ロンドの日記

チェンバロとオルガンと16歳のにゃんこ。
音楽と美味しい毎日です。

長谷川等伯一門と能登展

2013-06-04 11:18:44 | 芸術
石川県七尾美術館に行ってきました。
長谷川等伯一門と能登ー"伝説"は、この地よりはじまったー
最終日に間に合いました。

七尾駅から車で5分ほどのところにある美術館です。








長谷川等伯は七尾出身で、桃山時代に活躍した絵師。(1539~1610),

この展覧会の見所は等伯の養祖父、養父、そしてその流れを汲む等誉の作品まで一挙に見れることです。

等伯は幼い頃に染物屋で画家の宗清の養子となり、家業画業を学び受け継ぎます。養祖父、無分もまた染物屋で画家。
無分は生没年不詳であり、今展覧会で唯一現存する、涅槃図が公開されていました。絹地に描かれた涅槃図の見事なこと。素晴らしかったです。
その無分の涅槃図を構図にして、宗清、等伯、等誉の4代に亘る涅槃図を比較もでき、貴重な経験ができました。

能登における長谷川派の存在とこの地をを169年に亘り統治した畠山氏の歴史はたいへん深く興味深いものです。

30歳頃まで能登で仏画を描いていた等伯はその後京都に活動の場を移し、72歳で亡くなる。


篠田桃紅の墨象展

2013-05-19 13:04:21 | 芸術
先日、虎ノ門の菊池寛実 智美術館に行ってきました。
墨水画の素晴らしい世界を堪能してきました。

菊池寛実 智美術館はホテルオークラの真向かいにあります。




お庭の奥をすこしだけ。


美術館に入ります。
突き当たりに
篠田桃紅さんの作品が常設されているようです。


この展覧会は篠田桃紅さんの墨水とリトグラフの素晴らしい作品に浸れます。


御歳100歳を迎えられ、今年エッセイ集も出されました。


画集も買い求めましたが、実物とは雲泥の差。
26日までてす。
ぜひ、命の力強いほとばしりを感じてください。

私は何か、もやっと、いただきました。

ホテルオークラの急な坂は「江戸見坂」。

この先に美術館があります。

橋本悠希 Faceblock/Smartthorn展

2013-04-04 18:20:40 | 芸術
今春、多摩美術大学を優秀賞を受賞し、卒業した橋本悠希さんの個展です。

ギャラリーの扉を開けると、圧巻の顔顔顔。


ピクセルで合成された現代の肖像画が、やきものという「土」に還元される過程に、人類の歴史が込められています。(eitoeiko)

もう一つ、古い、壊れた携帯電話の画面に識別出来ないほどの人の顔、ぼんやりと映って、これもまた最新技術と相反する不動の何かを垣間見る思いです。






4月27日まで。
神楽坂駅矢来町口下車、矢来公園からすぐです。





峠工房といろは花図鑑

2013-04-04 15:48:21 | 芸術
峠工房は横浜市にあるNPO法人です。活動は主として
知的障害者、発達障害児、者、そして小中学生の支援ら教育活動です。
毎回「萌」という会報が送られてきます。

まだお会いしたことがないのですが、松本淑子さんの文章がとても素敵で毎回楽しみにしています。峠工房の活動報告に温かいお手紙のような文章。写真もたくさん載っているんですよ。
イベントのお知らせです。

子育て世代に温かい企画がいっぱい。
参加したいんですが、なかなか行けません。

峠工房では草版画の会を主催していて、高橋幸子さんが講師を務められています。
以前、高橋幸子さんの個展にお邪魔してすっかりファンになりました。
確か、ku:nelでも紹介されていたし、本もたくさん出していらっしゃる。お会いした時の印象は、ほんわかと柔らかい素敵な方でした。

