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映画「胡同の理髪師」の感想

2008-07-18 | 映画の感想
◆№43 07月13日 「胡同の理髪師」(★★★★☆)
(感想)本作品は2006年のもので、今から2年も前のもので、北京オリンピックが開会間近の今聞くと、時間を錯覚しそうな場面もある。胡同の解体は多くのメディアが取り上げている話題で、善悪の切り口のものもあるが、本作は、時代の変化を静に老人の目を通して見つめている。発展とは何だろうか、文明とは何だろうか。意外にもこのことに高層ビルや高速道路やコンピュータは答えてくれない。しかし胡同の街並みは、道標のように何百年もの歴史を見せてくれる。伝統と文明の国、中国の選択。同じく日本を含めた先進国は、かなり前に旧市街を失っている。▼何より、これは街を失うだけではすまない。人の心をも失っていく。当然受け継ぐ文化も失っていく。多くの国は、これを近代化と呼んで来たのだ。おろかと笑える人は少ない、少ない・・・。(データ)

総合 4 映画を超えた映画
監督 4 監督は我慢を強いられたと思うが、我慢に見合う佳作に仕上がっている
脚本 4
演技 3 本当の老人=演技を超えた演技
音楽 3
映像 4 今も、胡同は残っているのだろうか


杜人

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キャスト・スタッフ
監督 ハスチョロー
製作総指揮 -
原作 -
音楽 -
脚本 ラン・ピン

チン・クイ(チンお爺さん)
チャン・ヤオシン(チャン老人)
ワン・ホンタオ(チャオ老人)
ワン・シャン(ミー老人)

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