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イマを見つめて
提言します

2008年を振り返って・・・みたいな

2008年12月30日 16時36分55秒 | 社会・経済
大きい事件はないけれど(←パレスチナとかあんだろ)、テレビ見てたら書きたくなった。
今年も残すところ、あと1日あまり。
今日30日は各局とも「今年を振り返って」みたいな総括番組をやっている。
やっぱり事件が目に付く。
秋葉原の通り魔事件、大阪個室ビデオ店の放火事件、厚生事務次官殺害事件……。
評論家の意見はだいたい似ている。

社会から孤立した人間の自暴自棄的な犯行。
社会のせいで自分が不幸になったから社会に仕返し。
だから殺す相手は「誰でもよかった」
同じような事は個々の事件でも書いた気がする。

嫌なのは「今のままでは今後もこういう事件は起き続ける」という不安な予言をみんなしている点。
そんなのを聞くとお正月が不安になる。

全然幸福じゃなくて、社会を恨んでいる人間。
そんな人間が爆発するのはお正月みたいな世間が(仮初めでも)幸福そうにしている時期が危ないように思えてならない。
晴れ着を着て初詣に出かける人達、福袋下げて初売りを楽しむ人達――そんな中に加藤みたいな人間が現れたらと思うとゾッとする。
別に不安感を煽りたい訳ではないが、初詣や初売りなどに出かける際は、とりあえず周囲には注意しといたほうが良い気がする。
本当に嫌なご時世ですな。
来年は本当に良い年になればいいね。

では皆様よいお年を。


有馬記念は牝馬37年ぶりにダイワスカーレットが優勝

2008年12月28日 16時11分27秒 | 趣味
芸能界やスポーツ界では「花の○○年組」という言葉がある。
たとえば芸能界では「花の82年組」。1982年にデビューした新人アイドルから大物が続々と誕生したことから生まれた言葉だ。メンバーを見れば中森明菜、小泉今日子、松本伊代、早見優、堀ちえみ、石川秀美、シブがき隊……とすごい顔触れだ。
プロ野球では「花の43年組」。昭和43年のドラフト候補に名選手が並んでいたことから生まれた言葉で、田淵幸一、星野仙一、山本浩二、山田久志、福本豊、加藤秀司、東尾修……とタイトルホルダーや世界記録保持者などが顔を揃えている。
ダイワスカーレット、ウオッカ、ピンクカメオ、ローブデコルテ、ベッラレイアなどが顔を揃える07年クラシック牝馬は「花の07年組」と呼んで問題ないだろう。昨年は64年ぶりに牝馬が日本ダービーを制覇して話題となったウオッカがいたが、今度はダイワスカーレットが牝馬として37年ぶりの有馬記念優勝だ。
ダイワスカーレットは思い入れがある馬なので素直に嬉しい。
マジでこんな凄い走りをする牝馬は見たことない。
●関連エントリー
日本ダービーは牝馬ウオッカ
07年有馬記念展望


今年もお世話になりました。
よほどの大事件でもない限り、本年はこれが最後のエントリーになると思います。

【おまけ】芸人小ネタ2題
?世界のナベアツが目薬のCMに出ている。
てっきり「イチ、ニッ、サンテ!」という参天製薬かと思って最初見たら、ライバルのロート製薬で「イチ、ニッ、サン、ズィー!」というロートZiのCM。ライバルに取られんなよサンテ(笑)。というか先に取ったロートがファインプレーか。

?来年の丑年。一番喜んでいるのは最近あまりテレビで見なくなったパペットマペットか。少なくとも三賀日はウシくんの出番は多そうだ。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。


元タレントの飯島愛さんが死亡 - 自宅マンションで自殺か

2008年12月24日 17時46分00秒 | 音楽・芸能
元タレントの飯島愛さんが死亡 - 自宅マンションで自殺か

 24日、元タレントの飯島愛さんが亡くなったことが日本テレビほか一部報道により明らかとなった。
 本日午後3時に消防に入った連絡によると、飯島さんは東京・渋谷区桜丘にある自宅マンションで死亡しているのが発見されたとのこと。警察は自殺と見て捜査を進めている。
 飯島さんは2007年3月に体調不良などを理由に能界を引退し、ブログ「飯島愛のポルノ・ホスピタル」で近況の報告を続けていた。12月3日には「禁煙」と題し、電子タバコで禁煙に励んでいる様子を投稿。その後、更新は12月5日で途絶えていた。