高橋幸子さんの小さな版画絵本です。


私が使っている便箋は峠工房製作です。




便箋の端に高橋幸子さんの版画があるかわいいデザインです。
大好きな便箋です。

欲しい人は直接峠工房に連絡すれば、買えそうです。

私は家のあんずちゃんのつながりで、峠工房を知りました。あんずちゃんの甥をもらって育ててくれている希さんに感謝感謝です。

Yuken Teruya 照屋勇賢展 -新潟 旧齋藤家別邸ー

2012-11-26 16:48:37 | 芸術
「旧齋藤家別邸における Notice-Forest インスタレーション」
= Yuken Teruya 照屋勇賢

新潟県中央区の旧齋藤家別邸で行われている「水と土の芸術祭」2012を観てきました。

照屋勇賢氏の作品。
齋藤家の2階に展示されていました。

ちょうど見事な紅葉の庭をバックに、パチリ!




紙袋を切っていってこのような作品に。
木の幹も葉もすべてくり貫いたものだそうです。








蔵でも


素晴らしいですね。


「旧齋藤家別邸は、豪商齋藤家の四代齋藤喜十郎(庫吉1864~1941)が、大正7年(1918)に別荘として造ったもので、
砂丘地形を利用した回遊式の庭園と、近代和風建築の秀作といわれる開放的な建物は、大正時代における港町・商都新潟の繁栄ぶりを物語る文化遺産です。」

素晴らしい建築物です。








12月24日まで

http://saitouke.jp/2012/07/15/%e6%b0%b4%e3%81%a8%e5%9c%9f%e3%81%ae%e8%8a%b8%e8%a1%93%e7%a5%ad-2012-%e3%81%8c%e9%96%8b%e5%b9%95%e3%81%97%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

草間彌生展

2012-11-23 16:58:57 | 芸術
新潟市美術館。
最近3年の間、各地で草間彌生さんの作品に遭っている。
今日は一昨年のデンマーク、ルイジアナ美術館で体験した展示に再会。






1957年渡米以来の活動も多く紹介しています。
その当時のボディーペインティングや大掛かりな屋外活動の記録。
大変興味深い。

12月24日まで。

臼澤裕二氏 出版記念パーティー

2011-02-12 22:26:33 | 芸術
「TOKYOコンサートホール・ガイド」

ヤマハミュージックメディアから発行されたホールガイドの本です。
[器]としてのホールに焦点を充てた本です。

「世界的音楽家も絶賛した音響空間を持つホールから、小規模ながら独創的な演奏会を行うホールまで。
都内とその近郊を中心に、クラシック音楽の演奏に優れたコンサートホール55館を紹介。」

東京には大小様々のコンサートホールや多目的な空間がたくさんあります。
私も音楽に携わる人間として、よくホールをお借りして演奏しますが、ホールはそれぞれに特徴があり、それぞれのホールの顔があります。

東京の大小合わせれば無数にありそうなホールの中から55に絞りまとめられた著書です。

著者の臼澤氏は長年銀座ヤマハホールにて舞台・音楽マネージメントや支配人として活躍された方です。音楽の内も外も熟知している方の著書、興味深いです。


先日、出版記念会があり、出席してきました。

美味しいワインと奥さまの美味しい手料理で素晴らしい会でした。
美味しい写真、ちょっと載せちゃいます。

サンドイッチ

サラダ(キノコのドレッシング)

エシャロット(味噌ディップ)

角煮(すごーく美味しいのです)



フライドポテト(これが、スパイシーで美味しい)

ケーキ

お祝いのバラ


御出版、おめでとうございます。
そして、ごちそうさまでした。



本著作の帯に
「いちばん大きな楽器……コンサートホールの魅力」

この言葉、響きます。

「こころの木版画家」高橋幸子 木版画展

2010-03-06 22:27:44 | 芸術
温かな気持ちになる木版画を作られる高橋幸子さんの個展です。

子猫がくれた縁で、こんなに素敵な世界を知りました。
まだ日があるので是非出かけていこうと思っています。
横浜にいらっしゃる方、ちょっと立ち寄って優しい気持ちに触れてみませんか?



