5月14日(水)~15日(木)、NTT労組退職者の会中央協は、「ジェンダー平等推進フォーラム 全国ミズ・ポジティブ・アクション ~女性の政治参加を進めるには~」をタイトルテーマに初の全国集会を開催!
会場の東京グリーンパレス(千代田区二番町)には、全国47都道府県の退職者の会会員役員とG連や分会の現役役員等161人(女121・男40)、中央協役員、来賓、講師、パネラー等、180余名が一堂に会した。神奈川県協からは、本フォーラムの企画委員をも担った徳永由美子副会長、原まさ江事務局次長、小関浩史G連事務局次長の3名で参加。
中央協森嶋会長は、本フォーラム開催の主旨と意図について、政治と金の問題はもとより高齢者を直撃する社会保障制度の改悪、平和を脅かす防衛政策の大転換と実質的な防衛増税、出口の見えない金融・財政政策による物価高は私たち庶民の生活を苦しめている。 なぜこの様な生活感や庶民感覚のない政治が繰り返されているのか。そこには間違いなく、地方自治から国政の場に至るまで圧倒的に少ない女性の政治参画の影響が大きく反映されている。今や先進国の中で女性の政治参画が最も遅れている日本。とりわけ国政への参画は目を覆うばかりである。選択的夫婦別姓制度は未だかつて一度も国会を通らず世界的にも珍しい夫婦同姓が法律で強制されている。
衆議院解散をはじめとして来年7月の参議院選挙には一人でも多くの女性議員を国政の場に送り政治を変える取り組みへのご協力を切にお願いすると訴えた。
中央協森嶋会長の挨拶
講演 防災・減災に女性の力を生かす~
講師:宗方 恵美子さん(イコールネット仙台常務理事)
〇自治会長等の要職は男性ばかり、災害避難所、復興政策には女性のリーダが必須。
避難所内に潜む「女性や子供の安全対策」、女性用物資の確保と女性による配布体制
避難所でも・自宅に戻っても親戚縁者を含め日常生活、食事の準備と確保に負われ
主婦・嫁・女性なら当然、当たり前‥‥?
講師の宗方 恵美子さん
■パネルディスカッション
『女性の政治参加に向けて』女性議員を増やす活動
衆議院議員 西村智奈美
(立憲民主党代表代行)
参議院議員 吉川さおり
(NTT労組組織内)
都議会議員 竹井ようこ
(NTT労組組織内)
栃木県支部協会長 町田春江
全電通会館理事長 西川明男
コーディネーター/日本退職者連合事務局長 野田那智子
コーディネーターの日本退職者連合事務局長 野田那智子様
挨拶をする野田那智子日本退職者連合事務局長
パネラーの皆様 発言する吉川さおりさん
会場全景:参加者の皆様
【会場からの発言】
神奈川県支部協副会長 徳永 由美子
「日本は議会制民主主義の国と言われているが、本当に民主主義?そうでしょうか。
民主主義というからにはあらゆる年代の男女、その人たちが同等に扱われることが、まさにジェンダー平等であり、そのことが本当の民主主義だと私は考えます。
政治の話、女性が発言しても、議題にも話題にもニュースにも取り上げられないのに、自民党の議員さんが、女性の容姿の事を言ったことだけがフィーチャーされ、その本質、言ってはならない発言内容に指摘・反論する等、掘り下げて議論されたことはありません。
女性議員を増やしていくのは大切なことです。そのためには、あらゆる団体組織に女性の中核たる人たちを配置していかなければならないと思う。
私たち退職者の会もそうです。本日は栃木県支部協 町田会長がひとり女性会長として参加されています。
神奈川も一代前に全国で初の女性会長を出してきたところです。会長・事務局長だけを集めた全国総会等をみると圧倒的に男性が多いわけです。
本日配布資料の参加者名簿をみると副会長、幹事にはそれなりの女性が配置されていますが、活動の主体となる意見を言う場所に女性はなかなかいないというのも問題だと思う。
女性の政治参加をすすめるためには、同時に、あらゆる場に女性の参加をすすめていくにはどうしたらよいのか、持ち帰り、考え行動していきましょう。」
2024.5.31
記事:原 まさ江
写真:NTT労組本部より