昨年3月、突然の引退宣言には驚かされた。
しかし芸能活動を続けられないほど心身がボロボロだったと後で知る。おそらく今回の原因もそこが大きいのだろう。
完全引退からブログで情報発信を再開するなど回復のきざしが見えてきたのかなと感じられていただけに、今回の事態はとても残念に思う。

飯島さんといえばAV女優から『ギルガメシュナイト』(テレビ東京系)で「Tバックの女王」としてお色気タレントに転進、その後はバラエティー番組やトーク番組に欠かせない引っ張りだこの人気タレントとなり、さらには自伝的著書『プラトニックセックス』が大ベストセラーとなって映画化もされた。成功の階段を着実に上がり続けた感がする人だった。
「太く短い人生」――そんな印象を受ける。

謹んでご冥福をお祈りします。安らかにお眠りください。


【追記】
一夜明けて今日のワイドショーも全局このニュースに時間を割いていた。品行方正な優等生をよい子というならば飯島愛は決して当てはまらない。しかし今日のワイドショーで彼女の死を悼む多くの有名人のコメントを聞くと幅広い人達から愛されていた良い人だったことが覗えた。もちろんこういう場合に故人の悪口を言う人はいない。だがそんな社交辞令を差し引いても彼女の人柄が表れるようなコメントが多く聞かれた。
むかし『ロンハー』の「格付」で年齢の話題になったとき、飯島が「アタシさぁ、芸能界に入る時に歳ごまかしてるからさぁ、あんまその話したくないんだよね」と発言していた。すごいぶっちゃけトークだなあと思った。だが今になってみると彼女は正しい年齢を公表していたことが明らかとなった。あれは年齢をごまかしている芸能人が数多くいることを背景にした彼女のブラックジョークだったんだなあと知った。だがその時は「本当に歳をごまかしてるんだ」と思うほど、彼女はやつれて見えた。頬のこけ方が不健康だったし、テレビ越しでも肌に張りがないのが解った。あるいは覚醒剤とかヤバイ物に手を出しているのかとさえ疑った。だがそれも病気から来ていた物だったのだろう。裏返せば病気の可能性を視聴者に感じさせないように振舞っていた彼女のタレントとしてのプロ根性に頭が下がる。
ブラウン管で見せる表面上の態度とは違って、彼女は本当にしっかりとした自覚を持った立派な社会人だったと今更ながら痛感する。だから彼女の死を心底から無念がる知人・友人たちの言葉が心に響くのだろう。



韓国で80%の飲食店が食べ残し使い回し

2008年12月24日 17時36分32秒 | 社会・経済
韓国で「食べ残し使い回し」根絶運動 3回違反で店閉鎖

KBSテレビの報道番組によれば、無作為に選んだ20飲食店などのうち、16カ所で食べ残し料理を再利用していたという。実に80パーセント。
いったい韓国の料理人のモラルはどうなってるんだ……といいたいが、我が国でも船場吉兆が同じようなことをやってたから偉そうに言えないかσ(^_^;)アセアセ
結局、国や体制の問題じゃなく個々のモラルの問題なんでしょうな。
「チャイナフリー」とか言ってるのは良いが、汚染米流用や産地偽装なんてことやってると、そのうちジャパンフリーとも言われかねない。本当にマジメにやってくれよ。


空き巣と三方ヶ原合戦

2008年12月21日 14時36分00秒 | その他
年末年始は空き巣が多発する時期です。
皆様くれぐれも御用心あれ。

ところで、こんな事を言う人間がいる。
うっかり鍵を掛け忘れて外出してしまった。
「でも鍵が掛かっていないと泥棒のほうが逆に『なにかある』と思って入らないんじゃないか?」
んな馬鹿な話はない。「馬鹿な家主だなあ」と笑うだけだ。
どうも、こういう類の話が好きな人たちがいる。困ったものだ。

