時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

守屋前次官証人喚問で、接待の実態が次々と明らかに

2007年10月29日 21時48分00秒 | 社会・経済
守屋前次官・ゴルフバッグに偽ネーム、夫婦で身分隠す。


むかし関わりがあった某流通系企業では、毎年「御夫人様招待会」なるイベントがあった。お得意様の奥方を高級リゾートホテルに連れて行き、上げ膳据え膳至れり尽くせりで豪遊させる。大好評の企画だった。
旦那が取り引きを辞めてしまえば、奥方はこの大名旅行に招待されなくなるので不満たらたらとなる。そんな愚痴を何度も聞かされるのは苦痛だから取り引きを辞めることはない。取引先本人を接待するよりも何倍も効果がある接待となる。……こういう事をしている企業は珍しくない。

守屋元次官の証人喚問で、山田洋行による夫人への豪華な接待の実情も色々と明らかになったが、これは理に適っていると感じた。そういえば、かつてやはり高級ブランド品など数々のプレゼントを受け取っていた妻の話も記憶にある。接待の実態を解明するならば、本人よりも妻を洗ったほうが、より鮮明に出るのではないか? という気がする。

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亀田会見でなぜか古畑任三郎を想い出す

2007年10月26日 16時09分00秒 | スポーツ
亀田興毅の会見で興味があった質問は「一連のパフォーマンスは誰が考えたのか?テレビ局の演出か?」という物。朝のワイドショーでは生中継だったため各局でそのまま中継されたが、昼以降は編集となった。
テレビ朝日の『ワイドスクランブル』では、ただ「自分たちで考えた」という部分だけが放送されたが、TBSの『ピンポン』では「テレビ局の演出などはなく……」という前段の部分から丁寧に放送されていた(笑)。

古畑任三郎ファイナルとして放送された『今、甦る死』という話を思い出した。村の開発計画の対立から殺人事件が起きる。犯人は藤原竜也が演じる青年なのだが、古畑に「これほど完璧な殺人計画を私は知らない」と言わせる巧妙なトリックが仕掛けられていた。藤原の恩師で開発反対の石坂浩二演じる博物館長が、知らず知らずのうちに藤原を心理誘導して殺人を実行させていたのだ。直接、犯罪を起こすように働きかければ犯罪教唆という立派な罪になる。しかし深層心理を巧みに操り、あくまでも実行者本人が自分の意志で決断したように疑いなければ罪に問えない。

TBSのディレクターが「ハンバーガーを食ってください」とか「フライパンを曲げてください」なんて細かな演出をしたとは考えられない。しかし亀田一家がもてはやされて、ボクシングだけでなく『朝ズバッ!』や『サンジャポ』などの番組にチヤホヤされて担ぎ出されていたのは、彼らのパフォーマンスのおかげであることを亀田ファミリーは充分に自覚していただろう。そして亀田一家のパフォーマンスはどんどんエスカレートしていった。まるで石坂浩二が藤原竜也に殺人を決意させるような巧妙な仕掛けに似た仕組みを感じた。

この『今、甦る死』には続きがある。犯人と疑われた藤原は、狂言自殺を試みるが火薬の分量を間違えて事故死してしまう。ここにも石坂の巧妙な仕掛けが隠されているのだが、あとは興味があるならばDVDなどでご覧下さい(笑)。ともかく石坂は藤原に自分の意志を代行させ、さらには彼を葬ることに成功する。
かつて亀田ファミリー擁護一辺倒だったTBSの報道も、痛烈な亀田史郎批判が聞こえる。その一方では興毅への激励や金平会長への労いも聞こえてくる。用無しになった史郎は切り捨てて、今後は金平と組んでまた亀田兄弟で稼ぐつもりか。こんな所もなんか『今、甦る死』に似ている感じだ(笑)。

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都営地下鉄・大江戸線が停電で一時運休

2007年10月23日 22時14分25秒 | 社会・経済
都営地下鉄・大江戸線が停電で一時運休。

車内に閉じ込められて体調不良を訴えた乗客が13人いたそうだ。実感として理解できる。
東京都内に居住していた時は、西部に家が有ったので大江戸線を利用すれば便利な時も有ったが、極力乗らないようにしていた。例えば六本木へ行く時も、大江戸線を使わずに一度、霞ヶ関まで行って日比谷線に乗り換えていた。
大江戸線は狭くて、なんだか気分が悪くなる。足を伸ばせば向かい側の席の乗客を蹴ってしまいそうな錯覚を覚えるほどだ。幸いにも純日本人体型の筆者の足が届く事は無いだろうが、欧米人並みの足が長い現代の若者ならば実際に届くかもしれない(笑)。
工事費節約のためにトンネルの直径を小さく掘ったために、車両も小さくせざるを得なかったらしい。
余談だが、ゆりかもめも余り好きではなかった。大江戸線といい、ゆりかもめといい、なんだかオモチャの電車みたいな印象を受けてしまう。たまに東京へ遊びに来て乗る分には土産話のひとつにも成るだろうが、あれを毎日、通勤・通学に使用している方々は大変なご苦労だろうと感じる。だからこそ安全には万全の配慮を払って、本日のようなトラブルが再発しないように注意して欲しい。

