4月26日(土)10時より横浜市みなとみらい地区臨港パークで肌寒い曇天のなか12,000名が参加し、連合神奈川、横浜地域連合主催の第79回かながわ中央メーデーが開催され、情報労連神奈川県協議会の一員としてNTT労組退職者の会から20名が参加しました。
メーデーはアトラクション、記念式典、お楽しみ抽選会の3部構成で開催され、アトラクションはお馴染みのマギー司郎の手品があり、11時から記念式典が開催され、実行委員長挨拶を白石連合神奈川会長が「政権交代で働く者に光を」と訴えた後、来賓挨拶として神奈川県、横浜市の代表と神奈川県労働福祉協議会会長から挨拶があった後来賓紹介として友好政党関係者があった。
その後、特別決議として次の内容の決議文が提起された。
安心と信頼の社会に向け、政策と政治の転換を求める特別決議(案)
いま、日本社会には、不信と不安の暗雲が拡がりつつある。
その原因は、国民生活を犠牲にした政府与党の政策にある。2007年骨太方針は財政再建の名のもと、国民生活の安心安全を担保する社会保障基盤まで切り込んだ。そのひずみが日本社会のいたるところで表面化している。
われわれは今、3つの深刻かつ重大な問題を提起する。
第1は、ガソリン税等の暫定税率の復活を許さない。
いま、生活必需品の値上がりや税、社会保険料アップの波が押し寄せ、国民のくらしは極めて厳しいものとなっている。暫定税率復活による「増税」を受け入れる余地はない。われわれは、「暫定税率」の再議決に断固反対する。
第2は、後期高齢者医療制度は廃止すべきである。
4月から、75歳以上のすべての人に保険料が課されるなど負担増となった。同時に年金からの天引きがはじまり、制度変更による混乱が全国に起こっている。現役世代支援金・保険料も大幅に増大し、その運営は不透明なままである。そもそも、年齢で区分けする保険制度は、重大な誤りである。
政府は、社会保険抑制と高齢者医療制度を早急に見直し、安心と信頼の医療制度改革に取り組むべきである。
第3は、年金記録問題を早急に解決すべきである。
政府は、3月末までに5000万件に及ぶ「宙に浮いた年金」の問題を解決すると公約した。しかし、未だ2000万件の持ち主がわからない年金記録がある。国を信じて納めた保険料が消えたままでは、国民の年金不信を払拭することはできない。
われわれは、政府与党の横暴を許さず、政策と政治の転換を実現するため、国民各層と連携し、全国の職場、地域から取り組みを全力で強めていく。
以上 決議する。
2008年4月26日
第79回かながわ中央メーデー
その後、祝電、メッセージ披露、スローガン(案)、メーデー宣言(案)が提起され会場の拍手で採択され、最後に白石会長の音頭による「団結頑張ろう」で式典が終了した。
NTT労組退職者の会からの参加者です
牧山ひろえ参議院議員と
シニア連合の役員として本部受付担当になった野中事務局長(左)
※今年も会場にてボランティアで参議院議員「牧山ひろえ」さんのチラシ配布のお手伝いを有志で行いました。