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映画「チェンジリング」の感想

2009-04-26 | 映画の感想
◆№09 04月05日 「チェンジリング」(★★★★☆)
(感想)事件を扱った映画は多いけれど、作品賞などには届きそうで届かない。「モンスター」もそうだったが俳優の演技に評価が集まる傾向にある。監督の視点や映画の狙いとうことには向き合わないようだ。これは今年の「ミルク」も同じ印象。▼アンジェリーナ・ジョリーはじめ奇を求めず市井の人々を演じている。特別なヒーローを仕立てないで事件を通して当時を浮き彫りにすることが狙いだと思う。よく時代が捉えられていると思う。そして不正や犯罪が続くことはない、正義は必ず守られていいくのだと描きたいという感じも受けた。あくまで母の愛を通してのことになるけれど。▼クリント・イーストウッド監督は正に巨匠ですね。過激な映像や演技を抑えて、映像や声などによる刺激を控えて観客がストーリー展開に入って、感じて考えるように構成していると思います。▼話題を変えますが、人の弱みに付け込む人間たち、子供から警官などが描かれていて、生身の社会を感じます。また人を裁くことは難しい。「デッドマン・ウォーキング」のようなことは、そうないのかもしれない。(データ

総合 4 地味だけど示唆に富む佳作
監督 4 過激を抑えて観客を引き込んでいる
脚本 4
演技 4 演技力を楽しめる落ち着いた構成
音楽 4
映像 4 電話交換所やファッションに感心した


杜人

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原題: CHANGELING
製作年度: 2008年
別題:-
製作国・地域: アメリカ
上映時間: 142分

【クレジット】
監督: クリント・イーストウッド
製作: クリント・イーストウッド
ブライアン・グレイザー
ロン・ハワード
ロバート・ロレンツ
製作総指揮: ティム・ムーア
ジム・ウィテカー
脚本: J・マイケル・ストラジンスキー
撮影: トム・スターン
プロダクションデ
ザイン: ジェームズ・J・ムラカミ
衣装デザイン: デボラ・ホッパー
編集: ジョエル・コックス
ゲイリー・ローチ
音楽: クリント・イーストウッド

出演: アンジェリーナ・ジョリー クリスティン・コリンズ
ジョン・マルコヴィッチ  グスタヴ・ブリーグレブ牧師
ジェフリー・ドノヴァン  J・J・ジョーンズ警部
コルム・フィオール ジェームズ・E・デイヴィス警察本部長
ジェイソン・バトラー・ハーナー  ゴードン・ノースコット
エイミー・ライアン キャロル・デクスター
マイケル・ケリー レスター・ヤバラ刑事
ピーター・ゲレッティ
デニス・オヘア
コルビー・フレンチ
ジェフ・ピアソン
リリー・ナイト

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