横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「振り返り」を「数値化」する。

2022-01-24 13:16:22 | 発達や学習が心配
今日は、寒いけれど、「良い天気」!

冬休みが終わったと思ったら、もう1月の下旬。

学校もそうだと思いますが、塾でも「一年のまとめ」です。

6年生は、あと数回の授業ですので、通常の学習にプラスして、

「中学校でのノートテイク」の練習をしているお子さんもいます。

「ノートと言っても、「紙ベース」の子もいれば、「デジタルベース」の子もいます。




学校で「個別の支援計画」を作ってもらっているお子さんがいると思います。

特別支援学級や通級に行っているお子さんだけでなく、通常の学級に在籍の場合でも。

「年間目標」に当たる部分や、「目標に至る手立て」の部分で

「数値」があると、「達成」されたかが分かりやすく、また「次の担任・担当」の先生に

伝わりやすいです。

以前、そんな話を書きました。

漢字だと、日ごろの10問テストで何割ぐらい書けるようになる、とか

計算だと何桁の何算が何割ぐらい自力でできるとか

読み取りだと、「初めての学年レベルの文章」で何割ぐらい得点できるとか

・・・・・

はっきり「何割」と書いてしまうとそれが「達成」できていないときに

書いた(支援した)本人の「責任」としてかえってくるような・・・・・

そんな不安のために

「漢字の練習をするように声かけしたところ、自力でできることが増えた」なんて

少し曖昧な記述にしておくことが多いような・・・・。

でも、それでは、「次の先生」がどうしたらよいかわかりにくいですよね。

手立てについても

「筆順ではなく、横画の本数を口頭で確認してから書くようにしたら、意欲が上がり、

正答率が50%ぐらいになった」


の方が分かりやすいですよね。

つまり10点ぐらいだったのが、50点ぐらいに上がった、ということ。

素晴らしい進歩ですよね。

そして、このお子さんは、教えるときに「筆順」にこだわらない方がよいことも伝わります。

家で宿題や自主的に漢字練習をするときも、

どうしたらよいか方法が分かりやすいです。

そして、効果的だったら、「来年もその方法で支援し、本人も使えるようにしよう」となりますよね。

逆にうまくいかなかったこともあるとよいかもしれないです。

「縦15字の漢字ノートに練習していたら、だんだん字形が崩れた。

縦8文字ノートに変えたら、正しい字形で書けた。
」など。

「いらいらしているときに、その場で注意したら、ますますいらいらが募った。

いったん、その場を離れ、周りに友達がいない場で振り返りをしたら、

自分の行動を振り返ることができた。」


「数値」はありませんが、具体的なのでとても分かりやすいです。

来年もうまくいった支援が続けられるように

今年もう少しだったところに新たな手立てが見つけられるように


そんな「個別の教育支援計画」になりますように。

結局は、小学校6年間で、「自分には、こんな学習方法が似合っている」ということを見つけ、

中学校でそれを継続したり、

「壁」にぶつかったときに「今までだってなんとか道を見つけてきたんだから

きっと何か自分に合う方法がある
」っていう気持ちになったりしますよね。

「支援計画」はその子を一番見ている先生がメインでつくるものですが、

本人の願いや保護者の願いで「一緒に考えて作って記録して」いくものなんだと

今改めに思います。

自分自身に「自戒」の意味も込めて。



CO2(二酸化炭素)濃度を測る機器です。

「見えないもの」が「見える化」するってすごい!

とっても役に立っています!!


個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のついているところをクリックしてください)



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