歴史修正主義者によって、唱えられる暴論の一つに「日本による朝鮮の植民地支配は虚構だ」というものがあります。ここでは、それに対する反論を試みます。 . . . 本文を読む
東アジア、とりわけ、中国、韓国、朝鮮は日本と特別な関係にあります。時として「緊密」、また或る時は「近くて遠い国」などと言われます。そこには「日中関係」「日韓関係」の「歴史認識」の違いが投影されています。領土問題もあるので、東アジアの「近現代史」を俯瞰してみましょう。 . . . 本文を読む
近代短歌に学ぼうとする機運が高まっているようです。大事なことですが、そこにある危ないものを僕は感じています。それは「戦後の民主化」の否定に繋がりかねないものです。歌壇の動向、テレビドラマの反響、歴史学会の動きと三つ揃えば、単なる偶然では済まされないでしょう。 . . . 本文を読む
NHKの大河ドラマ「平清盛」は視聴率で苦戦しているようです。なぜでしょうか。平清盛の人物像が理想化され過ぎているように思うのですが、ここでは少し足を止めて考えてみようと思います。 . . . 本文を読む
NHKの大河ドラマ「平清盛」が放映されているためでしようか、平安時代末期について語られる機会が多いような気がします。では何故、源氏と平氏とが武士を率いることが出来たのでしょうか。 . . . 本文を読む
今年の NHK の大河ドラマは「平清盛」。「新しい世」を拓いた人物として描かれ、源頼朝が語りをするという設定ですが、普通「武家政治」を始めたのは「源頼朝・鎌倉幕府」といわれます。清盛と頼朝と。どこがどう違うのでしょうか。考えて見ました。・・・ . . . 本文を読む
斎藤茂吉の時代は「戦争の時代」。軍部による「軍部ファシズム」といわれますが、そこにはある傾向が。1994年放送の NHK 「ドキュメント太平洋戦争」の内容を歴史学の成果から裏付けてみたいと思います。近代短歌の時代背景です。・・・ . . . 本文を読む
斎藤茂吉は1882年(明治15年)に生まれ、1953年(昭和28年)に亡くなりました。ちょうど日清戦争から太平洋戦争の時代にあたります。「戦争の時代」といってもよいと思います。ですから、この時代をどう見るかは、斎藤茂吉の生きた時代の背景をどう理解するかということと同意義といっていいでしょう。さてその時代をどう見るかが問題なのですが・・・。 . . . 本文を読む
スペシャル・ドラマ「坂の上の雲」。日清日露戦争の時代を描いたドラマ。日露戦争が終わり、ポーツマス条約が結ばれたのが、1905年(明治38年)。その後の「日韓併合」が1910年(明治43年)。つまり「坂の上の雲」の舞台は明治という時代です。この時代は短歌とも大きな関わりをもつので、ここでもう一度、時代背景を整理してみたいと思います。・・・ . . . 本文を読む
スペシャル・ドラマ「坂の上の雲」。最終回は「日露戦争の日本海海戦」でした。気になるのは、日露戦争のあと何が残ったかがどう描かれるかということでした。「薔薇色の近代社会」となるのは勿論、「血であがなった近代社会を手にした」というのも問題があると思います。その理由は・・・。 . . . 本文を読む