店主のつぶやき

カフェハンナの店主ウジキのつまらない独り言で綴る日記です。

自分にとっての珈琲

2008年05月30日 21時28分13秒 | Life
皆さんにご心配をおかけしています。
今日も仕事を休み、結局今週は月曜日しか仕事へ行きませんでした。
うちの職場は月末が給料日なので、先ほどWEB通帳を見たら給料が振り込まれていました。こんな状況で給料をもらうのはとても心苦しいです。今年から銀行振り込みなっていたのがせめてもの救いという感じです。会計担当の理事もさぞや嫌な思いで振込み手続きをしたのだろうなと思います。
たぶん週が明けて早々には理事長と話し合って退職の相談をします。私に代わるサービス管理責任者は現在募集しているのですが(元々先週からそういう手はずになっていたので)、早く決まってくれることを祈るばかりです。やり残している仕事は山ほどあるので、どういうふうに引き継げるのか…とまた考えたりしています。本当に楽な気持ちになれるのはまだとうぶん先だと思います。


こんな状態でいながら、これから先のことを考えたりしています。
もちろん早く心と体の状態を良くするのが先決なんですけどね。

福祉の仕事で挫折するのはもうこれで4回目。自分としては精一杯やったので、もうこれで終わりかなと思っています。
そして本気で「コーヒー屋になるにはどうすればいいだろう?」と考え始めています。

大学を卒業して初めて就職した児童養護施設を3ヶ月で辞めてしまった時、それまで決して順風満帆というわけではなかった私の人生ですけど、幸運にも大学も浪人や留年などせずに来ていた私としては初めてと言っていい大きな人生の挫折でした。
身も心もボロボロの状態でカフェバッハへ行き、カウンターに座り、カウンターに入っていた当時の店長や他のスタッフに
「仕事辞めちゃったんですよ…」
と自嘲気味に話すと、
「とうとうコーヒー屋になる決心をされたんですか?」
と笑いながら皆に声をかけられました。
コーヒー好きの私に対するカフェバッハの人達のあたたかい励ましの言葉だったんでしょうけど、その時の私は苦笑いを浮かべるだけでうまく受け答えできなかった覚えがあります。
それから16年経った今、本気でコーヒー屋になれるのだろうかと考え始め、実は一昨日カフェバッハのマネージャー(番頭さん?)のNさんにメールを送りました。

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カフェバッハ ○○様

こんばんは。神戸の吉田です。
このメールの内容、もし不愉快でしたらどうかお許し下さい。

今、私は仕事に行き詰っています。
いや、行き詰るというより、もう限界を感じています。

〈中略〉

今の職場を退職したら福祉の仕事はもう就かないつもりです。
私の能力の限界を感じてしまいました。
では、福祉以外の仕事をするとしたら、私に何ができるのか…?

これというものは見出せないのですが、
正直珈琲屋というものに気持ちが惹かれています。
珈琲屋を馬鹿にしているのかとお叱りを受けるのは覚悟しています。

珈琲屋になりたいというのはバッハに出会った学生の頃からの憧れではありました。
でも、それはずっと心の中で封印してきました。
私は福祉の仕事をするんだと。

〈中略〉

でも、神戸に来てから、
いろんな方のお宅にバッハの豆と私の珈琲道具を持って行って、
バッハの正しい珈琲を飲んでもらう「出張カフェ」をしたり、
私の淹れるバッハのコーヒーを飲みたいという方を集めて、
それぞれの持ち寄ったお茶菓子と私の淹れるコーヒーを楽しむ
コーヒー会なるものを主催したりして、
自分の淹れた珈琲がたくさんの人に喜んでもらえるという喜びを味わい、
私の中に眠っていた珈琲屋への憧れがまた頭をもたげてきたのです。

趣味で珈琲を淹れるのと珈琲屋を生業とするのはまったく違うというのは
わかっているつもりです。
また、今の仕事に行き詰った私の心が珈琲屋への憧れというものに
逃げているのも充分わかっているつもりです。

それでも○○さんにお聞きしたいのは、
もし本気で珈琲屋になろうと思ったら、
どれだけの時間と費用が必要なのか?
カフェバッハで焙煎の技術などを習得するには
かなりのお金が要ると聞いたことがあります。
できれば私の心の慰めのためだけにでも
お答えいただけると幸いです。

〈中略〉

私の最終的な夢は、
福祉と珈琲を学んだ自分が、
カフェふれあいのようなお店を経営することです。
でも、それはとうてい無理な話かとも思っています。
しかし、それが本当に私らしい生き方かもしれないと思ってもいるのです。

