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翼の国のサッカー

2010年06月15日 01時45分21秒 | スポーツ
日本1-0、カメルーンを下す。

ガキの時代の話。『ALWAYS三丁目の夕日』みたいな光景。
みんなで野球をする時に、一番うまい子供は四番でピッチャーに決まっていた。
これがサッカーになると、一番うまい子はセンターフォワード。相手ゴールにどんどんシュートを放つのが彼の役目だった。

ところがこの常識が覆される大事件が起きる。それは『キャプテン翼』の登場だ。
大空翼も小学生当初はCFを務めていた。だがすぐにMFに転向。そして作品では「MFこそが試合を作る最も重要なポジション」と何度も繰り返される。
これに伴い全国のサッカー小僧たちも、一番うまい子がCFからトップ下やボランチなどのMFにポジションチェンジした(笑)。
世代的にいえば、三浦カズは一番うまい子がCFしてた時代のサッカー小僧、いっぽう中田ヒデは翼世代のサッカー小僧といえるだろう。

このところ、ずっと耳にたこができるくらい聞かされ続けた日本代表の問題点は「決定力不足」。点が取れない、シュートが打てない、いいFWがいない……。怒ったファンに冷水を掛けられた気の毒なFWまでいた。
それでも「得点できる良いFWがいないなら、試合にFWを使わなくてもいいじゃん」って意見はなかった。
ところで来生や滝には申し訳ないが、重要な場面でゴールネットを揺らして得点してたのはFWの彼らではなくMFの翼くんだった記憶しかない。
幸い日本にはMFに溢れるほどのタレントがいる。いいFWが出てこないならMFで点を取ればいいじゃん。気付いてみれば簡単な話だった。4-4-2とか4-3-3じゃなくて、4-6-0でいいんじゃね(笑)。
それが大空翼くんの母国に最適のサッカースタイルかもしれない。


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