横浜中区元町
ギャラリー酒井好古堂
2月18日~3月22日まで




■プロフィール

高橋幸子 たかはしさちこ


<略歴>
1941年神奈川県逗子市生まれ、逗子市在住。
父は、彫刻家・高橋英吉(1911-1942)。28歳の若さで、第3回文展において「潮音」が特賞を受賞し、将来を嘱望されたが、ガダルカナル島で戦死。
彼をモデルにした市民手作りの映画「潮音」もあり、1986年から故郷の宮城県石巻文化センターに、作品22点を収蔵展示する高橋英吉展示室が設置されている。
亡き父が残した豊富なデッサンや遺作を手本に高校1年生より学び始める。
独学で木版画の世界に入り、独自の作風を編み出し、花鳥風月を刻み続けた。
読売新聞の毎週の「歌壇俳壇」欄に1997-2003年、植物の木版画のカットが掲載された。
あたたかみのある作風で、「こころの木版画家」とよばれ、各地で展覧会も開催されている。
著書 『こころの木版画 新装改訂版-楽しさを彫る日々』 日貿出版

(ギャラリー東京映像さんの紹介文をお借りしました。)



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山久漆工「花匠前野 華道家 前野博紀と福井の匠展」

2007-11-18 19:59:30 | 芸術
昨日、昼に北青山で「福井越前蕎麦の会」があり、たっぷりと新蕎麦を頂き堪能した後、地下鉄で銀座に移動。
ちょうど、友人からの情報で銀座松坂屋で20日まで「福井の匠展」を開催中ということで寄ってみることにしました。


焼鯖、こんな風に一尾づつ焼いてあります。


会場では福井県の山久漆工のお正月製品やお箸、普段にも使えそうなサラダボール、お皿などが即売されていました。また今NHKでやっている連ドラの舞台である福井県小浜市の名物が展示即売されていました。
焼鯖や焼鯖寿司、鯛醤、珍しいお菓子、食品もいろいろありました。








同時に開催されている華道家 前野博紀さんのデモンストレーションや展示もあり、何だかもうお正月が来たかという華やかさでした。





前野さんはあの有名な假屋崎省吾さんのスタッフやアシスタントをされていた方で去年独立された華道家です。
鮮やかな手さばきと軽快なトークが楽しく、お花を生けるということ、私もできるかなぁー、と思ってしまいました。

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お知らせ

☆江崎 満 木版画陶展 -絵本「たったひとつの」原画展ー
2007年11月12日~24日  10:00~18:30
文房堂ギャラリー 
http://blog.goo.ne.jp/umeboshi_2007/e/534fe5c03756c71f064a04bd22c23431


☆  陶彩四人展(土の香りを楽しむ)
期間:11月14日~11月19日
時間:11:00~18:30
場所:アートスペースK(神楽坂2-11)TEL:3266-1137

「たきおの神楽坂ランチ日記」に詳しく紹介されています。
http://kagurazaka.seesaa.net/article/62073324.html

☆山久漆工「花匠前野 華道家 前野博紀と福井の匠展」
【日時】11月15日(木)~20日(火)10:30~19:30(木・金・土~20:00、最終日~17:00)
【場所】松坂屋銀座店 7階催事場

http://blog.goo.ne.jp/umeboshi_2007/e/2c47ab4a502de7826235257bd1401958

近々のイベント


江崎 満 木版画陶展

2007-11-13 23:03:28 | 芸術
江崎 満 木版画陶展 -絵本「たったひとつの」原画展ー
2007年11月12日~24日  10:00~18:30
文房堂ギャラリー 
http://www.bumpodo.co.jp/index.html





福井の蕎麦処「だいこん舎」さんのご紹介でこんな素敵な個展を知りました。
みなさんもいかがですか?

あすなろ書房から11月10日に出版された「たったひとつの」という絵本に合わせた個展でしょう。「・・・・怠け者のオオサンショウウオが、いろいろなものと出会いながら、・・・・」という物語。
素晴らしい作品です。


「おまえという生命体がこの地球に存在すること、人間として、ひとつの個体として生きているということ。それは宇宙の大事件であり、奇蹟なのだ。」





江崎 満さん
http://themilkyway.air-nifty.com/blog/

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