向かって行く・・・

堤防の外側は内側より70㎝程高くなっており、その段差に必死のジャンプで飛び乗りGTに着いていく。
そして外側の角をかわした時、ようやくGTが浮いてきた。

Uさん「頑張れ! ココで完全に浮かさないと復活してまた潜るぞ!!」って言ってるのが聞こえる。。。

ココで潜られるのはシャレにならないんで、底を尽きかけた体力を振り絞り頑張った!

頑張ったら魚が浮いた!

HさんUさんヒゲ~ル氏の3人にタモ入れのサポートをしてもらい引き上げててもらった。

筋肉質のGT 35㎏(実測)

今回の釣行で最も疲労したファイトでした。。。

この写真のあとGTを抱いてフラフラと立ち上がり、やっとの思いでリリースした。
暗い海へと還っていくGTを眺めながら、実は自分も落ちそうで内心かなりビビッていた・・・



この後、皆盛り上がりポッパーやペンシルを投げまくったが反応は無かった。。。





今回、自分は運よく48㎏を筆頭に72㎏・35㎏と大型のGTを獲ることができた。
釣果としては何の不満も無いが、体力面での弱さを痛烈に感じた。
釣行前半は良かったが後半は明らかに疲労困憊状態でファイトにも支障があった。。。
筋力・持久力の基礎的な体力アップは勿論のこと、滞在中の疲労回復も今後の大きな課題となった。



ROD : ZENAQ JIGGER TRUST FOKEETO FC83-7 Trevally
REEL : DAIWA SALTIGA-Z 6000GT + STUDIO OceanMark CUSTOM SPOOL ST6500VII
LINE : YGK YOZ-AMI GALIS ULTRAJIGMAN X8 #8 113Lbs
SPACER : SUNLINE DEEP ONE #30 220Lbs
LEADER : Momoi's Hi-Catch NYLON LEADER #94 250Lbs
FIGHTING LEADER : YGK YOZ-AMI SEAHUNTER #80 330Lbs
LURE : TIDEPOOL Agopen 20cm 120g 2HookModel
HOOK : OWNER STINGER-76 TREBLES 5/0 (PROTO)






            

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