「運河の会」かながわサロン 2013年1月12日 於)県民活動サポートセンター
1、短歌の素材:
「若い人に似あう靴下の白、老い人に似合う足袋の白」「一輪車の少女の担ぐ泥つきの蕪」
「元旦の空を飛ぶ鳶」「同胞なのに敬語を使う君」「夕風の音に思い出を懐かしむ」
「心を浄め行く雨」「雨あとの寺の塔のめぐりの昏き檜の森」
「永久に続くかと思うほどの海の静けさ」「ここ数年見ない霜柱」
2、主な論点:
「一首の中の対比は不自然になる」「目の付け所は良いが不要な言葉があるのではないか」
「発想が平凡で、思いを詠い切れていない」「上の句と下の句が順接か逆説か」
「雨も春雨、雷雨、豪雨、冬の雨と色々ある」「不要な言葉があるのではないか」
「比喩が安易に使われてはいないか」「一首が曖昧で表現に工夫の余地がある」
3、その他:
1、毎回行っている「帰潮」の学習会は来月に繰り越した。
2、歌集を出した会員の為に一人二首づつを抄出して、批評、講評をした。
3、僕自身の出詠歌は会員の批評で、完成した。自分でも分からない事を納得して自分の作品の中に取り入れられるのが、歌会の長所だと思った。