昨日の日記です。
昨日は妻と2人で『神戸学校』というイベントに行ってきました。
『神戸学校』というのは、神戸にある通販の会社フェリシモが主催、毎月様々な分野の著名人などを呼び、神戸市民、神戸に集う人々に講演をしてもらうイベントなのです。企画運営はすべてフェリシモの若い社員で行っています。
以前私の妹はフェリシモに勤めていたことがあって、妹はよくこの『神戸学校』に聞きに行っていました。明和電機の土佐信道さん、宇宙飛行士の毛利衛さん、さをり織りの創始者城みさをさん…など。写真家のアラーキーこと荒木経惟さんが来た2004年2月は私も妹に誘われ聞きに行きました。(別々に行きましたが) アラーキーの熱狂的ファンである妹は講演の最後の質問コーナーで真っ先に手を挙げ、テンションMAXの上ずった声でわけのわからない質問し、兄としてハラハラした覚えがあります(笑)。
さて、今回のゲストは蓑豊さん。名前だけ聞いたら誰かわかりませんね。私もわかりませんでした(笑)。蓑豊さんは金沢21世紀美術館の元館長で、現在兵庫県立美術館の館長。金沢の地で年間150万人という地方の美術館としては信じられない来館者を誇る名美術館を作り上げた手腕を買われ、兵庫県立美術館の館長となった人なのです。
今回はフェリシモから私の職場に招待券送られてきて、もし興味があるならと上司が私に招待券2枚をくれたのでした。案内で今回のゲストを知り、私よりも妻の方が美術に興味があるので、妻と一緒に行くことにしました。
一昨年ですが兵庫県立美術館は妻と一緒に行ったことありますし、昨年5月には妻と2人で金沢へ旅行に行き、金沢21世紀美術館も行きました。確かに金沢21世紀美術館はなんだかわくわくさせてくれる美術館でした。そんな美術館を作った館長が今度は兵庫県立美術館をどう盛り上げていこうとしているのか、私もぜひ聞いてみたいと思いました。
蓑さんの話を聞いてみると、元々は中国陶器が専門の美術家だったようですが、北米で数々の美術館に勤めてきた経験からなのでしょうか、美術家というよりは美術館の総合プロデューサーという感じ。
正直話はあまり上手な方ではなかったですが、その美術、芸術を広く市民、子ども達に伝えようという情熱たるやものすごいパワーを感じ、そのパワーが行政などたくさんの人を動かし、金沢21世紀美術館のような今までになかった美術館を作り出せたのだと思いました。
実際金沢21世紀美術館を作り上げるまでの話もありましたが、行政は年間5万人程度来館者があればよいと考えていたものを、それではいかんと開館までの準備や開館後も色んな働きかけ、仕掛けを行っていたことがわかりました。
そして現在兵庫県立美術館でも様々な戦略を練り、たくさんの人に来てもらえる美術館作りを行っています。
実は私の職場は兵庫県立美術館の最寄り駅でもあるJR灘駅が最寄り駅で、私も通勤にJR灘駅を利用しています。昨年改築された駅舎の線路の南北にかかる通路に『ミュージアムロード』と看板がかかったのですが、それは南に兵庫県立美術館があり、北に王子動物園や原田の森ギャラリーがあるのでそう呼ぶことにしたのだろうと思ってはいましたが、その命名者が蓑豊さんだということがわかりました。兵庫県立美術館から駅を渡って王子動物園へ向かう一直線の道を『ミュージアムロード』と名付け、その道沿いを整備することで街全体の活性化も計ろうという計画だそうです。その話を聞いただけでもすごいなぁと思ったのですが、もっとすごいことを考えておられて、それはまだオフレコということでここに書くわけにはいかないのですが、もしそれが実現したら、さすが敏腕館長と言わざるを得ません。
2時間半の話で私もものすごいパワーをもらいました。
私ももっと頑張らないとなぁと強く感じさせてもらったいいお話でした。
