おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

2022年9月某日

2022年09月06日 | 動画

豊浜トンネルというと、

1996年冬の事件を思い出しますが。

なにせ、「豊」浜なものですから、

目出度い地名ということで、他にもあり。

また「豊浜トンネル」も、

そういうわけで、いくつかあるようで。

そのひとつが、道北の枝幸にあります。

まっすぐではあるんですが、

暗くて、しかも坂道なので、

春先や晩秋は、路面が凍ってて、おっかない。

もちろん冬も凍りますけれども、

冬は道北にいないので(笑

状況は分からんです。

 

でその、

枝幸の豊浜トンネルが出来る前の道が、

観光ルートとして整備されてまして。

 

枝幸の豊浜旧道

 

そのまま枝幸側へ抜けられるんですが、

釣りしてる奴がいて。

なかにはマナー悪いのもいるので、

引き返しました。

 

およそ、玄武岩の親戚の、

「輝緑岩」(きりょくがん)となる溶岩が、

2千万年くらい前でしたか、

この辺り一帯に、溶岩噴泉となって噴出した。

最近では、溶岩の種類は違いますが、

伊豆大島で噴いてました。

 

1986年11月21日 伊豆大島 三原山噴火【まいにち防災】

 

その噴出したままの状態が凝(こご)って、

今こうして見ることができる。

なにやら、見たことのない注意看板があったり。

ひょっとすると、気づかないかもしれない、

何の飾り気も無い、実用一点張りの灯台があったり。

2千万年の昔と、昭和時代とのコラボ。

何か……、違和感ないな(笑

 

戻りは、夕日を浴びて。

日没が、だいぶん早くなりました。

7度火にくべても燃え尽きないという、

ナナカマドの実も、赤く色づき始めてました。

この実が赤くなるのを、

僕くらい、心待ちにしている人は、

少ないかもしれない。

あるいは、ここへ出張ってきている人がみな、

この実を知らないまでも、

その季節を待ち焦がれているのかも知れない。

 

ナナカマドの実が赤く色づくと、

道北に冬が訪れる。

冬が来れば、

僕は札幌に帰れる。

 

もう二度と、ここへは戻りたくない。

 

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