友人GALLEON氏のブログ「Fly high」で「やられた!」と称し、ちょっと怪しげな食べ物の紹介をしていた。ここで紹介された「虎屋」は広島県福山市にあるという。たまたま、大学時代にアオチューゼミでゼミ長・副ゼミ長(私)として迷コンビを組んでいた、おミヤさんという女性が福山在住なので、メールで聞いてみたら5分で返事が返ってきた。
「知っとるで。中高通り道じゃもん。行ったことはにゃあけど。通りガかったら入ってみるわ。よおわからんでごめんね。(福山弁風でした)」(原文ママ)
…福山弁は広島弁と若干違うようだ…いや、そこに関心を持っている場合ではない。残念ながら食べたことはないそうだ。近所なのに、惜しい。
私の周りは変わった飲食物を探すのが趣味の人間が結構いる。初めてそんな人間と知り合ったのは、高校時代の友人T氏であった。彼は高校2年の途中までは全くフツーの男であったが、修学旅行で運命の遭遇をしてから、その喜びに目覚めてしまった。新幹線ホームで売っていた、インカ帝国の天然樹木茶・「タヒボ・ベビーダ」(以下「タヒボ」)が、彼の人生を変えてしまったのである。
最初は、みんなで自販機で飲み物を購入しようとして、コーヒーと間違えて買ったのだという。確かに、リンク先の写真を見ていただいてもわかるように、かなり紛らわしい。一口飲んだ彼は、あまりの独特な味に、狂ってしまった。その後、修学旅行先の関西で、彼は何かに取り憑かれたかのように珍妙な味の飲料を探し続ける。その結果、行き着いたのが「関西三大飲料」であった。前述の「タヒボ」、「あめゆ(ひやしあめ)」、「ニッキ水」の三種類である。あめゆ(ひやしあめ)とニッキ水は、地元では割とポピュラーな飲み物であるようだが、東京育ちで関西の味など全く知らなかった彼にとって、大変な衝撃を受けたことは想像に難くない。
高校の卒業式の日、T氏と、彼と志を同じくするA氏が、私に卒業の記念に渡したいものがあるという。なんと、あの修学旅行の日に余計に買い込んでいた「タヒボ」であった。目の前で飲めと言う。あの「タヒボ」を、しかも、購入して1年半は経っているシロモノを飲めというのか…?しかし、ここで拒めば友情にヒビが入りかねない(笑)。私は、意を決してプルトップを開け、ひと思いに口の中へ「タヒボ」を流し込んだ。
「こ、これは…学校のうがい薬…!?…ゲホゲホッ…、クェー!!(自我崩壊)」
小・中学校の頃、こんなうがい器が学校に設置されていたことを思い出した。あそこから出る水にはうがい薬が混ぜてあり、口に入ると変な甘ったるさが広がって、何ともイヤな気分になったものだった。変な薬臭さといいあの味といい、そっくりだ。
半泣き状態で全部飲んだ。これでもう私も彼らの一員である(歓迎儀式かこれは)。それから我々はさらにメンバーを集め、「タヒボ・ツアー」と称して毎年のようにあらゆる地方に赴き、奇妙な飲料を探し歩いたのだった。最初のタヒボがあまりに劇的すぎて、なかなか「これは!」というような飲料に巡り会わなかったのだが、千葉の館山で見つけた「カフェ・ガラナ」はタヒボに勝るとも劣らぬもの凄い味で、一口だけ飲んで挫折した覚えがある。
今では全員すっかり落ち着いてしまい「タヒボ・ツアー」もやらなくなったが、去年私が台湾に旅行した際、向こうの怪しげな飲食物を目にする度、ちょっぴり血が騒いだ。さすがに試す度胸は消え失せていたが「あの時の妙な探求心はまだ健在なのだな」と、そんな自分がちょっと嬉しかった。
「知っとるで。中高通り道じゃもん。行ったことはにゃあけど。通りガかったら入ってみるわ。よおわからんでごめんね。(福山弁風でした)」(原文ママ)
…福山弁は広島弁と若干違うようだ…いや、そこに関心を持っている場合ではない。残念ながら食べたことはないそうだ。近所なのに、惜しい。
私の周りは変わった飲食物を探すのが趣味の人間が結構いる。初めてそんな人間と知り合ったのは、高校時代の友人T氏であった。彼は高校2年の途中までは全くフツーの男であったが、修学旅行で運命の遭遇をしてから、その喜びに目覚めてしまった。新幹線ホームで売っていた、インカ帝国の天然樹木茶・「タヒボ・ベビーダ」(以下「タヒボ」)が、彼の人生を変えてしまったのである。
最初は、みんなで自販機で飲み物を購入しようとして、コーヒーと間違えて買ったのだという。確かに、リンク先の写真を見ていただいてもわかるように、かなり紛らわしい。一口飲んだ彼は、あまりの独特な味に、狂ってしまった。その後、修学旅行先の関西で、彼は何かに取り憑かれたかのように珍妙な味の飲料を探し続ける。その結果、行き着いたのが「関西三大飲料」であった。前述の「タヒボ」、「あめゆ(ひやしあめ)」、「ニッキ水」の三種類である。あめゆ(ひやしあめ)とニッキ水は、地元では割とポピュラーな飲み物であるようだが、東京育ちで関西の味など全く知らなかった彼にとって、大変な衝撃を受けたことは想像に難くない。