こんなメールを送って、○○さんは不愉快になるかもしれませんが、
どうかお答えをお待ちしております。

失礼いたしました。

                  吉田 毅

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Nさんからは昨日、決して不愉快なことはないけども、いっぺんには答えられないので少し時間を下さいというメールをいただきました。

私のメールに出てくる『カフェふれあい』というのは、私が東京にいる時にスタッフとして働いていた障害のある方が働いているカフェです。
オープンに際してカフェバッハに大変お世話になり、カフェバッハのコーヒー豆を使用して今も池袋で営業しています。

実は今の職場に就職する時、神戸に来て初めて就職した事業所の時の同僚に障害者就労支援事業所のサービス管理責任者になったことを連絡したら、
「ヨシダさんは本当にそれでいいの?コーヒーはどうしたの?」
というメールをもらいました。
彼女はどういう気持ちでそういうメールを送ってきたのかわかりませんが、もしかしたら今のような事態になることを予測していたのかもしれません。
その時私は、
「コーヒーは今も淹れてますよ。いずれは障害をもった方に働いてもらえるカフェができたらいいなと思っています」
とメールを送ったら、
「それ絶対ヨシダさんらしくていいです!絶対実現して下さいね!」
という返事をもらいました。

その時はそんなに本気で書いたわけではなかったのですけど、今はそれを目指してやってみたいという気持ちでいます。もちろん遠い夢ですけど…。

なんだかつらつらと思うままに書いてしまいました。またしても長文(苦笑)。
本当にこの先どうなるのかわかりませんけどね。

上の写真はうちにある水出しコーヒーの道具です。
実は昔お世話になった方に結婚祝いでいただいたもので、ずっと使わずに棚の奥に眠っていたんですけど、一昨日急に父親が「水出しコーヒーっていうのがあるのか?」と私に聞いてきたので、うちでも作れるよと埃をかぶっていた道具を引っ張り出してウォータードリップをしてみました。
なかなかすっきりした味のコーヒーができます。

自分の生きる道は・・・

2008年05月27日 23時28分16秒 | Life
今日、仕事を休んだ。
実は今日だけじゃない、先週も2日休んでしまった。
その他の日も遅刻を繰り返している。

朝、目が覚めても体を起こせない状態になってしまっている。
もう心が切れてしまった状態。

仕事のことはあまり書けないけど、今仕事を辞めることを考えている。

でも、辞めたら私に何が残るのだろうとも考える。

たぶん、もう福祉の仕事はできない。
かといって、私に他にできる仕事はない。
何の能力も持っていないから。

コーヒー会やってる時は、カフェ開業なんて冗談めかして言っているが、そんな資金はどこにもないし、仮に資金があったとしてもカフェ経営なんてそんな甘いものじゃない。それはわかっている。
カフェの経営って、学生時代からの夢ではあるけど、今はそれは私の心の逃げ道でしかない。

昨日今日と女性アナウンサーの自殺のことがテレビなどで話題になっている。
数週間前から自身のブログで心配な言動があったことは、私もネットのニュースで以前から読んでいて、そういうことにならなければいいなと思っていたら、本当にそういうことになってしまった。
いや、こんなことを書くとウジキも同じようなことを考えているのではないかとみんなを心配させてしまうかもしれないけども、今の私は決して「死」は考えていない。
ただ、ちょっとだけ彼女に自分を重ねて考えてしまうことはある…。

正直今は早く楽になって、ゆっくりしたい気持ちだ。
それから自分の生きる道というのをもう一度考えていきたい。

それがどんな道かはわからないけども…。

徳島よいとこ!!

2008年05月20日 23時11分15秒 | Life
一昨日の日曜日の日記です。


mixiのマイミクさん4人と徳島まで行ってきました。

はじめは私と私のコーヒーの弟子(?)のソウスケさんとの話の中で、お互いに今の仕事に煮詰まり明日が見えずに毎日鬱々としているので、バッハグループのコーヒー屋へ行ってカフェ開業の夢(妄想?)について語ろうという話だったのです。
そこへ新たに私に弟子入り志願(笑)してきたマイミクさんが現われたので、どうせならその方も含めたマイミクさんグループ(私の彼女含む(笑))でカフェ探訪して来ようということになりました。
ただし、コーヒーだけのために徳島まで行くのはちょっと…という声もあったので、オプションとして(笑)大塚国際美術館へも行くことにしました。

