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とんでもない人々

2010年06月14日 09時54分38秒 | 社会・経済
とんでもない人々たちの側に立ってみた。

まずは事務所費問題。
「マンガの領収書が出てきた」なんて騒がれてるけど、何が問題なんだろね。
政治家の演説って、おもしろいのが少なすぎる。
小泉とかは父も子もおもしろいけど……。でも、こういうのって天賦の才だから努力しても簡単に身に付く物ではない。努力して身に付けられるとすれば、流行とか世相を取り入れることかな。
例えばジャンプで流行ったフレーズを効果的に引用してたりしたら、そこだけはウォーッとなりそう。政治家たるもの、毎週ジャンプを必要経費で買うくらいの勉強は不可欠です。
振り返れば弱小派閥の麻生太郎が総裁になるほど(就任当初は)人気が出たのは漫画オタクぶりが大きな力を発揮したように感じる。あるいは「防衛大臣に相応しいのは?」で石破茂の名が挙がるのは凄まじいほどの軍事オタクぶりだろう。と考えれば麻生の漫画も石破のミリタリーグッズ類も彼らの政治活動に大きく寄与している訳で、堂々と必要経費と主張してよい。
現実問題としてクリエイターはみんな自由業だから、確定申告じゃすごい物まで経費申告するよ。極端な例でいうとアダルトビデオだって、それを見て創作意欲が沸き起これば立派な経費(笑)。
だから税務署は内容チェックはしない。指摘しても反論されれば結論が出ないもの。大抵は金額の問題だけ。結論として「この用途は認めたくない」ってんなら、経費を認めないしかない。あるいは逆に、領収書など不要で年間いくらという金額で無条件に認めるか。
芸術とか政治ってのは、何が必要で何は不要って問題を結論付けられないって部分は同じなんだな。

つぎ。
宮崎の口蹄疫問題。
鹿児島県が宮崎県との道路を部分的に閉鎖して通行止めにしたとか。
理由は消毒ポイントをすり抜けて通過するクルマがあるからだとか。
「そんな輩がいるから感染拡大が止まらないんだ。ふてえ野郎だ」と感じるが……。
その「ふてえ野郎」の側に立って考えてみる。
例えば営業のセールスマン。毎日、各地をクルマで回って仕事する。
毎日毎日、汚染地域に出入りする度に何回も消毒させられたんじゃ、仕事にならないんじゃないか?
そりゃ、地元の畜産農家のために、数日間は我慢しようって気にもなるよ。
でも、もう一ヶ月以上だよ。
しかも口蹄疫になって家畜を処分した農家はきちんと補償してもらえる。
いっぽう消毒のために、それまで一日に30社回れていたのが25社しか回れなくなり、営業成績が下がったとしても何の補償もなし。
もう、いいかげん消毒ポイントを擦り抜けて行ってしまえ……と考える「ふてえ野郎」が出てきても果たして責められるのか。
非常事態宣言なんて言葉が踊って久しいが、これは畜産農家だけの問題じゃないです。畜産と全く無関係でずっと不自由な生活を強いられている地元民への補償も考えなければパンデミックは収束しない事態に思えます。モラル頼りには限界がある。誰しもそれぞれの生活を守らねばならないのだから……。


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