第83回かながわ中央メーデーは4月28日青空の下、横浜市「臨港パーク」に約12,000名(内NTT労組神奈川退職者の会24名参加)の連合神奈川傘下の横浜市在住組合員を中心に開催されました。
昨年のメーデーは東日本大震災の関係で中止され2年ぶりの開催となりました。今年のメインスローガンは「東日本大震災の惨禍を忘れず、被災地とともに働くことを軸とする安心社会を実現しょう。」です。
連合神奈川野村会長も挨拶の中で「被災地支援のために、一日も早く瓦礫の撤去を支援するよう各自治体に要請していきたい」等述べました。
又、参加者全員に3・11を追悼する白色のリストバンドが配布されました。
会場風景
挨拶する野村連合神奈川会長
会場風景
挨拶する黒岩神奈川県知事
挨拶する林横浜市長
団結頑張ろう
牧山ひろえ参議院議員とシニア連合参加者
総会宣言
私たち本日、第83回かながわ中央メーデーを開催した。
昨年3月11日、未曾有の大災害となった東日本大震災によって多くの命が奪われ、今なお被災地の方々は大変なご苦労を強いられている状況下にある。
私たちは震災直後から復興と再生に向けたカンパやボランティア活動へ運動の重点を移し、全国では延べ3万人を超えるボランティア派遣など現地と一体となった取り組みを展開してきた。
そして一年を経った今、神奈川の勤労者の思いを結集し、独自の被災者支援策を立ち上げた行く。
私たちは働く者の団結と支援が、被災地の復興・再生に大きな力を与えると確信し、これからも被災地とつながり絆を深め、復興・再生を優先しながら「雇用と生活再建」に向けて全力を尽くす。
東日本の復興・再生をめざすなか、デフレの進行・円高など、取り巻く環境は非常に厳しく、また非正規労働者の増加、勤労者の雇用不安、賃金不安、社会保障への不安などが影響し、日本経済は低迷が続いている。
私たちは格差是正、底上げ・底支えの取り組みをすすめるとともに、適正な成果配分を追求する春季生活闘争を強化する。適正な配分により中間層を厚くし、消費の拡大・内需拡大へつなげ、持続可能な成長を達成しよう。
世界には自由と平和を脅かす情勢が続いている。いまだに繰り返される核開発・核実験問題、北朝鮮拉致問題、そして今なお世界各地での地域紛争など深刻な状況にある。
私たち、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現、人権侵害救済のため、訴え、行動していく。そして、世界に蔓延する貧困や飢餓、環境破壊や人権侵害、紛争やテロ撲滅のために結束していく。
今こそ、すべての働く者の連帯により「ディーセントワーク」(働きがいのある人間らしい仕事)の実現、そして働くことを軸とする安心社会を実現しよう。
以上 宣言する。
第83回かながわ中央メーデー