32年かぁ……
この9月末で、札幌地下街の3分の1が、
なくなってしまいました。パセオ。
燃料と材料とが、ますます、
不足していくのが確実なこの時期に。
本当に新幹線走れるのか、
走って採算とれるのか、
まだ全然不透明なこの時期に、
「4プラ」に続いての、
「勇み足閉店」を迎えた、
パセオですけれども。
すでに半世紀を経たポール、
オーロラの両地下街に比べれば、
まだまだ若々しい雰囲気がして、
もったいないなぁ……
テルミヌス広場への道も、
閉ざされてしまいました。
ここにも
インスタレーションとレリーフとが、
あったということは、もう、
誰も知ることはないでしょう。
閉店作業の最中かな。
まだ何かしら、
時の流れを感じさせる。
それも間もなく、止まるでしょう。
行き交う人も、
閉店のご挨拶に目をやる。
まだ明かりの灯る窓に、
salut!(ごきげんよう!)
の文字がさびしい。
フランス語の俗語で、
「そいつは御免だ!」
という意味もあるとか。
工事の予定では、
間もなくここらは、大穴があけられて、
新たな地上部の建設に従い、
新たな地下街が出来るのだそうで。
僕は、かなり本気で心配しています。
大穴あけたままに、ならないかと。