横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

子どもはどこまでも”欲深い”

2015-06-08 15:47:09 | 発達や学習が心配
横浜は梅雨に入る前でさわやかな陽気です。

今日の新聞によると

学校にスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、

そして事務担当の仕事を学校運営に関わるものに広げる、

などこれから学校もいろいろな動きがありそうです。



今日はちょっと「どきっとする」タイトルです。

支援者や保護者が子どもに対していろいろな配慮をし、

ときにはちょっと疲れることも多いと思います。

でも、子どもは「もっと!」と愛情を求める。

大人としては精いっぱい「愛を注いで」いるつもりなんですけれどね。

「反抗する」「口答えする」「授業のじゃまをする」

・・・まるで「愛情を欲求する裏返し」のようだな、と

感じたことがあります。


保護者や支援者の「気をひく」ために、叱ると「走って逃げる」。

追いかけていくと、曲がり角でこちらが追い付くまで「待っている」。


「他の大人ではだめ」というぐらい1人の大人に執着してしまう・・・。

こんなとき、「少し距離をおき、よいことをしたときだけ注目する」と

教えてもらったことがあります。やってみました。

効果がありました!

でもしばらくすると、他の友達にちょっかいを出す。そうすれば

確実に自分の方に「注目」を集められるからです。

ここで例え「叱る」としても「かまってもらったこと」として

子どもの中には、「よくない行動」が「ごほうび」になってしまうのです。

繰り返し繰り返し「注目行動」を起こすことになってしまいます。

不適切な行動をしたときは「注目してほしい大人(先生や保護者)」以外の人が

関わってくれたら助かりますね。

私も追いかけて町内一周し、息がきれた経験があります・・・。



実践障害児教育 4月号」

には、友だちに繰り返しちょっかいを出して

逃げてしまう子どもに対して不適切な行動が起きたときすぐに

担任とスクワットをした事例がのっていました。活動的なこのお子さんに

合った対処法だったようです。もちろん、すぐにできるようになった

わけではなく、「不適切な行動➡スクワット」というつながりが定着するまでに繰り返し

があったようです。(随伴練習法というそうです)

そしてポイントはこの子どもが気持ちが

不安定になりそうなときを事前に察してこのスクワットをやってしまう

というところでした。だんだんに先生からではなく、自分で「スクワットする」

と伝えることもできるようになったようです。

またそれと同時にこの子どもが好きな活動、笑顔が見られる活動も授業で採り入れ

「感覚的に満足」できることもしたとのことです。

子どものもっている「承認欲求」や「感覚的な充足」などを見極め、

上手に使っていくことが「本当の笑顔」につながるのでしょうね。

そして、初めは「作戦を立てるために」大人も少し大変ですが、

結果的に自分も「笑顔になれる」のですね。





くまモンの笑顔・・・癒されます。手でさわる柔らかさも。




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