店主のつぶやき

カフェハンナの店主ウジキのつまらない独り言で綴る日記です。

神戸学校

2011年02月20日 21時27分47秒 | diary
昨日の日記です。

昨日は妻と2人で『神戸学校』というイベントに行ってきました。
『神戸学校』というのは、神戸にある通販の会社フェリシモが主催、毎月様々な分野の著名人などを呼び、神戸市民、神戸に集う人々に講演をしてもらうイベントなのです。企画運営はすべてフェリシモの若い社員で行っています。
以前私の妹はフェリシモに勤めていたことがあって、妹はよくこの『神戸学校』に聞きに行っていました。明和電機の土佐信道さん、宇宙飛行士の毛利衛さん、さをり織りの創始者城みさをさん…など。写真家のアラーキーこと荒木経惟さんが来た2004年2月は私も妹に誘われ聞きに行きました。(別々に行きましたが) アラーキーの熱狂的ファンである妹は講演の最後の質問コーナーで真っ先に手を挙げ、テンションMAXの上ずった声でわけのわからない質問し、兄としてハラハラした覚えがあります(笑)。

さて、今回のゲストは蓑豊さん。名前だけ聞いたら誰かわかりませんね。私もわかりませんでした(笑)。蓑豊さんは金沢21世紀美術館の元館長で、現在兵庫県立美術館の館長。金沢の地で年間150万人という地方の美術館としては信じられない来館者を誇る名美術館を作り上げた手腕を買われ、兵庫県立美術館の館長となった人なのです。

今回はフェリシモから私の職場に招待券送られてきて、もし興味があるならと上司が私に招待券2枚をくれたのでした。案内で今回のゲストを知り、私よりも妻の方が美術に興味があるので、妻と一緒に行くことにしました。

一昨年ですが兵庫県立美術館は妻と一緒に行ったことありますし、昨年5月には妻と2人で金沢へ旅行に行き、金沢21世紀美術館も行きました。確かに金沢21世紀美術館はなんだかわくわくさせてくれる美術館でした。そんな美術館を作った館長が今度は兵庫県立美術館をどう盛り上げていこうとしているのか、私もぜひ聞いてみたいと思いました。

蓑さんの話を聞いてみると、元々は中国陶器が専門の美術家だったようですが、北米で数々の美術館に勤めてきた経験からなのでしょうか、美術家というよりは美術館の総合プロデューサーという感じ。
正直話はあまり上手な方ではなかったですが、その美術、芸術を広く市民、子ども達に伝えようという情熱たるやものすごいパワーを感じ、そのパワーが行政などたくさんの人を動かし、金沢21世紀美術館のような今までになかった美術館を作り出せたのだと思いました。
実際金沢21世紀美術館を作り上げるまでの話もありましたが、行政は年間5万人程度来館者があればよいと考えていたものを、それではいかんと開館までの準備や開館後も色んな働きかけ、仕掛けを行っていたことがわかりました。
そして現在兵庫県立美術館でも様々な戦略を練り、たくさんの人に来てもらえる美術館作りを行っています。

実は私の職場は兵庫県立美術館の最寄り駅でもあるJR灘駅が最寄り駅で、私も通勤にJR灘駅を利用しています。昨年改築された駅舎の線路の南北にかかる通路に『ミュージアムロード』と看板がかかったのですが、それは南に兵庫県立美術館があり、北に王子動物園や原田の森ギャラリーがあるのでそう呼ぶことにしたのだろうと思ってはいましたが、その命名者が蓑豊さんだということがわかりました。兵庫県立美術館から駅を渡って王子動物園へ向かう一直線の道を『ミュージアムロード』と名付け、その道沿いを整備することで街全体の活性化も計ろうという計画だそうです。その話を聞いただけでもすごいなぁと思ったのですが、もっとすごいことを考えておられて、それはまだオフレコということでここに書くわけにはいかないのですが、もしそれが実現したら、さすが敏腕館長と言わざるを得ません。

