横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「忘れない」うちに・・・

2018-09-23 16:02:21 | 発達や学習が心配
このところ、急に秋めいてきましたね。

いつの間にか虫の音も「秋の虫」に変わってきました!

今日は、「忘れないうちに」の話です。

みなさんは、「忘れないようにするために」

何か手段をとっていますか?

「約束」だったら、メモ帳やカレンダーに書く

冷蔵庫にメモを貼る

スマホの中にメモる・・・

または、直接頭の中にインプットして

それだけで忘れないという「神様みたいな人」もいるかも。


今日私がお伝えしたいのは、もっと「すぐ」の話です。

どのぐらいすぐって、たぶん、「1秒が2秒ぐらいの間」

教室で先生が「並んで~」と言ったら、友達を押しのけて勢いよく走って来る

「今日は外で体育です。」と言ったとたん、廊下に突撃。

そこまでしなくても、

ものすごい勢いで問題を解いてケアレスミス。

・・・少し、思い当たるところあり!の方もいるのでは。


すごく急いでプリントを仕上げてしまう子に

尋ねたことがあります。

「もしかして、忘れないうちに書いてしまいたいの?」

返事は、「うん。」

そうだったのか

覚えていた知識をテストの直前まで見ていて、用紙が配られたとたんにすぐ、書く、というレベルではなく、

「その場に浮かんだ計算式や、解き方が、手に伝わってで書いて文字として残る」までの

「時間」に「忘れてしまわないか」が心配になってしまう・・・。

だから「急いで」進まないといけないようなのです。

「列に割り込んでしまう子」は、「並ぶ」ということを

「外体育ですぐ廊下に出てしまう子」は「外で体育をする」ということを

忘れないうちに行動してしまうという、一種の「自己防衛」本能なのかもしれないです。

一つのことに「集中するあまり」周りのことが「視界」に入らず、

ぶつかったり、自分が転んだり・・・。

学習だと、文字が乱雑になってしまったり(落ち着くと結構上手に書いたりできるのに)。

問題をよく読まずに、答えてしまったり。

もしかすると音読では、次の行へと気持ちが飛んでしまっていて、

行とばしや語尾を適当に読んでしまうことがあるのかもしれないです。


こんな子たちは、まず「叱られたり」「注意されたり」することが多いと思います。

一斉指示では、「音声」のみで伝えられることが多く、

1回聞き落としてしまうと、大変、と焦ることで「急いで」しまう。

もしかしたら、黒板に文字で書いてあると落ち着いて行動できるように

なるかもしれないです。(見返すことができますものね)

それで、あわてずに出来たら、「ほめて」あげたいですね!


問題だと、1問だけ見えるようにしたり、キーワードに自分で印をつけたりすることで

「落ち着いて」できるようになるかもしれません。

次の問題が気になると、「先に進まなくては」と思ってしまいますものね。


テストで「いい出来」だと思っていたのにたくさん減点されて返されたとき、

次回は、なんらかの「自分チェック方法」が使えるようになると実力が発揮できるのでは。




・・・毎回思うのですが、自分に言い聞かせているみたい。

私も気をつけます!


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