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時代のウェブログ

イマを見つめて
提言します

米国、北朝鮮に完敗!

2007年03月19日 19時36分00秒 | 政治
北朝鮮の口座凍結、全額解除で米朝合意


チキンゲームは、先に命が惜しいと思った方が負けるといわれる。今回の決着は、もう失う物がほとんどなく、国家崩壊まで現実味を帯びている北朝鮮と、持っている物が多過ぎる米国の命の惜しさの差だろう。命とは、もちろん政権の命運だ。各所で報道されているように、来年の米大統領選挙が、この合意に色濃く反映されているのは言う間でもない。

政局に外交を利用することなど、日本はもちろん、諸外国でも珍しいことではない。しかし米国のタチが悪いのは、そうやって一方では自国の国益優先の我儘な行動を取るくせに、一方では「世界の警察官」などと正義の味方面する点だ。いいかげん二枚舌はやめてくれないものか。

それにしても、北朝鮮が今回の大幅譲歩を引き出せたのは、一にも二にも核の力だろう。あるいはイラクやアフガニスタンも核を保有していれば、米国が同様の対処をしたか疑わしくなってくる。
「なんだかんだ言っても、やっぱり核は持っておけば得」
――今回の決着を受けて、イスラム諸国など米国と意見を異にする諸国が思い、新たな核拡散へと広がっていけば、政局に外交を利用した米国の罪は非常に重い。

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ドラフト制度だけ見直せば良いのか?!

2007年03月19日 07時26分00秒 | スポーツ
プロ野球西武ライオンズの裏金問題で、ドラフト制度の指名枠廃止が議論されている。指名枠という制度があるため裏金問題が起きるのは事実だ。だから裏金問題を無くすために指名枠をやめようというのは理解できる。しかし、裏金問題を無くす、もうひとつの方法については誰も言及しないので遅ればせながら書く。裏金問題を無くすもうひとつの方法とは、ドラフト制度そのものの廃止だ。ドラフト制度を無くして完全自由競争にすれば、表金の札束戦争になるから裏金など使う余地はない(笑)。

ドラフト制度を無くせば各球団の戦力が偏ってプロ野球がつまらなくなると言う。冗談じゃない。プロ野球選手1人1人にだって、個人の生活がある。人生がある。野球ファンの楽しみのために、たった一度の人生を左右されるのか?
「プロ野球選手は、1球団に入るのではなく、プロ野球機構という組織に就職すると見なすべきだ」
これがドラフト制度を肯定する時に用いられる詭弁だ。

HONDAに就職したいと希望している学生がいたとする。彼に「同じ自動車会社だから、お前はトヨタに入れ」とか「日産に入れ」とかいう理屈が通じるか?

アメリカは完全ウェーバー制度でドラフトが行われている。指名枠廃止を主張する人は、すぐ米国のメジャーリーグを持ち出す。しかし米国が整備しているのはドラフト制度だけではない。例えば球団支配下選手の年棒総額は全ての球団が同一になるように定めている。テレビ等の放送権料はコミッショナーが統括して全球団に均一に分配している。様々な点で、球団の選手待遇に差が生じないようにシステムが整備されているのだ。

ひところのような巨人偏重主義は影を潜めてきた。しかし、未だに12球団すべてが同一の待遇になったとは決して言い難い。このような状況で「プロ野球機構に就職するのだから、球団を選択する権利は選手に与えない」と言えようか?

見直すのはドラフト制度ではない。まず、その前に、球団格差を是正する根本的な改革が必要だ。

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