三方ヶ原合戦という戦いが戦国時代にあった。
徳川家康が生涯で唯一、大敗北を喫した戦いだ。
相手は風林火山の武田信玄。
軍事力だけでなく、年齢や経験からすれば家康が負けても仕方のない戦いだった。相撲に例えれば千代の富士(武田信玄)対貴花田(徳川家康)みたいな物か。貴乃花になる前だ。←かえって解りにくい例えだぞwww

当時、家康は浜松城にいた。そこへ京へ上ろうという武田信玄の大軍勢が横切る。武田は特に浜松城を攻めた訳ではない。無視して通り過ぎるような形だった。しかし当時の家康は織田信長と同盟していた。浜松を通り過ぎれば次は信長の領地の尾張である。何もせずにみすみす通過を許したとあっては信長に面子が立たない。よって矜持を守るために劣勢にも関わらず出陣した。

合戦の場所は三方ヶ原(みかたがはら)という場所。案の定、家康は大敗する。合戦のさなかに恐怖で○ンコをもらしてしまったほどだったと歴史書に書いてある。
家康は命からがら浜松城に逃げ帰る。

本日、いいたいのはここからだ。
家康は浜松城に入ると、城門を開け放つ。篭城するならもちろん城門を閉じる。門を開けたままというのは「襲ってください」というようなものだ。
ところが武田信玄は浜松城を襲わずに通り過ぎる。
信長・家康にとって幸運だったのは信玄がほどなく病死して上洛を果たせなかったことだろう。

ところで家康のこの行動について、
「城門を開け放ったのは何かの策略があると信玄に思わせるため」といい、信玄が襲わなかったのは「策略を用心して」という説が多い。歴史関係の書籍にもそうした記述がよく見られる。「これぞまさしく空城の計」なんて書いてある(笑)。
冒頭の「鍵が掛かっていないと泥棒が逆に用心する」と同じ発想だ。

落ち着いて考えてみろ。
当初、信玄は浜松城を無視して通過しようとしていたのだ。それを家康のほうがちょっかいを出しただけだ。
信玄の目的は上洛だった。もしも家康殲滅が目的の出陣だったら迷わずに襲い掛かっていただろう。

サッカーでも何でもホームが有利、アウェイは不利。攻城戦はその最たるものだろう。守るほうは自分の城だ、何から何まで熟知している。攻めるほうは他人の城、勝手が解らない。
信玄が浜松城を攻めていれば徳川家康は滅ぼせたかもしれないが、自分もかなりの被害を受けるのは確実だった。重ねて言うが信玄の目的は上洛。これから織田領へ入って京都まで行くためには兵力の消耗は避けたいところだ。
家康なんかは後日叩ける、今は兵力の消耗を避けたい――信玄が浜松城を襲わなかった理由はこれに尽きるだろう。いっぽうの家康もそれを見越しているから門を開けてやってやろうというポーズを示した。襲ってこないことを知っていたのだ。
そういう意味では、この一件で信玄と家康は心理戦を繰り広げていた。しかしその心理戦は「なにか策略が隠されているのではないかと用心して……」なんてファンタジーな心理戦ではなく、両者とももっと合理的判断に基づいた心理戦であった。
結論。鍵を掛け忘れて外出しても泥棒は用心なんかしない。無用心な外出にはくれぐれもお気を付けあそばせ。


【追記】
なぜ信玄が浜松城を襲わないと言えるかというと、信玄も家康も、織田信長と今川義元の桶狭間合戦を知っているから。
駿府の大名・今川義元は2万5千の大軍勢を率いて上洛を始めた。彼は途中に立ち塞がる大名たちを次々と滅ぼしながら京都に達するというチョーカッコイイ戦略を立てる。まずは尾張の織田信長だ。
尾張に入ると義元は、軍勢から3~5千単位の別働隊をいくつか組織して、織田の丸目・鷲津といった支城を攻撃させる。このため義元の本隊は1万数千となる。もっとも信長が本城である清洲で集められる兵士は3千程度と義元は知っていたから、1万もいれば十分という計算だったのだろう。実際に信長の率いた兵士は3千程度だった。しかし陣形が崩れる桶狭間という地形を利用することで今川軍に勝利する。
信長贔屓の歴史家の中には、こうした経緯を知りながら「桶狭間で信長は十倍の敵を倒した」と吹聴する人間がいる。しかし実際には3~4倍であった。いかに地形を利用した巧妙な奇襲であっても十倍の兵力では勝てたかどうか疑問である。義元が兵力を別に裂いていたからこそ桶狭間での信長勝利が可能だった。
これと同じように、もしも武田信玄が浜松城攻撃に軍の一部を残して別行動をすれば今川義元と同じような危惧が生じる。桶狭間合戦をよく知る武田信玄がそのような愚行をする筈はないのである。


桃太郎の家来は、なぜ犬・猿・雉子か?

