神楽坂 伯楽 ふぐ料理

神楽坂通りの中腹、スーパーやパンやさんが並ぶ庶民的な通り沿いにある「ふぐ料理店　伯楽」に行ってきました。この一角だけ高級な料亭の雰囲気があります。
このお店の前は普段よく通るのですが、なかなかお邪魔することがありませんでした。ずっと営業されていて、いつか行きたいと憧れていました。
つい先日、張り紙がしてありました。閉店されるんですね。４５年営業されていたと。



その時すぐにお店に入り、予約をしました。こんなに日にちがないのに、よく取れたものです。大ラッキーです。

今日はふぐのコースをいただきました。

２階の掘りごたつ式のお座敷に席を用意してくださいました。
ゆっくりしますね。ちょっと古民家風です。

まず、生たらこの煮物でしょうか？柚子の香りがさわやかです。
ビールが美味しい。




次はふぐの白子。とろ～っとクリーミーで舌の上でとろけます。ポン酢がいい具合です。

煮こごりです。
しっかりとしたお味で、固められたふぐの身や皮が歯ごたえがあります。

ひれ酒が進んじゃいます。


次はふぐさし。もみじおろしと小葱とポン酢で。




ふぐのから揚げ。
ふわっとしています。塩とレモンで。


追加で注文した、からすみとあんきも。
からすみは塩加減がちょうどよく、チーズのようにまったりします。
あんきもは、いかにも新鮮な肝とポン酢のおいしさ。たまりません。




はい、お鍋の用意がやってきました。
骨付きふぐ、白菜、葱、春菊、しゃぶしゃぶ用ふぐ。




ふぐをシャブっと。ちょっと厚めで歯ごたえあり。プリッ。


ご飯と卵でお楽しみ雑炊です。
味が凝縮して、甘くておいしいです。




白菜づけ、きゅうりの浅漬け、梅干し。



ご主人の温かな笑顔、丁寧なお仕事、極上のひと時でした。

とても美味しかったです。
こんな素敵なお店でもう味わえないなんてほんとうに残念です。
もっと続けていてほしいです。

ありがとうございました。
ごちそうさまでした。