横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

LDの疑似体験~理解のルートをつくる~

2014-10-20 17:52:38 | 発達や学習が心配
さっぱりとした秋空でしたが、天気は少し下り坂。

日中は、汗ばむくらいでしたね。

「秋深し 馬肥ゆる秋」そして「読書の秋」。

食べ物もおいしいけれど、ミステリーなんか

読むのもいいですね。

今日は、LDの疑似体験の話です。

塾に来ているお子さんの保護者に

「LDの疑似体験」をしていただきました。

使ったのは、



こんなキット。近々改訂されるとか・・・。

ざわざわした中での聞き取りや、

いろいろな写真の中から注目すべき1枚を選ぶなどの

体験をしていただきました。



「(聞き取りのときに)雑音が多い場所では、聞き取りにくいと

普段から感じていましたが、それが、ふだんでの授業でも

あったとしたら、とてもストレスだな、と感じました」

指示が最初にあったり、シンプルに伝えたりするだけで

理解が早くなるということが、今回の体験から分かりました」

「子どもにも(自分)がやってしまっている?かな・・」

「図形は、ほんの少しの手助けや見方のこつなど

本人に合った方法があれば、よいと感じました」

・・・大切なことをすべてまとめてくださった、保護者に感謝!です。



わかりにくかった「図形」や「文字」が「見え方」「見方」が

分かったことで、「見やすく」なったり、

「聞き取る」前に「~についてよく聞いてください」のような

指示があるだけで、「聞きやすく」なることが私自身も実感できました。

(自分でも何回もこのCDやパワーポイントを聞いたり見たり

しているのですが、毎回感覚的にこう思います。

まるでクイズが解けたかのように「分かった!」の瞬間があるのです。)


これが、「ルートをつくる」ということ。

診断を受けていなくても、体調や心の状態で

「聞きにくい」「見えにくい」ことは

大人でもあると思います。

授業は「毎日」のことなので、「聞き取りにくさ」

「読み取りにくさ」がある場合、なんらかの

「手だて」が前もってあると「疲労感」が全く違うと思います。

私はたまに子ども達が帰った後の教室の一番後ろの席に座って、

黒板を見ていました。(子どもの目の高さで)

今日は「よく見えたかな。よく聞こえたかな」

日々反省・・・でした。


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