2008年12月17日 09時42分00秒 | 学術・教育
月曜日から年賀郵便の受け付けが始まった。もうそんな時期なんですね。これまではパソコンで作ってプリントアウトしていたが、来年の年賀状は手書きにした。年々、出す量も貰う量も減ってきてるから。節約になるが、早い話、どんどん知り合いが鬼籍に入ってる訳(笑)。それでも1枚1枚手書きにするとやはり時間が掛かりようやく今日完成した。

このブログを読んでくださる方々にもお出ししたい気持ちだが住所もメアドも知らないし、そちらだって得体の知れないブロガーに素性を明かす気はないだろうから、ここでつまらないウンチク話を披露して年賀状の代わりにします。正月に親戚に「ひけらかす」と人によっては「ほほう」と唸る……かも?

来年の干支は丑。
風水で言うとあまり良くない干支だ。
アナログ時計の文字盤で言うと12時――真北が子となる。1時が丑、2時が寅。この丑寅の方角、北東は鬼が出入りする方角ということで「鬼門」と呼ばれる。
鬼は頭に角が生えて虎の皮の褌をしているが、これは丑の角と寅の皮――丑寅の連想から考え出された姿とされる。ミニうんちくその1www
その鬼退治のヒーローといえば御存知の桃太郎だが、彼は犬・猿・雉子を家来にした。なぜこの3匹だったのか?
さっきの十二支文字盤を完成させてみよう。
子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。
寅の反対側、8時の所に来るのが申。そして酉、戌と続く。
つまり鬼門――鬼の反対側に位置する動物が申・酉・戌。
なぜ鶏ではなく雉子かって?
飛べるし強そうだからじゃない(笑)?
昔話では犬・猿・雉子の順番で仲間になるが、おそらく最初は猿・雉子・犬の順番だったのではないかな?

桃太郎といえば大好きな『桃太郎電鉄』の最新作が木曜日にDSで発売されるそうな。年賀状も書いたし、年末は桃電三昧か?


足裏マッサージ器で窒息死3件

2008年12月17日 05時05分00秒 | 社会・経済
足裏マッサージ器で窒息死3件

 足裏用のローラー式電気マッサージ器の布カバーを外し、首をもむために使ったため、衣服が巻き込まれ窒息死した事故が約10年間に3件発生していたことが16日、分かった。製造した的場電機製作所(埼玉県川越市)が厚生労働省で記者会見し明らかにした。
 このマッサージ器は医療機器として承認を受けており、同省は同日、業界団体の日本ホームヘルス機器協会に事故を伝達。正しい使用法を呼び掛けるよう注意喚起した。
 同社によると、事故が起きたのは1986年製造の「アルビシェイプアップローラー」。83年から90年まで約42万台が製造、出荷された。3件とも専用の布カバーを装着せず、首へのマッサージ用に使い、衣服を巻き込んだという。説明書には「足裏用」と書かれている上、カバーを外して使わないよう明記しているという。


「説明書には『足裏用』と書かれている上、カバーを外して使わないよう明記しているという」だから首に使うほうが悪い――自業自得・・・と言われそうだ。
だが世の中には「暮らしの知恵マニア」みたいな人種が意外と多い。
「破れてしまったストッキングを洗濯ネットに使う」とか「使い終えた口紅をしゃれた印鑑ケースに」みたいな類。
そんな感じで「首用マッサージ器は高いけど、足裏用のカバーを外して首に使う」みたいな暮らしの知恵を発案した人たちがいそうだ。
ただ「足裏用ですから首に使わないでください」と記すだけでなく、具体的な事故例を挙げて注意を喚起しといたほうが良い気がする。