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スポーツ界はどこもムラ社会だな

2007年10月21日 10時21分30秒 | スポーツ
山本茜騎手が調教師からセクハラ受け提訴。

訴えによると、調教師は山本騎手にたびたび抱き付くなどしたほか、今年1月には厩舎にある自分の住居に山本騎手を呼び出し、「おれはおまえに全部を見せることができる」「おまえも包み隠さずに見せてみろ」などと裸になり、山本騎手にも服を脱ぐよう求めたという。

しょうもない調教師だな。社会常識ゼロか。
昨今、大相撲では新米力士のリンチ殺害事件、ボクシング界では亀田一家の反則処分問題が物議を醸した。この競馬セクハラ事件も同じ土壌の上に有ると感じる。

共通するのは、一般社会と隔絶したムラ社会であるということ。
相撲協会の理事長は元横綱の北の湖で、理事も皆元関取。親方衆も元関取。ボクシング界も同様で、亀田問題で出てきた組織の役員も元ボクサー達。
競馬の調教師も元騎手が多い。

若い頃から特定のスポーツに打ち込み頂点を極める。それはそれで立派な事だが、その分犠牲とせざるを得ない一般社会で身に付ける事もあるだろう。そういう連中だけが集まって運営していれば、どうしても偏向したムラ社会になってしまう。
そして、これは相撲・ボクシング・競馬に限らない。極論すれば日本のスポーツは全て、元一流選手が組織を牛耳っていると言って過言でない。
かつてスケート連盟などでも不祥事が起きたが、ここで名が出た役員もやはり元五輪代表選手などであった。

確かにスポーツ選手の寿命は短い。現役を引退した後の生活の保障は不可欠だ。しかしスポーツ連盟は元選手の互助会で良い訳ない。少なくとも半数は他の世界の常識を持った人間を入れて運営するべきではないか?
それがなされなければ、いつまでもそのスポーツ界だけで通用する、一般社会とは隔絶した理屈で動くことを止められない気がする。

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信長と茶の湯

2007年10月13日 11時43分00秒 | 学術・教育
昨夜はTBSの『ダウトをさがせ!』という番組を見た。なんでも13年ぶりの復活らしい。色々な物からマチガイを見つける内容で、復活の背景には昨今の脳トレやAHA体験ブームなどがあるのだろう。
問題のひとつに、歴史上の人物の肖像画で本人と違う物を探すのがあった。西郷隆盛と聖徳太子がマチガイなのは知ってた。なんでも上野の西郷像の序幕の際には彼の未亡人がまだ健在で、銅像を見て「全然似てない」と言ったエピソードを知ってたし、聖徳太子(厩戸皇子)の数々の逸話が最近の研究では多くの疑問が出ているのも聞いていた。そもそも10人の話を聞き分けたなんて史実というより神話っぽい(笑)。
しかし、それ以外の人物については全く知らず、有名な頼朝像や尊氏像も別人説があるのを初めて知った。親愛なる信長像が本物らしいのは良かった(笑)。
番組を見た後で「でも、本物って何だろう?」と思う。信長像を出したついでに信長の話をする。

織田信長は多彩な趣味人と伝わる。舞楽・謡曲・美術などを好んで保護した。とりわけ熱心だったのは茶の湯で、千利休を保護して茶道を大成させた。信長所有の茶器の多くは本能寺の変で焼けてしまったが、現存する物は国宝などになっている。
だが、これは単なる趣味だったのか?と、筆者は考える。織田信長という人物は卓越した政治センスの持主だった。信長に匹敵するほどの政治センスの持主は、それほど思い当たらない。
信長が茶の湯を愛したことで、織田家臣団では爆発的茶道ブームが起きた。細川藤孝(細川護熙のご先祖様)や明智光秀みたいな文化的素養があった武将だけでなく、木下藤吉郎みたいな貧農の倅までが茶道に傾倒した。名器とされる茶器は武将たちの羨望の品となり、国ひとつの価値があるとまで言われた。事実、滝川一益という家臣は手柄の褒美に領地を一国与えると言われたが、国よりも茶器が欲しいと信長に懇願している。
思う壺かな? 信長の狙いはこれではなかったのか? と思う。
当時、武士への恩賞は土地だった。だが当然だが土地には限りがある。与え続ければやがて枯渇する。しかし茶器はいくらでも造れる。千利休が名器とお墨付きを与えれば、国ひとつを造成したのと同じだ。信長は単に酔狂で茶の湯を楽しんでいたのではなく、土地に代わる恩賞のプレミアム化として茶道を大成させたのではないか?

