試練を乗り越え 貴重な教訓を生かし
次なる参院選に向け前進を
神奈川シニア連合会長 新田 尊士
新年明けましておめでとうございます。ご家族お揃いで新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
この1年私たちの生活がどうなるか政治の面から少し見てみましょう。
総選挙の結果は、自民294、公明31、民主57、維新54などが示すように、自民党は圧勝。民主党は壊滅的な敗北を喫しました。この3年間自民党は国民からこんなに支持され、こんなにも圧勝をするようなことをしてきたでしょうか。前回選挙の歴史的敗北の総括も曖昧のまま、民主党の上げ足取りに終始し「決められない政治」の中心的な役割を担ってきたのではないのでしょうか。その評価は選挙前の自民党の支持率が23%、前回大敗時19%が示しています。1年ごとに首相が交代、マニフエストは財源がなく骨抜きとなり、党は分裂し、政権交代への期待が裏切られた怒りと恨みが「民主党ノー」の票に積み重なり自民党が大勝したのです。それは59.3%と言う過去最低の投票率にこうした国民の迷いを見ることができます。
安倍総裁は「国土強靱化計画」で10年間に200兆円投入する法案を掲げ、日銀に建設国債を買わせ、無制限の金融緩和をやらせると言い、インフレに火を付けかねない事をやろうとしています。
また尖閣問題では1ミリたりとも譲歩しない、船だまりを造り公務員を常駐させる。憲法を改正し自衛隊を国防軍にする。など「右傾化」以上の事を発言しているのです。
問題は、参議院が捻れで法案が「否決」されても、自民と公明が組めば衆院で再可決が可能になることで、国論が割れる重要な問題を、数を頼みとするこうした手法で強行突破する行為を許してはならないのです。
「社会保障と税の一体改革」は「消費税の値上げ」だけが決められ、社会保障をどのように改革するのかは「社会保障改革国民会議」の中で決められて行くのです。ここでは自公民合意をぶれずに実行し、年金、医療、介護、低所得者対策など、国民の安心の結びつけていく努力を民主党がリードして取り組むべきです。
すでに述べたように今回の圧勝の中身は「自民党そのものの勝利」ではない。すでに指摘したように、民主党の相次ぐ迷走がもたらした結果であると厳しく徹底した総括を加え、夏に控える参院選に向け前進しなければならない。民主党は、政治は国民のため国のためのものであることを自覚し、今までの失敗の教訓を生かし、しっかりとスクラムを組んで力強く前進して欲しい。頑張れ民主党!!
藤沢市善行からの初日の出(残念ながらここだけ曇っていました)
藤沢市善行からの富士山の朝焼け(反対側の富士山は快晴でした)ユーチューブから唱歌「富士山」