給付金辞退は「矜持の問題」と首相

2008年12月16日 00時32分24秒 | 政治
給付金辞退は「人間の矜持」――麻生首相

 麻生首相は15日午前の参院決算委員会で、2008年度第2次補正予算案の柱となる定額給付金について、「1億円も収入のある方は、もらわないのが普通だ。人間の矜持 (きょうじ) の問題なのかもしれない」と述べ、高額所得者は辞退すべきだとの考えを改めて示した。
 一方、12日に発表した総額23兆円規模の「生活防衛のための緊急対策」の財源に関しては、「財政投融資特別会計や外国為替資金特別会計などいろいろなものがあるが、その中から充てたい」と述べ、特別会計の積立金などを活用する考えを強調した。


「矜持の問題」ねえ……。
ずいぶんと難しい言葉を使ったもんだ(笑)。
きょうじ【矜持】・・・自分の能力をすぐれたものとして抱く誇り。プライド。「聖職者としての―を持つ」「―を傷つけられる」▽「きんじ」は慣用読み。
日常的にはほとんど使われない言葉じゃないかと思う。普通は「誇り」とか「プライド」とか言うねえ。
ちゃんと正しく読める人間は何パーセントくらいいるだろう。
首相がどんな言葉をお使いになろうとご自由だが「漢字が読めないおばか首相」に反発してこういう言葉を使い出したなら、もっと他に「矜持を示すべきこと」が有るように思えるのですが……(笑)。
そういえば安倍晋三も辞任する直前に難しい言葉を使うようになってたような気が……。


美人すぎる藤川優里八戸市議に告発騒動

2008年12月11日 13時05分00秒 | 政治
「美人すぎる市会議員」と称される藤川ゆり(藤川優里)八戸市議周辺で告発騒動が起きている。
本日時点では市民オンブズマンは告発を辞退し、告発者は佐々木聡後援会長のみとなる見通し。
佐々木会長によると2007年、藤川市議に15件程度の個人献金があったが藤川市議はそれを政治資金収支報告書に記載しなかったという。佐々木会長はその根拠を「ホームページ上から献金をすれば自動的に自分にメールが届く仕組みになっている。昨年、そのメールが15件ほど届き、自分が礼状を出したから間違いない」としている。いっぽう藤川市議は「一件だけ入金があったが返却しているので(記載していないことには)何の問題もない」とマスコミに答えている。因みに献金額は数千円から一万数千円という。

ホームページ上から献金するといってもボタンをクリックした瞬間に金が振り込まれる訳ではない。そんな仕組みがあればフィッシング詐欺サイトは大喜びだ。クリックはあくまでも献金をするという通知で、のちに本人が自分で送金して初めて藤川議員の口座に入金される。
献金ボタンのクリックが15人程度で実際に入金した人数が1名というのは妥当な数字かもしれない。悪戯でクリックする奴もいるだろうし、クリックしたが金を振り込むのが面倒で、或いは惜しくなって辞めた人間もいるだろう。藤川市議にすれば年間たった一件で数千円の個人献金などすっかり忘れていたという感じか?
「忘れてました」じゃ献金してくれた人に申し訳ないから「返金したので問題なし」としたのかもしれない。でも不正な献金ではないのだから、むしろ「記載漏れ」で修正報告を出したほうが良かった気がする。僅か数千円の献金を「不透明な金の流れ」なんて突つく人間はいないだろう。国会議員には数千万円もの事務所費などを「記載ミス」として平然と修正報告している古狸もいる(笑)。

