横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

手先の訓練、早めに始めましょう。

2014-10-10 17:31:01 | 発達や学習が心配
今日は、雨、風ともひどく、休校になったところが多かったようです。
(横浜です)
休校で家にいる子どもたち、外にも出られず、宿題もなく、
結構家の中で元気いっぱいにすごしていたのでは?



今日は、「手先の動き」についてです。

ピアノやリコーダーの演奏はもちろん、

はさみ、のり、定規で線を引く、など学習で

「手先」を使うことは多いです。

ペーパーテストはよくできても、

立体図形の展開図をかいて組み立てることが

うまくいかず、いらいらしている子どももいます。

上の写真は、小学校2年生の算数の巻末についているパズルのピース。

「三角形」「四角形」の特徴をとらえる「導入」で使われます。

やや薄めの厚紙でできています。

このピースを使っていろいろな形を作ることは、

子どもにとって楽しい活動です。

でもきっと中には、床にピースの何枚かを落としてしまったり、

上手に「めくって移動」できなかったりする子どもが

いると思います。

そこでこんなふうに



段ボールを裏にはってみました。床におちてもすぐに拾えます。

また移動もスムーズにできます。

楽しい活動が「スムーズ」にできる工夫です。

「器用さ」を試す場面ではないですからね。

でも、毎回こんな手間をかけるのも大変です。

指先に力を入れることができないと、定規でまっすぐな線を引くことが

難しくなります。特に小さな学年のお子さんの中には、「手先」の動きが

まだスムーズでないことがままあります。本のページをめくったり、

折り紙ではしをそろえて「アイロン」をかけたり、輪ゴムをクロスして

何かを縛ったりという練習を少しずつ積み重ねていくこともよいと思います。

運動会の「はちまき」も「先生やって」の行列ができてしまいますが、

前に回しておでこのところでかた結びするところから、だんだんに「ちょうちょ結び」

後ろで「ちょうちょ結び」と段階をおって練習するとよいと思います。

「計算」のようにすぐにはできないのが「手先の動き」。

本人がいらいらしない程度の練習量というのもポイントです。



今週は明日から晴れそうです。「秋晴れ!」


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