朝、神戸駅に集合してソウスケさんの車に乗り、高速で一路徳島へ。
予定時間よりちょっと遅れて11時半近くに鳴門にある大塚国際美術館に到着しました。

とても見応えがあると色んな人から聞いていた大塚国際美術館。確かにそのとおりであまりの広さ大きさに圧倒されました。大塚国際美術館のHPでは観覧時間約2時間となっていたのですが、ゆっくり見ていたら、あっという間に半分周った時点ですでに2時間経っていました。
おなかが空いたのでいったん美術館内のレストランに入り昼食をとった後、残りの半分の展示を駆け足で観覧。
予定では2時には美術館を出てコーヒー屋へ向かうつもりだったのですが、美術館を出たのが結局4時になってしまいました。すっかり遅くなってしまいましたが、本来の目的はコーヒー屋へ行くことだったので、それから急いで向かいます。

向かうのは鳴門市と徳島市を結ぶ国道11号線沿いにあるバッハグループのお店自家焙煎珈琲カフェ・ケストナー
そんなに遠い場所ではないので高速には乗らず下道で行ったのですが、ちょうど大塚のポカリスエットスタジアムで行われていたJ2リーグ徳島ヴォルティスvsロアッソ熊本の試合終了時間と重なってしまったために国道は渋滞気味。カフェケストナーに着いたのは4時半頃になっていました。

席を予約していたのに大幅に時間に遅れてしまった私達。でもお店の方は嫌な顔一つせず親切に応対して下さいました。
とりあえず全員1杯ずつコーヒーとケーキを注文して飲んだ後、おかわりのコーヒーを注文。
そこで私に弟子入り志願してこれからコーヒーの淹れ方を覚えようとしているマイミクさんに「カウンターに座ってコーヒー淹れるのを見せてもらったら」と言って、彼女は本当にお店の人にそれをお願いに行ったのですが、「皆さんのテーブル席で淹れますよ」とお店の方は道具を私達の座っている持って来て私達の目の前でコーヒーをドリップして下さいました。思わぬ粋な計らいに、彼女だけでなくみんなちょっと感動!
しかもおかわりを注文したのは2人だったのですが、その淹れたコーヒーを小さめのカップ5客に分けて入れて、全員に飲ませて下さいました。お店の方のあたたかい心遣いに本当に感謝です。
その後、私が深煎りのブルンジを注文してそれを他の人にも味見してもらっていたら、またしても小さなカップでブルンジ2杯と別の深煎りのエチオピアを2杯持って来て下さいました。同じ深煎りでも味が違うというのを私達にわからせて下さるというこれまた粋な計らい。
そんなこんなで結局7時近くまでお店に長居してしまい、慌ててお会計。会計は合計で4800円。明細はなかったのでよくわかりませんが、たぶん小さなカップで飲ませて下さったコーヒーはサービスして下さったのだと思います。本当に感謝感謝です。

帰りは強い横風を受けながら高速をぶっとばして垂水に着いたのが8時くらい。そこで解散になりました。
私の立てた予定がアバウトだったために、参加した4人には帰りが遅くなって迷惑をかけてしまいましたが、それでもいい日帰りの旅だったと思います。

当初の目的のカフェ経営の妄想話はできませんでしたけどね(苦笑)。

父の誕生日

2008年05月17日 23時55分17秒 | diary
今日は父親の誕生日。

先日の日記に書きましたが、5月は私以外の家族のお誕生日月間(笑)。
5月12日妹の誕生日、
5月25日が母親の誕生日、
そして5月17日の今日が父親の誕生日なのです。

一応毎年家族には誕生日プレゼントを贈っているのですが(母の日、父の日兼にしてますが(^^;)、妹と母親の誕生日プレゼントに対して父親の誕生日プレゼントは毎年悩みます。
お酒は飲まない、タバコもやめた、特別な趣味もない…という父親にはいったい何をプレゼントしてよいやら…と。

ここ数年は父親が好んで着ているポロシャツをプレゼントすることが多かったのですが、シャツもそんなにすぐに傷むわけでもないので、毎年プレゼントしているとどんどん増えていって、まるでポロシャツコレクターのようになってしまいます(笑)。
なので、今年は違うものを贈ろうと思ったのですが、それがどうしてよいかわかりません。