昨日は妻と2人で『神戸学校』というイベントに行ってきました。
『神戸学校』というのは、神戸にある通販の会社フェリシモが主催、毎月様々な分野の著名人などを呼び、神戸市民、神戸に集う人々に講演をしてもらうイベントなのです。企画運営はすべてフェリシモの若い社員で行っています。
以前私の妹はフェリシモに勤めていたことがあって、妹はよくこの『神戸学校』に聞きに行っていました。明和電機の土佐信道さん、宇宙飛行士の毛利衛さん、さをり織りの創始者城みさをさん…など。写真家のアラーキーこと荒木経惟さんが来た2004年2月は私も妹に誘われ聞きに行きました。(別々に行きましたが) アラーキーの熱狂的ファンである妹は講演の最後の質問コーナーで真っ先に手を挙げ、テンションMAXの上ずった声でわけのわからない質問し、兄としてハラハラした覚えがあります(笑)。
さて、今回のゲストは蓑豊さん。名前だけ聞いたら誰かわかりませんね。私もわかりませんでした(笑)。蓑豊さんは金沢21世紀美術館の元館長で、現在兵庫県立美術館の館長。金沢の地で年間150万人という地方の美術館としては信じられない来館者を誇る名美術館を作り上げた手腕を買われ、兵庫県立美術館の館長となった人なのです。
今回はフェリシモから私の職場に招待券送られてきて、もし興味があるならと上司が私に招待券2枚をくれたのでした。案内で今回のゲストを知り、私よりも妻の方が美術に興味があるので、妻と一緒に行くことにしました。
一昨年ですが兵庫県立美術館は妻と一緒に行ったことありますし、昨年5月には妻と2人で金沢へ旅行に行き、金沢21世紀美術館も行きました。確かに金沢21世紀美術館はなんだかわくわくさせてくれる美術館でした。そんな美術館を作った館長が今度は兵庫県立美術館をどう盛り上げていこうとしているのか、私もぜひ聞いてみたいと思いました。
蓑さんの話を聞いてみると、元々は中国陶器が専門の美術家だったようですが、北米で数々の美術館に勤めてきた経験からなのでしょうか、美術家というよりは美術館の総合プロデューサーという感じ。
正直話はあまり上手な方ではなかったですが、その美術、芸術を広く市民、子ども達に伝えようという情熱たるやものすごいパワーを感じ、そのパワーが行政などたくさんの人を動かし、金沢21世紀美術館のような今までになかった美術館を作り出せたのだと思いました。
実際金沢21世紀美術館を作り上げるまでの話もありましたが、行政は年間5万人程度来館者があればよいと考えていたものを、それではいかんと開館までの準備や開館後も色んな働きかけ、仕掛けを行っていたことがわかりました。
そして現在兵庫県立美術館でも様々な戦略を練り、たくさんの人に来てもらえる美術館作りを行っています。
実は私の職場は兵庫県立美術館の最寄り駅でもあるJR灘駅が最寄り駅で、私も通勤にJR灘駅を利用しています。昨年改築された駅舎の線路の南北にかかる通路に『ミュージアムロード』と看板がかかったのですが、それは南に兵庫県立美術館があり、北に王子動物園や原田の森ギャラリーがあるのでそう呼ぶことにしたのだろうと思ってはいましたが、その命名者が蓑豊さんだということがわかりました。兵庫県立美術館から駅を渡って王子動物園へ向かう一直線の道を『ミュージアムロード』と名付け、その道沿いを整備することで街全体の活性化も計ろうという計画だそうです。その話を聞いただけでもすごいなぁと思ったのですが、もっとすごいことを考えておられて、それはまだオフレコということでここに書くわけにはいかないのですが、もしそれが実現したら、さすが敏腕館長と言わざるを得ません。
2時間半の話で私もものすごいパワーをもらいました。
私ももっと頑張らないとなぁと強く感じさせてもらったいいお話でした。