JASRACが「おふくろさんのご利用について」という注意書きをWEBに掲載した。
ネット巡回してると、たまにBBSやブログで喧嘩してる連中がいて、野次馬根性でロムってるのが非常に愉快だ。大局的、大上段に論じているが、結局は相手一人に対する攻撃なんだよね。
今回の「おふくろさん騒動」をおもしろがって、カラオケでアドリブ入れて歌ってる人間は結構いるだろうと思う。しかし、そんな場末のカラオケ客一人一人まで取り締まるのは不可能だろう。結局、この注意書きの対象者は、森進一たった一人だろう(笑)。森進一ひとりが読めば済む内容を、世間への告知みたいに掲載してるところが、ネットバトルしてる人たちのようで、ちょっと面白いと感じた訳で……。(※1)
ただし一見、川内氏側に立ってるように見えるが、「なお、オリジナルバージョンの『おふくろさん』は、従来どおりご利用になれます」を裏読みすれば、「普通に歌うのは問題ないからね、森さん」と読める(笑)。
確かに川内氏は作詞の知的財産所有権を持っているが、他にも作曲・編曲・演奏(歌唱)の知的財産所有権もあるのだから、作詞者が楽曲全ての使用を禁止するのは越権行為といえる。
――だからと言って、森進一が平然と歌えば、ますますこじれそうだが……www
※1――全体の流れが狂うので、最後に補足。JASRACの注意したい真の相手はマスコミか? 歌詞を追加したバージョンの曲は流さないようにと沈静化を意図しているとも取れる。これを受けてか、フジの『とくダネ』ではナレーションに変えていたが、テレ朝の『ワイドスクランブル』では依然そのまま流していたので効果はイマイチか?