ところで佐々木会長、先にポニーキャニオンから発売された藤川市議のDVD『Love navi 八戸』についても痛烈に批判している。
「八戸観光紹介のDVDと聞いていたのに、胸や臀部のアップなど破廉恥きわまりない内容」とか。藤川ゆりのDVDなど買う気が全くなかったが、この佐々木会長の評価を聞いて、たまらなく見てみたくなり買ってしまった(爆笑)。
結果は・・・・
佐々木のウソツキ!
全編を通じて八戸市の名所や飲食店などを藤川市議が案内する内容。間に市議のインタビューが何度か挟まる。衣裳替えは多く、全部で10パターンくらいの衣裳を披露。大正ロマンっぽい袴姿、着物、浴衣、スーツ、カジュアルなミニ、、、など。残念ながら水着オンリーはなし(笑)。海岸では白水着を着ているようだがパレオ付きなので水着に見えない。
藤川優里
色っぽいシーンといえば中盤に風が強い岬でシースルーっぽい白のミニワンピースではしゃぐシーン。グラビアアイドルでよく使われるチラリズム期待カットって感じ。あとは最後の夏祭りのシーンで浴衣の上部をはだけ、胸に晒を巻いた姿で太鼓を叩くシーンぐらいか。
胸や臀部のアップは特に印象に残らなかった。いつも全身ショットだけでは画面に変化が無くなるのでパンナップやパンダウン(カメラを移動させながら撮影する技法)も必要となる。顔から徐々にパンダウンしていけば一時的に胸のアップになるし、足下からパンナップすれば臀部のアップになる。それだけ。
やけに詳しく書いてるなって?
だって3900円も払ったんだからモトを取らないと(笑)。せめてブログに活かせたんならムダじゃないからね。

でも筆者だけでなく、佐々木会長の「破廉恥な内容」という言葉に触発されてこのDVDを買った人間は全国にいっぱい居そうだな~。そう思ってみると、DVDセールスプロモートにかけてだけは敏腕な後援会長なのかもしれない(笑)。


【追記】(12.14)
本人がテレビ局のインタビューに応じたこともあって、未だにこの話がオンエアーされ続けている。
一地方議員の政治資金収支報告書が適正か否かなんて問題を全国放送で延々と報じるのは極めて異例で「藤川ゆり」ならではの現象だろう。
この一点だけを取り上げても藤川ゆりという市議の存在価値は十分に有ると感じられる。政治能力がどれほど有るかどうかなんて関係なく、他の市議よりも八戸市にとって大きな功績を与えていると感じる。
藤川ゆりのDVDと写真集を買った人間の中から抽選で30名が八戸観光ツアーに招待されるらしい。八戸に行ってみたい気はあまり無いが、藤川ゆりの実物を見られるのなら行きたい気もする。さすがに写真集まで買う気はないがwww
もしも藤川ゆりが市議ではなく「ミス八戸」だったらDVD売り上げアイドル部門第1位なんて取れなかっただろう。市議だからこそこれほど注目される。
わずか人口10万程度の都市でも市議が20名ほどいる町も多い。議員定数を減らすのが難しいならば、藤川ゆりみたいな議員を当選させるのが大きな町興しになるか?
ミスコンテストを開催するのでも費用はかかる。そうした費用を一銭も使わずにミス○○以上の存在を生み出せるのだから。視察名目の慰安旅行するような議員に歳費を払うよりもよほど有効な使い方に思える。
思えば夕張市も訳がわからない観光施設を建設するよりも、美人の道産子市議を誕生させていればよほど効果的な町興しになったかもしれないと思う今日この頃であるwww


広末涼子さん、自由奔放な評価超え高裁も勝訴

2008年12月10日 12時06分00秒 | 音楽・芸能
広末涼子さん高裁も勝訴。「自由奔放な評価超え」名誉棄損

裁判長が「広末さんは自由奔放が個性」なんてマジメに判決文を読み上げている光景を想像すると笑ってしまう。
にしても120万円とか230万円とか、彼女にとったら微々たる金額だろうな。これで裁判に時間を費やす労力を考えればむしろマイナス。だから大抵の芸能人はこういう訴訟はしない。やっぱり広末は個性的だね。打算よりプライドか。

世間一般の名誉毀損はこの程度の金額が相場だから、こういう判決が出るのかもしれない。でも芸能人はイメージ商売の一面がある。
たとえばかつて「CMの女王」と称された三田佳子。長者番付に載るほどの高収入を稼いでいたが、息子の一件でCM降板になるとパッタリ見なくなった。おそらく収入は何十分の一、何百分の一に激減していることだろう。
裏返せば「芸能人のイメージは億単位の価値」とも言える。
そうした実態に即した審理をしてくれないと、結局は書くほうの「書き得」だよな、たとえ敗訴としても。


「ヒトラーおじさんは偉人」でテレ東謝罪

2008年12月09日 07時12分00秒 | 音楽・芸能
「ヒトラーおじさんは偉人」でテレ東謝罪

テレビ東京が4日放送したバラエティー番組「よろセン!」で、アイドルタレントがナチス・ドイツの独裁者、ヒトラーを「世界の偉人」として紹介したとして、同社は8日、「誤った歴史認識に基づく不適切な内容でした」としてウェブサイト上で謝罪した。

