おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

お食事中のところ僭越ではございますが

2023年10月23日 | 雑談

お客様!

お客様のなかに、

ただいま納豆を

お召し上がり中のかたは

おられませんか。

がーっとかき混ぜて、

ガバーッとご飯にかけて、

グワーッと混ぜて

ぞぞぞぞっといただく。

それ納豆ですか?

僕も納豆だと思ってました。

納豆はその半ばから

少しずつ汁をたらしつつ、

5分以上かき回すと

より美味しくなる。

僕もそう聞いて

やってみたんですが。

あまりにも情報が足りないことを、

思い知ったんです。

汁って何の?

たらすとは?

どうやって、何でかき回す?

どんな食べかたで

どの辺がどう美味しくなるのか。

行き着いた先は、

全くの別物でした。

これまでのものを納豆と呼ぶなら

これは何?

百聞は一見に如かず。

とりあえず

味わってもらいましょう。

容器は、

寿司屋の湯呑みのように

壁が高く、手になじむものを。

力は入れずゆっくり混ぜるので、

頑丈さはあまり要りませんが、

のちのちどうしても

納豆まみれになってツルッと、

努力を台無しにしてくれるので、

手から滑らんものを。

混ぜ棒は割り箸でいいですが、

安いのは簡単に折れたり

木の屑が出たりするので

オススメできない。

まあお前らは菜箸でも使ってろと

ゴ◯レゴ氏がおっしゃってたか

どうかは知りませんが。

そして納豆。

これは申しわけない。

まずは「ひき割り」からに

してほしい。

誰がやっても上手くいくから。

あと、

混ぜっ返しは禁物です。

1秒に1回転くらいで

全体を大きく

同じ回転で混ぜ続ける。

そのために箸は、

先を1センチくらいずらして

グーの手で握り混むんです。

そして肘や肩で回す。

けっして小手先でやろうなんて

思わないでください。

あっという間に手首が逝きます。

冷蔵庫から出して室温に戻した

ひき割り納豆2パック。

汁なしのものがベストですが、

もし入ってたら、

気持ちよく捨ててください。

代わりに

「だし贅沢 めんみ 4倍濃縮」

風味そのまま新鮮密閉ボトル

がオススメです。

でも何か台所にある

4倍濃縮のめんつゆなら

なんでもいいです。

北海道しか売ってないし「めんみ」。

ネギも生姜も何も要らない。

あとはご飯があればいい。

炊きたてはむしろ、

粗熱や水分や柔さで

オススメしないなぁ僕は……。

納豆を混ぜるという作業から

2つの成果が得られる。

ひとつはあのネバネバが増える。

もうひとつは空気を含むこと。

ムース化するんです。

この旨味のムースを

温かい白飯に置く。

かけるんじゃないです。

いつもご飯を口に入れるとき

箸ですくい取るくらいの形と量を

そっと、箸ですくい取って

ご飯の上に置く。

せっかくのムースを、

取り込まれた空気を、

かき混ぜて壊してはいけない。

それは口の中でするんです。

かける汁の量は

かけ終わりを計算しつつ

しょっぱめだなという辺りを

今は目指してください。

混ぜ途中でもう十分となったら、

汁はやめてあと混ぜ続けてください。

しょっぱさが足りなければ

出来てからでも足して、

混ぜればいいです。

次回以降、お好みで。

頬張るときは自然、

納豆が先に入って

白飯があとになる。

それが理想です。

それではみなさま、

よいお食事をお過ごしください。

 

 


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