横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

意外と困る「空き時間」の過ごし方

2014-08-11 17:37:53 | 発達や学習が心配
台風の余波でまだ、風が強いです。
お勤めの方は今週夏休みをとられることが
多いのではないでしょうか。
塾は今日から1週間お休みです。


今日は、授業中の「空き時間」のお話です。

えっ!授業中に「空き時間」なんてあるの?

と思う方もいると思います。

実は、けっこうあるんです!

低学年だと特に。

ドリルやプリントをするとき、作業にかかる時間の

「個人差」がずいぶんあります。
 
早い子は、本当に「あっという間」に「終わった!」

ゆっくりの子は、「終わり」の時間になっても

完成していないことがよくあります。

「チャイムが鳴るまで」「早い子」はどうやって過ごすのか。


自分の席で終わっていない友達のじゃまにならないこと・・・




「お絵かき(自由帳に)」「折り紙」「本読み」などが

多いです。でも、ここで意外と、「時間を過ごせない」子どもが

いるのです。特に低学年の子どもです。

「絵をかくこと」がすきでなく、折り紙も何を折っていいのか決まらず、

折り方も覚えていない、また教科書の音読は得意なのに、

新しい「本」を読んだり、ながめたりして時間を過ごすことが

苦痛なのです。

きまったプリントやドリルをするより「自由度」が

高まって、また、課題をやり遂げたことの「ごほうび」

でもあることがかえって「困る」なんて。

「手先」の動きに不安があったり、自由な「発想」が浮かばなかったり、

「先生」の反応がなかったり(先生は遅い子どもの支援をしていますから)

「文字への集中が難しかったり(教科書は、「耳」で覚えてしまっている子ども

もいます)」、学習全体への集中時間が短いために「からだ」を動かしたくなって

そわそわが始まったり・・・・。

こんな子はに「もう一枚やってみる?」とプリントを渡すと

喜んでする子もあります。また、配布物を配るお手伝いをしてもらうと

そわそわが「いい形」でおさまることがあります。

また、「空き時間を過ごすスキルアップのために」

雨の日の休み時間にすぐ折れる「折り紙」を一緒に作って

練習したり、学用品についている「キャラクター」を自由帳に

「写す」練習をしたりしたこともあります。「やり方」の手順や

描く物、作る物のバラエティーが増えてくると友達との交流も

増えてきます。

・・・でもなぜか、こういった子ども達も4年生くらいになると

落ち着いて過ごせるようになることが多いです。

ただ、「本」を自分で選んで読むことは、「目の動かし方」や「自分の興味」を

もつこと(例えば、~シリーズが好きになるとか)、また「読むことの国語的な

スキル」をあげることなどが必要になってきます。

静かに「空き時間」を過ごせないことで叱責を受けることもあると思います。

初めは「大人のお手伝い」のもと、「練習」することでできるように

なる子どももみてきました。

学校は、「ゲーム禁止」ですからね~。

みなさま、よい夏休みをお過ごしください。





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