「誤った歴史認識」というと田母神俊雄前航空幕僚長を思い出してしまうが、あちらは完全な確信犯であるのに対して、こっちは稚拙な放送事故としか考えられない。中島早貴(℃-ute)は自分の思想に基づいて発言したのではなく、台本通りの台詞だったのだろう。
ヒトラー演説に癒し効果があったという根拠は発言内容ではなく彼の演説の調子に『ゆらぎのリズム』があったとのことだが、これはテレ東の発見ではない。ずっと以前に何かの本で読んだ記憶がある。
おそらくこの番組の放送作家がそんな話をどこかで見つけてきて、スタッフが「これはオモシロイ」ってんで番組にしたんだろう。
もちろんこんな内容をテレビで放送すれば大問題になるのは自明の理である。(※注)
「どうせテレ東のアイドル番組なんか、まっとうな人間は見てないだろう」って油断があったのかなwww
生放送ならば別だが、録画番組でこんな内容を放送してしまうスタッフの知能レベルの低さを憂患せざるを得ない。おばかタレントがもてはやされているが、ディレクターや放送作家などスタッフまでおばか化しているのは困ったものである。


(※注)これがもしも『特命リサーチ200X』みたいな番組で「ドイツ国民はなぜヒトラーを支持したのか?」というテーマの1つとして「彼の演説には人々を心地よくするゆらぎのリズムがあった」みたいな紹介の仕方をしていれば問題が起きるどころか「ためになったね~」(@もう中学生)という反響だったろう。お遊びバラエティー番組で「ヒトラーおじさん」とか「偉人」なんて取り上げたから問題になる。同じネタを取り上げるのでも重要なのはTPOだ。テレビを製作するのなら、そういうセンスが必須の筈だが……。


天下三分の計

2008年12月07日 08時24分00秒 | 政治
『三國志演義』がおもしろいのは魏・呉・蜀という三つの国が時には結び、時には反して様々な駆け引きが繰り広げられる点にある。『レッドクリフ』は呉を建国する孫権と蜀を建国する劉備が手を結び、最大勢力である魏の曹操を迎え撃つ話。しかし、この呉と蜀も、のちに呉が劉備の義弟・関羽を騙まし討ちしたことで不倶戴天の間柄となる。

さて、麻生政権の支持率が30パーセントを下回った。当ブログでは以前から「総裁選直後の解散がベスト」と言い続けてきたが、総理の時流を読む力は素人にも劣るようだ。
こうなると自民党に勝てる見込みはない……。
というか、ひとつだけ有るのだが。
それは『三國志』で諸葛孔明が唱えた「天下三分の計」だ。

民主党は「二大政党制での政権交代」を唱えている。これを根底から覆せばいい。
麻生路線に異を唱えている渡辺喜美・中川秀直らに党を割って新党を結成してもらう。もちろん国民新党や新党日本なんてレベルではない。それでは「天下三分」にはならない。自民党の半分で――だ。
新党の党首は小泉純一郎しか考えられない。彼は政界引退を表明しているが、悲願だった郵政民営化の見直しなんて話まで出てきたら現在の自民党政治には我慢の限界だろう。もちろん二度と総理はやる気ないだろうから、総・総分離でいい。党首は小泉だが総理は小池百合子でも石原伸晃でもすればいい。

「次の政権に相応しい政党」の世論調査では民主党が自民党を上回っているが、「次の総理に相応しい人物」では小沢一郎は25パーセントに満たない。小泉新党が出来上がれば民主党の獲得投票数は大幅にダウンする。
自民党・民主党・小泉新党のどれも過半数など取れずに政権を取るには連立しかなくなる。
そこで自民党が小泉新党と連立する。
民主党に政権を渡さない最後の方法は、もうこれしかない。
天下三分の計だ。

でも、おそらく麻生太郎は夢にも思い浮かばない考えだろうなあ。『三國志』といえば横山光輝の往年の大作がある。最近の漫画だけでなく昔の漫画も読めばいいのに……www