のちに豊臣秀吉が朝鮮出兵という暴挙を起こすが、この原因のひとつに恩賞として与える土地不足を指摘する意見がある。天下統一を果たしてしまえば、新たに奪える土地が国内にはもうない。しかし家臣に求心力を保つためには恩賞を与え続ける必要がある。そのため、新たな領土獲得を目指して朝鮮へ出兵したという。信長ならこんな愚は冒さなかっただろう。そういえば利休を切腹させたのも秀吉だった。

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UFOは存在するのか?

2007年10月05日 22時31分00秒 | 学術・教育
色々と事情があって最近ブログ更新できません。申し訳ありません。
病気や怪我などでは無いので御心配は無用です。

10月4日の『木スペ』(NTV系)で「UFOVS世界の科学者100人」という番組が放送されました。
冒頭テロップで提供スポンサーが「ペヤングソースやきそば」と出てまず爆笑。
UFOだろ(笑)? まあ、そこまで計算してたら、この目論見は成功だな。こうしてブログに書いてる奴もいる訳だし……。

ところで「UFOって信じる?」と聞かれても答えようがない。そもそもUFOとは「Unidentified Flying Object」、日本語に訳せば「未確認飛行物体」である。つまりは「何か解らないモノ」だから、信じるとか信じないとかいう話ではない。安直にUFO=空飛ぶ円盤とはならない。さらに言えば「物体」と断定するのも疑問で、生物かもしれないし自然現象かもしれない。「未確認飛行対象」とでも言うべきか?
それが宇宙人の乗り物というのは飛躍でしかない。
科学が全てを解明した訳ではない現代において、まだまだ未知なる領域はいっぱいあって、その意味でUFO(意味通りの何だか解らないもの)は有って当然だが、それを円盤とか宇宙人に直結するのがミスリードと感じる。

空飛ぶ円盤が宇宙人の乗り物説を唱える人々が決まっていうのは、この広い宇宙に知的生命体が存在するのは地球だけである筈がない――という話。まさしく、そう思う。宇宙に存在する知的生命体が地球の人類だけであるほうがおかしい。しかし、だから宇宙人が地球にやって来て不思議はない――という話は、三次元の思考で、「時間」という物を考慮していないように感じる。
地球の歴史を1年に例える。地球誕生を1月1日の午前0時としよう。すると人類が地球に現れるのは12月31日の午後11時42分ころとなる。知的生命体が存在する地球よりも、知的生命体が存在しない地球のほうが圧倒的に長いのだ。このタイムスケジュールは他の知的生命体が存在しているかもしれない天体においても同様だろうと感じる。
つまり空間だけを考えれば他の天体に知的生命体が存在する確率は十分だが、それに時間を加味して考えれば、他の知的生命体と「未知との遭遇」する確率は、宝くじで300円当たるのと3億円当たる以上の大きな開きがある。

とまあ、そんな事を考えながら楽しく観ていたのだが、番組後半で「なぜ人々はUFOを見るのか?」という社会学や心理学、また大脳生理学みたいな話は大いに参考になった。
例えば「人間は無意味な物に意味付けする」という話。
(^_^)とか(ToT)なんていうのは単なる記号の羅列でしかない。しかし人間は、これを顔みたいに見ることができる能力があるんだね。そう言えば、むかし『特命リサーチ200X』でも「なぜ幽霊を見るか?」で同じような脳のメカニズムの話をしていた。
また「同調性バイアス」の話では、「みんながAと言えば、自分はBに見えていてもAに見えてしまう」という話。これUFOだけに限定した話じゃないよな。例えば裁判員制度。この同調性バイアスが働いたら大変ですよね。そうそう、沖縄の集団自決問題が取り沙汰されてますが……おっと、いかんいかん。今回はハードな話を書く気力が無いんでUFO話にしたのに……(笑)。

いや~、今は大相撲のリンチ事件とか、ミャンマーの射殺事件とか、沖縄の教科書とかを書く気力が無いんです。「あそこは絶対に取り上げてるだろう」とTB予定してたブロガーの皆様、真にすみません。
まだ当分はたまにしか書けないかもしれませんが、閉鎖する気はありませんので末永いお付き合いを宜しくお願いしますね。


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