2時間半の話で私もものすごいパワーをもらいました。
私ももっと頑張らないとなぁと強く感じさせてもらったいいお話でした。

休んでなかった3連休

2011年02月20日 19時12分24秒 | diary
1週間遅れの日記です。
先週の3連休のことを書きます。

11日(金・祝)
めったにない休日出勤でした。
私の仕事は企業などで働く障害者の方を支援する仕事なのですが、担当する障害者の方の仕事によっては土日祝日が休みとは限りません。もちろんずっとつきっきりお世話をするわけではないのですが、お店での仕事など平日より土日祝の方が特に忙しい仕事などの場合は、必要に応じて土日祝にどれだけその方が対応できるか様子を見に行くことがあります。
今回私が担当する方はパチンコ屋さんのお仕事で、この日が初めての土日祝の出勤で、とても忙しいことが予想されたので、私もそれに合わせて様子を見に行くことになったのでした。ちなみに私は後日平日に振替休日がもらいました。
ところがこの日は朝から雪。それはいいのですが、雪のせいで客の出足は悪く、わざわざ休日出勤してまで見に来た意味があまりありませんでした。天気がよくなった午後からはそこそこ客が増えたので、その状況での様子というのは見られたのですけどね。
しかし、私はパチンコをしないので、一日パチンコ屋さんの空気の中にいるというのが苦痛でした。タバコの臭いと爆音とチカチカした光でヘトヘトになってしまいました。

12日(土)
この日は朝からヘルパーのアルバイト。しかし前日の疲れからか寝坊してしまい、慌てて現場へ。なんとか間に合いました。
お昼過ぎでヘルパーの仕事は終わり、コンビニで昼食のパンを買ってサクッと食べた後、兵庫県民会館へ。以前私のフットサルチームgotaに参加していた女性で現在mixiのマイミクでもあるTさんのエレクトーン発表会を聴きに行ったのでした。Tさんが先月のmixi日記で、結婚を機にエレクトーンをやめるので最後の発表会になるということを書いていたので、やはり昔エレクトーンを習っていた私はぜひ聴きに行きたいとコメントを書いていたら、場所を教えてくれたのでした。
花束でも買って行こうかなと思ったのですが、そこまでするとかえって気を遣うかなと思い、そのまま会場へ。発表会はピアノとエレクトーンの発表会で、小さい子どもから順番に演奏していく形になっていて、ガチガチに緊張した小さな子どもの演奏を見ていたら、昔自分が子どもの頃の発表会を思い出してしまいました。
途中ついうとうとしてしまったのですが、Tさんの名前が呼ばれたところで覚醒(笑)。Tさんも緊張しているようでしたが、大きなミスはなく、これまで23年間習ってきたエレクトーンの集大成を立派に演奏しきりました。全員の演奏が終わった後に演奏した全員での写真撮影があったのですが、Tさんのホッとしたようなやり切った感のあるキラキラした笑顔が印象的でした。
終演後、ロビーに出たらTさんがお母様と一緒にいらしたのでご挨拶しました。もう間もなく結婚するTさんなのですが、おそらく私のことは説明されているでしょうけど、男1人で見に来た私のことをお母様はどう思ったのでしょうね(笑)。ちなみにTさんの後に演奏した女性は私のことをTさんの旦那様になる人と勘違いしたらしいです(笑)。
その後、ハーバーランドで買い物している私の妻と義母と合流。もう買い物は終わっていて、スタバで一緒にコーヒー飲んで帰りました。

13日(日)
この日は私の主宰するコーヒー会。
事前から準備はしていましたが、結局直前になってバタバタとなり、ちょっと遅れ気味で会場へ。
この日は今回初参加の方が多く、しかも私のコーヒーの‘弟子’と呼んでいる大事な相棒であるKさんが仕事の都合で不参加だったので、会自体もけっこうバタバタ。Kさんがいるのといないのとではえらい違いだということがわかり、改めてKさんがいつもうまくサポートしてくれているのだということを思い知りました。
それでも初参加の方、久しぶりの参加の方、いつも参加してくれている方ら12名が集まり、いい雰囲気で会を行うことができました。
特に初参加の方の中に、12年前にニフティのコーヒーフォーラムのメンバーであった方がいて、オンライン上では12年前からお名前は存じ上げていたものの、実際お会いするのは今回初めてで、お互い素人ではあるものの趣味のコーヒーの世界では大先輩なので、私もかなり緊張してしまいました(苦笑)。
また、将来カフェを開きたいと考えている女性もいらして、私のコーヒー会が参考になるのかよくわかりませんが、新鮮な感じの会になりましたね。
帰宅後、ホッとしてめずらしく夕食時にビール(第3のビールだけど)を飲み、疲れのためか食後ぐったりと眠ってしまいました。いつもは妻が食事の用意をしてくれたら、私が洗いものと分担しているのに、洗いものも妻にさせてしまって…、ごめんなさい(笑)。

…というわけで怒涛の3連休でした。まったく休みなし。でも充実した3日間だったかな。
その分、代休をもらった15日の火曜日は日中ほとんど寝て過ごしました。