横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

ミニ・ロールプレイ 国語の教科書で見つけました。

2015-06-01 14:44:43 | 発達や学習が心配
土曜日に無事運動会が終わったところは、今日代休。

そして、明日は「開港記念日」で3連休(横浜)の学校も

あるようです。いいなあ~。暑いですけれどね

今日は、「国語の教科書で見つけたロールプレイ」。



3年生光村の教科書です。

主語が抜けているために話が食い違っています。



そして、4年生の教科書。

A やさしい感じで話す

B こわい感じ(せめるように)言う

では、同じセリフでも全く違うように感じる

同じ4年生の次のページ




A 「貸して」に対して(間をおかない)「いいよ。」

B 「貸して」に対して(少し間のある)「いいよ。」

☆この「違い」が分かりにくい子どももいます。家で宿題で一人でこの部分を読んでいても

なかなか「違い」が分からず、「2人組」で役割を決めて、また交代して読んでみて

はじめて「あ!」

この微妙な「間」がすぐに「いいよ」と言えない「葛藤」の間だということが

「解説」を聞いたり、「役割演技」をすることで初めて分かる・・・

微妙な感覚が受け取れず、友だちとの間に少し「距離」が空いてしまう・・・

3、4年生ごろから特に女子どうしであります。

国語とはいえ、「道徳関連」の教材でもあります。



6年生の教材。

自分の言いたいことを相手に「角が立たない」言い方で伝えるための練習です。

ちょうど5月末あたりにどの学年も「話す・聞く」の教材があり、ソーシャル・スキルトレーニング的な

ものが採り入れられている学年もあります。

私は教員のときは、「道徳」の時間によくこの「ロールプレイ」を入れて授業を行っていました。

「劇」は「架空のようで現実」。子どもにとって分かりやすく、身近でもあります。

先日新しい道徳の教科書に「このロールプレイ(寸劇)」を入れる、のような情報もありました。

明確な指導者の「意図」がないと、「楽しさ」だけで流れていってしまう危惧もありますが、

「演じてみてわかること」「実感できること」があると思います。

全国の小学生が国語の時間この教材でどこまで「スキル」を身に付けることができるのか。

また「話し方」を意識していくきっかけになるのか。

あまりさらっとではなく、じっくりと取り組めるとよいのではと思います。

学校での子どもたちのけんかの原因は、「このあたり」に因を発することが多々あります!





図書館で見つけた本です。「NHKのあさいち」で先週話題になった「どんぐりクリニックの宮尾先生」が

書かれている本です。「カサンドラ症候群」にもふれています。

家庭で大人の「発達障害」にどう対処するかわかりやすく書かれて読みやすいです。


もう6月なんですね~。梅雨に入る前に楽しいことを探したいです!


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コメント
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