高校の卒業式の日、T氏と、彼と志を同じくするA氏が、私に卒業の記念に渡したいものがあるという。なんと、あの修学旅行の日に余計に買い込んでいた「タヒボ」であった。目の前で飲めと言う。あの「タヒボ」を、しかも、購入して1年半は経っているシロモノを飲めというのか…?しかし、ここで拒めば友情にヒビが入りかねない(笑)。私は、意を決してプルトップを開け、ひと思いに口の中へ「タヒボ」を流し込んだ。
「こ、これは…学校のうがい薬…!?…ゲホゲホッ…、クェー!!(自我崩壊)」
小・中学校の頃、こんなうがい器が学校に設置されていたことを思い出した。あそこから出る水にはうがい薬が混ぜてあり、口に入ると変な甘ったるさが広がって、何ともイヤな気分になったものだった。変な薬臭さといいあの味といい、そっくりだ。
半泣き状態で全部飲んだ。これでもう私も彼らの一員である(歓迎儀式かこれは)。それから我々はさらにメンバーを集め、「タヒボ・ツアー」と称して毎年のようにあらゆる地方に赴き、奇妙な飲料を探し歩いたのだった。最初のタヒボがあまりに劇的すぎて、なかなか「これは!」というような飲料に巡り会わなかったのだが、千葉の館山で見つけた「カフェ・ガラナ」はタヒボに勝るとも劣らぬもの凄い味で、一口だけ飲んで挫折した覚えがある。
今では全員すっかり落ち着いてしまい「タヒボ・ツアー」もやらなくなったが、去年私が台湾に旅行した際、向こうの怪しげな飲食物を目にする度、ちょっぴり血が騒いだ。さすがに試す度胸は消え失せていたが「あの時の妙な探求心はまだ健在なのだな」と、そんな自分がちょっと嬉しかった。
別に変わった飲食物を探す「趣味」は無いんだけどなぁ…
あれは怪しげと言うより、見た目とのギャップが面白いから取り上げたようなものだし。
(味は普通のチョコレートケーキにシュークリームらしい。)
まぁ、それを「ゲテモノ」と呼ぶのなら否定はしないけど。
ちなみに、この件では私も「被害者の一人」であることは、もはや言うまでもありません…
これはこれは大変失礼いたしました。ご指摘の部分を削除するなど、文章に一部手直しを加えておきました。個人的に、本来の意味に加えて、見た目や味の変わったものとかもひっくるめて手っ取り早く「ゲテモノ」という言葉を使っておりましたので、ちょっと誤解を招いてしまったかも知れません。
以後、もっと注意して文章書きます。スミマセンでした!
いやあ、懐かしいですねぇ。確か「あめゆ(冷やしあめ)」は私がその「タヒボ・ツアー」で大阪で再発見しましたね。生姜に蜂蜜なので、体にはよさそうですが、味は正直まずかったです。ハイ。
私も不思議な飲み物を探すことはなくなりましたが、初めて入る店では、その店しかないものを注文することがよくあります。その辺の「チャレンジャー精神」とでも言いますか、それは今でも残っているのかなと、思ったりします。
「あめゆ(ひやしあめ)」実は関西じゃちっとも珍しくなくて、大阪出身の父方の祖母(故人)は知ってました。東京じゃ飲む機会がなかったようで、だから私も知らなかったんですが、祖母は普通に「あれはおいしいし、体にもエエんよ」と語っておりました。小さい頃から飲んでいれば、我々の認識も変わっていたんでしょうがね。
ニッキで思い出したんじゃが、ワシが知ってる変わった飲料は、ルートビア。
http://softdrinks.org/asd9906a/rootbeer.htm
コレかなりクセあるが、慣れるとなかなかじゃよ。なんでもニッキに似てる風味だそうな。
余談じゃが、このルート置いとるA&Wのバーガーはすんごいうまい。この味を覚えたら最後、他のチェーンには行かなくなるぞよ。
http://www.awok.co.jp/
国内だと沖縄だけなのがちと難点じゃが。
まぁ、トマトジュースは近寄るだけで失神&青汁OKな味覚音痴の戯言じゃ。
A&Wとは、初耳ですな。私はモス以外のハンバーガーは好きじゃありませんが、そんなにうまいと言うなら食ってみたかとです…なんで意味もなく語尾がヒロシ調になってるんだ?
キャー!おミヤさんご本人ご降臨キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
またちょくちょくご登場願おうと思っておりますのでよろしくお願いします。
ブログ、5分もあれば簡単に作れちゃいますよー。作った暁にはリンクさせて下さいませ。お待ちしています!