事前に考えてネットで買おうかと思っていたのですが、結局何がよいか思いつかず、今日になってしまい、仕事が終わった後もぶらぶらとお店を見ながら考えていて、結局本屋へ行き、最近父親は東国原宮崎県知事の出る番組を良く見ていて、また島田洋七の「がばいばあちゃん」も以前良く見ていたので、2人が対談している本を購入してプレゼントにしました。普段本を読むような父親ではないのですが、こういうテレビで話題になっているような本だったら読むことはあるのでね。

しかしそれだけだったら安上がりなプレゼントになってしまうので、レーブドゥシェフでお菓子を買って帰りました。
普通のケーキでもよかったんですけど、花見の季節に食べた桜の和スイーツがかなりのヒットだったので、やはり和テイストの「蓬(よもぎ)」というスイーツにしました。もちろん父親の分だけでなく私も含めて家族4人分。

夕食後、恒例のようにコーヒーを淹れてデザートタイムにしたのですが、「さすがレーブ!」という感じでとても美味しく、「花見桜」以上に好評でした。
お酒は飲まないけど甘いものが大好きな父親にとってはこの方がいいプレゼントだったかもしれませんね。

父親も今日で72歳。もうちょっとで後期高齢者(^^;
先日白内障の手術をしたものの、他に特に病気もなく元気ではあるのですが、最近つくづく年とったなぁと感じることもあります。
私も仕事が安定せず未だふらふらしているので、父親もまだまだ元気でいて欲しいなぁと願う今日この頃です。

一日早い母の日

2008年05月10日 21時06分59秒 | diary
今日は本当は休みの日なのですが、イレギュラーな仕事があって朝から出かけ、午後に帰宅。
母親が「今日の晩御飯はステーキよ。ちょっと早い誕生日(笑)」と。

そう、うちは私以外の家族はみんな5月生まれ。
その先陣を切って明後日の12日が妹の誕生日なのですが、なかなか家族4人がそろって夕食を食べることがないので、2日前倒しして今日がご馳走の日なんだそうです(笑)。なんだか奮発して高い肉を買ってきたらしいです。

でも、その前に午後のコーヒータイム。
最近mixi関係の人たちに“(コーヒー)マスター”と呼ばれている私ですが、仕事が休みの日も家にいることが少ないので、家でコーヒーを淹れることはめったにありません。今日はめずらしく私も早い時間に帰ってきたし、家族みんなそろっていたので、「コーヒー淹れようか」とコーヒーを淹れることにしました。

明日は母の日ですが、実は母の日と5月25日の母の誕生日プレゼントを兼ねて(笑)ウェッジウッドのカップ&ソーサーを用意していました。写真の一番前左側に写っている『ワインプラム』です。

何気にウェッジウッドコレクターになっている私。元々母親が買っていたコーヒーカップ(ウェッジウッドではない)には女性っぽい色柄のカップしかなかったので、自分と父親用のカップが欲しいと思い、3年前にウェッジウッドの『ターコイズジュエル』(写真後列左)と『インディア』(写真後列右)を購入していたのです。
ちょっと前にやはりウェッジウッドの定番商品『ワイルドストロベリー』(写真前列右)も買ったら、妹が気に入って自分専用のカップにしてしまって、それを母親がうらやましがって、自分のウェッジウッドはないとすねていたので(笑)、『ワインプラム』を用意していたのでした。

みんなでコーヒーを飲むのに、どうせだったら早速使ってもらった方がいいかなと思い、これまた母の日を1日前倒し、誕生日を15日前倒しして(笑)、母親にプレゼントを渡しました。
母親は「別にすねてはいないわよ」と笑っていましたが、嬉しそうに箱を開けて、一応喜んでくれたようなのでホッとしました。

早速コーヒーを淹れて4客のウェッジウッドのカップに注ぎます。
4客並べるとそれぞれの色柄が違うのでなかなかきれいでした。
久々の家族4人揃ったちょっといいコーヒータイムでした。


…でも私が使っている『ターコイズジュエル』が一番高価だということは家族に内緒です(笑)。

サスペンスドラマ!?

2008年05月05日 15時47分13秒 | diary
昨夜はのんびりと温泉につかり(ちなみに温泉は子宝の湯でした(笑))、まったりと過ごしました。
今朝も朝風呂に入って、チェックアウト後もコーヒー飲んで新聞読んでゆっくりと宿を出た後、途中下車をして、ちょいと観光をしてきました。
天気が悪かったのが残念でしたが、なかなかの絶景でした。
ちなみに食べたご当地ソフトクリームは梅ソフトでした。これでどこへ行ったかわかりますよね(笑)。